シャチは、非常に知能が高く(言語コミュニケーションが可能)かつ獰猛な狩りを行うことから、最強の海洋生物と言われている。中でも、スペイン沖に棲息するイベリアシャチの一部は、スペイン沖から地中海辺りを航行する船舶を仮想敵としている模様で、直近4年間で700隻近くの船が襲撃されている。そしてこの程、ジブラルタル海峡(地中海西端、スペイン・モロッコ間)のモロッコ海域で1隻のヨットが沈没させられている。
5月14日付
『ロイター通信』、
『BBCニュース』、
『CNNニュース』等は、ジブラルタル海峡航行中のヨットがシャチの群れの攻撃に遭って沈没させられたと報じている。
スペインの海洋救助局(運輸省傘下、1992年設立)は5月13日、ジブラルタル海峡のモロッコ海域で前日午前9時に、シャチの群れの攻撃に遭って1隻のヨットが沈められたと発表した。
沈没したのは15メートル長の「アルボラン・コニャック号」で、シャチの群れによって舵付近に体当たりを繰り返されているうちに浸水が始まって、最後に沈んでしまったという。...
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5月14日付
『ロイター通信』、
『BBCニュース』、
『CNNニュース』等は、ジブラルタル海峡航行中のヨットがシャチの群れの攻撃に遭って沈没させられたと報じている。
スペインの海洋救助局(運輸省傘下、1992年設立)は5月13日、ジブラルタル海峡のモロッコ海域で前日午前9時に、シャチの群れの攻撃に遭って1隻のヨットが沈められたと発表した。
沈没したのは15メートル長の「アルボラン・コニャック号」で、シャチの群れによって舵付近に体当たりを繰り返されているうちに浸水が始まって、最後に沈んでしまったという。
乗船していた2人は、付近を航行中のオイルタンカーに救助されて無事だったという。
大西洋岸に棲息するシャチの観察研究を行っているGTOAによると、シャチによる船舶への攻撃は2020年5月に初めて認められて以来、この4年間で700件近くに上るという。
GTOAの専門家は、船舶攻撃の理由ははっきりしないとしながらも、①(イルカと同様の)興味からの遊び心、②過去に船にぶつけられたり漁網にかけられたりしたための復讐、③捕食対象のマグロを奪う漁船への恨み、等が考えられるとする。
なお、同海域には約50頭のシャチが確認されているが、そのうち船舶に攻撃を加えるのは「グラディス」と名付けられた15頭ほどの一団だとされている。
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昨今、インターネットの弊害が懸念されており、規制に至る場合もあるが、インターネット使用と生活満足度に関する最新研究によると、概ねネットと健康の関係性は、「良好で肯定的なもの」と判断されたという。
5月13日付
『Yahooニュース』(PA media):「インターネット使用が健康に関係するとの研究」:
国際的な研究によると、インターネットを使うことは、健康によいと言えるかもしれない。
一般的にインターネットの使用は問題視されがちだが、オックスフォード大学オックスフォード・インタネット・インスティテュートの研究者らが、168カ国200万人のデータを調査したところ、インターネットと健康の関係性は良好なものだと判断された。...
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5月13日付
『Yahooニュース』(PA media):「インターネット使用が健康に関係するとの研究」:
国際的な研究によると、インターネットを使うことは、健康によいと言えるかもしれない。
一般的にインターネットの使用は問題視されがちだが、オックスフォード大学オックスフォード・インタネット・インスティテュートの研究者らが、168カ国200万人のデータを調査したところ、インターネットと健康の関係性は良好なものだと判断された。
ネットアクセスが有る人の「生活への満足度」はそうでない人に比べ8.5%高く、肯定的な経験も8.3%高い結果となった。調査された3.3万の項目のうち84.9%でネット環境と健康の関係性が肯定的とされた。
研究では、健康を8つの指標、生活の満足度、日常の肯定的や否定的経験、2つの社会的健康(住む所とその安全性に関する幸福度)、身体的健康、コミュニティの健全性、目的達成経験で測定。教育、収入、健康も考慮されているが、ソーシャルメディアの使用については除外されている。
同研究所のアンドリュー・プシビルスキ教授は、「若者のソーシャルメディアやネット使用を心配する必要のない時代が来るだろう。この結果が、スクリーンタイム関連の議論に発展し、規制等の政策を決める上での有用な資料になる」としている。
アメリカ心理学会による「テクノロジー、マインド、ビヘイビア(TMB)」に掲載された同研究では、ギャラップ世界世論調査の168カ国241万人による2006~2021年の調査が用いられている。
同日付英『BBC』:「インターネットアクセスが健康に関係するとの研究」:
EUや英国等、世界の大部分においては、ネットの弊害が懸念されており、規制に至る場合もある。
オックスフォード・インターネット・インスティテュートによる「インターネット使用と健康との関係」を調べた研究では、ソーシャルメディア使用や、若い女性の間でのうつ症状と一定の関係があるとしながらも、全体的な利点は、客観的なデータとして利用されるべきだとしている。
南米、アジア、アフリカ等各国15~99歳の200万人から、2006~2021年にデータを抽出。ネット接続があり、積極的に利用する環境にある人々が、より大きな生活上の満足感を得て、社会的に健康だと報告されている。
ネットの安全性を議論する上で中心となる「ソーシャルメディア」については触れていないが、より広範なインターネットアクセス全般へのアプローチを行っている。
研究では、生活の満足度、日常の気分変化(楽観や悲観)、コミュニティへの満足度など、8つの健康チェック項目を使用した。約3万4千の統計モデルや部分データを分析。その結果、85%がネット環境と健康の関係は、「良好で肯定的なもの」と判断された。
5%は、ネット環境やコミュニティ関係が「好ましくない、否定的なもの」と判断された。これは15~24歳の若い女性の間で顕著だった。これはネットが不幸を生むというより、既存の「サイバーいじめ、ソーシャルメディア使用とうつとの関係」の既存研究に関連するものだと強調されている。
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