5月20日付ロシア
『スプートニク』国際オンラインニュースの報道記事「プーチン氏、ロシアは日本側と平和条約締結交渉に前向きと発言」:
「・プーチン大統領は5月20日、ソチで開催されたロシア・ASEANサミット後の記者会見で、日本側と平和条約締結交渉を積極的に進める考えを示し、その中には北方領土問題も含めることを披露。
・ロシアは従来、1951年のサンフランシスコ講和条約に基づき、国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島を含めた北方領土が旧ソ連に帰属したとの立場。...
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5月20日付ロシア
『スプートニク』国際オンラインニュースの報道記事「プーチン氏、ロシアは日本側と平和条約締結交渉に前向きと発言」:
「・プーチン大統領は5月20日、ソチで開催されたロシア・ASEANサミット後の記者会見で、日本側と平和条約締結交渉を積極的に進める考えを示し、その中には北方領土問題も含めることを披露。
・ロシアは従来、1951年のサンフランシスコ講和条約に基づき、国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島を含めた北方領土が旧ソ連に帰属したとの立場。
・当該4島の返還を求める日本側との間で、北方領土問題が長期にわたり懸案事項となって、第二次大戦後の日ロ平和条約が未締結の状態。」
5月19日付ロシア
『ロシア・インサイダー』オンラインニュースの報道記事「日本側、ソチサミットでロシアに言い寄る」:
「・5月6日の安倍首相・プーチン大統領のソチ会談では、何ら公式な決定はなされなかったものの、経済協力、同大統領の訪日等、前向きな動きの契機。
・具体的には、5月半ばには、ユーリ・トルトネフ大統領補佐官(極東担当)が来日して、日本側の極東への投資誘致交渉。
・また、9月2~3日にウラジオストックで開催予定のロシア東部経済フォーラムに安倍首相を招待。
・景気回復のための経済連携を望むロシア側、及び北方領土を含めた平和条約締結を求める日本側にとって、ソチサミットは意義ある首脳会談。」
5月17日付中国
『チャイナ・デイリィ』(
『ロイター通信』記事引用)の報道記事「プーチン氏、2016年末に訪日予定」:
「・ロシア大統領府のユーリ・ウシャコフ補佐官は5月17日、長い間ペンディングとなっていたプーチン大統領の訪日について、2016年末となる可能性に言及。
・同補佐官はまた、その前に安倍首相が、9月にウラジオストックで開催される経済フォーラムに出席し、同大統領と日ロ間の大規模な経済連携につき協議予定と発表。」
一方、5月19日付米国
『ユーラシア・レビュー』通信の報道記事「日ロ関係は雪解け?」:
「・最近の日ロ関係は、2014年のウクライナ問題に伴う欧米からの経済制裁に日本も賛同したこともあって、停滞傾向が継続。
・両国間は、北方領土帰属問題が障害となり、第二次大戦後の平和条約が未締結となっている状況。
・かかる停滞状況の改善を試みたのが、5月6日にソチでプーチン大統領と首脳会談を持った安倍首相。
・オバマ大統領は、ウクライナ問題を契機に、ロシア孤立化政策を取っており、日本にも同調することを求めていて、今年2月には、安倍首相の訪ロ案に対して、少なくとも5月26~27日の主要7ヵ国首脳会議(G7サミット、2014年よりロシア排除)以降とするよう要請。
・ただ、米国としても、シリア問題でロシアと協議する必要があったことから、安倍氏の訪ロの差止めまでは不可能だったと分析。
・経済制裁等で景気後退に喘ぐロシアにとって、中国との連携は渡りに船であったこともあり、(歩み寄ってくる)日本との関係改善が必要と判断したと予想。
・そして、原油価格低迷とルーブル下落に伴い、エネルギーインフラの開発投資が単独では無理となったロシアとして、日本からの経済支援が必須となり、一方日本側としても、ロシアから天然ガスなどをもっと輸入できれば、総合的にエネルギー戦略上メリットが大きいと判断。」
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5月16日付米
『シアトル・タイムズ』(
『AP通信』記事引用)の報道記事「北朝鮮の脅威に対抗するため、日米韓が合同演習」:
「・韓国の国防部(省に相当)高官は5月16日、日米韓が来月初めて、北朝鮮のミサイル発射の脅威に対抗するため、ミサイル防衛合同演習を行うと発表。
・合同演習は、6~8月にハワイ沖で開催される多国間合同演習の一環として、6月28日頃に予定。」
同日付米
『ブルームバーグ』オンラインニュースの報道記事「日米韓、北朝鮮のミサイル
防衛の合同演習を計画」:
「・米軍は元々、今夏にハワイ沖で多国間合同演習(RIMPAC、注後記)を開催予定で、その機会を捉えて、歴史問題で揺れる日韓間の協力体制の強化を図る意向。...
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5月16日付米
『シアトル・タイムズ』(
『AP通信』記事引用)の報道記事「北朝鮮の脅威に対抗するため、日米韓が合同演習」:
「・韓国の国防部(省に相当)高官は5月16日、日米韓が来月初めて、北朝鮮のミサイル発射の脅威に対抗するため、ミサイル防衛合同演習を行うと発表。
・合同演習は、6~8月にハワイ沖で開催される多国間合同演習の一環として、6月28日頃に予定。」
同日付米
『ブルームバーグ』オンラインニュースの報道記事「日米韓、北朝鮮のミサイル
防衛の合同演習を計画」:
「・米軍は元々、今夏にハワイ沖で多国間合同演習(RIMPAC、注後記)を開催予定で、その機会を捉えて、歴史問題で揺れる日韓間の協力体制の強化を図る意向。
・その一方で米軍は、韓国へのTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)配備につき協議中。」
同日付ロシア
『スプートニク』国際オンラインニュースの報道記事「北朝鮮の脅威に対抗
して、日米韓が合同演習」:
「・韓国国防部高官は、イージス艦などが参加し、北朝鮮が発射する弾道ミサイルの探知や撃墜などのシミュレーションを行う、艦対空の演習になると説明。」
同日付北朝鮮
『北朝鮮時報』の報道記事「日米韓がミサイル防衛合同演習」:
「・3ヵ国の合同演習は、北朝鮮の長距離弾道ミサイルや核兵器の脅威に対抗するためのもので、世界最大のRIMPAC合同演習の一環で実施予定。」
一方、同日付韓国
『ザ・コーリア・ヘラルド』紙の報道記事「中国、日米韓ミサイル防衛
合同演習計画に対して自制を要求」:
「・中国外交部の洪(ホン)報道官は5月16日、日米韓が公表した3ヵ国合同演習の計画に対して、朝鮮半島における緊張を高めるような行動は慎むよう自制を要求。」
(注)RIMPAC(環太平洋合同演習):米海軍主催による、ハワイの周辺海域で実施される海軍の軍事演習。初めて開催されたのは1971年。その後、ほぼ隔年で実施。演習の主目的は、参加国間の共同作戦能力の向上にある。参加国は米国の同盟国に限定されているわけではなく、ロシアや中国なども参加した実績がある。日本の海上自衛隊が参加したのは1980年から。
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