世界銀行による「2019年ビジネス環境ランキング(起業のしやすさ等)」でロシアが日本を抜いて31位に躍進【米・韓国メディア】
世界銀行(WB)は2003年より、中小の国内企業のビジネス環境をモニタリングする報告書を発行している。各国・地域の資金調達や電力供給、税制など10項目を分析し、起業のしやすさ等についてランキングしたもので、10月末に最新版「2019年ビジネス環境ランキング」を発表した。それによると、ロシアが日本(昨年の34位から39位に後退)を抜いて31位に躍進している。安倍政権による経済成長戦略において、“2020年までに先進国3位”を達成目標として掲げているが、規制改革の遅れ等で上位に食い込むのが難しくなっている。
10月31日付米
『ロイター通信』:「ロシアがWBの世界ビジネス環境ランキングで31位に躍進」
WBが10月31日にリリースした「2019年ビジネス環境ランキング」(対象190ヵ国)によると、ロシアが昨年の35位から31位に順位を上げた。
2011年報告書では120位であったことから、ウラジーミル・プーチン大統領が掲げている目標“10年以内にトップ10入り”の下、大躍進を遂げていると言える。...
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10月31日付米
『ロイター通信』:「ロシアがWBの世界ビジネス環境ランキングで31位に躍進」
WBが10月31日にリリースした「2019年ビジネス環境ランキング」(対象190ヵ国)によると、ロシアが昨年の35位から31位に順位を上げた。
2011年報告書では120位であったことから、ウラジーミル・プーチン大統領が掲げている目標“10年以内にトップ10入り”の下、大躍進を遂げていると言える。
特にここ数年、クリミア半島併合に伴う欧米からの経済制裁、米大統領選への不当介入問題での米制裁等に喘いでおり、その中での躍進はロシアの威信の表れとみられる。
ただ、WBは同報告書の中で、ロシアは更に小規模投資家保護や企業責任を問う法制を改善・強化する必要があるとしている。
なお、ニュージーランドが3年連続首位となっている。最下位はソマリアである。
同日付韓国『聯合(ヨナプ)ニュース』:「韓国、WBビジネス環境ランキングで5位に後退」
10月31日にWBが発表した「2019年ビジネス環境ランキング」で、韓国は昨年よりひとつ順位を下げて5位となった。
起業上の法整備、電力供給、建築許可では上位に評価されているが、破綻処理、資金調達の点で評価をさげたことが総合順位に影響を及ぼしたものとみられる。
なお、首位ニュージーランド、2位シンガポール、3位デンマークは3年連続同じ結果となっている。
そして、香港が4位に躍進し、以降、6位ジョージア、7位ノルウェー、8位米国、9位英国、10位マケドニアとなっている。
(参考)「2019年ビジネス環境ランキング」における、主な国のランキングは以下のとおり:13位台湾、18位豪州、22位カナダ、24位ドイツ、30位スペイン、32位フランス、38位スイス、39位日本(昨年34位)、46位中国、77位インド。
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ドゥテルテ比大統領;リビアで拉致されたフィリピン人救出のため、フリゲート艦派遣を検討【米・フィリピンメディア】
フィリピン及び韓国政府発表では、リビアで先月初めに武装集団に拉致されたのは、韓国人1人とフィリピン人技師3人であることを確認した。韓国政府は今月初め、ソマリア沖アデン湾で海賊の警戒に当っていた駆逐艦をリビアに派遣して、身柄解放を目指して示威行為をみせた。そして、ドゥテルテ比大統領も、韓国政府やリビア政府と共闘するため、フリゲート艦を派遣することを検討していると明かした。
8月3日付米
『ブライトバート』オンラインニュース:「ドゥテルテ大統領、リビアで拉致されたフィリピン人救出のためフリゲート艦派遣を検討」
『CNNニュース』の8月3日報道によると、ロドリゴ・ドゥテルテ比大統領は、リビアで拉致されたフィリピン人3人と韓国人1人を救出するため、フリゲート艦を派遣することを検討しているという。
リビアの水利事業の現場で先月6日、武装勢力によって4人が拉致されたが、その後犯人側が流したビデオ映像で、フィリピン人技術者3人と韓国人1人であることが判明した。...
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8月3日付米
『ブライトバート』オンラインニュース:「ドゥテルテ大統領、リビアで拉致されたフィリピン人救出のためフリゲート艦派遣を検討」
『CNNニュース』の8月3日報道によると、ロドリゴ・ドゥテルテ比大統領は、リビアで拉致されたフィリピン人3人と韓国人1人を救出するため、フリゲート艦を派遣することを検討しているという。
リビアの水利事業の現場で先月6日、武装勢力によって4人が拉致されたが、その後犯人側が流したビデオ映像で、フィリピン人技術者3人と韓国人1人であることが判明した。
フィリピン外務省のエルマー・ケイトー報道官によると、在リビア比大使館が、トリポリ(リビア西部にある首都)から約500キロメーター離れた現場で、3人の技術者が不特定の犯人グループに拉致されたことを確認したという。
フィリピン大統領府ハリー・ローク報道官は、自身とシルベストリ・ベロ労働相が現地に飛ぶことも検討していると明かした。
一方、韓国『聯合(ヨナプ)ニュース』によると、韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は、アデン湾で海賊の警戒に当っていた駆逐艦をリビアに派遣したとし、拉致された韓国人救出のために全力を尽くすと発表している。
なお、リビアでは、武装集団やテロリスト・グループが暗躍していて、外国人労働者や外交官を拉致して身代金を要求する事件を度々起こしている。
8月4日付フィリピン『マニラ・ブルティン』紙:「フィリピン海軍、リビアで拉致された同胞救出のため出動準備」
フィリピン海軍報道官のジョナサン・ザタ中佐は、最高指揮官であるドゥテルテ大統領の命令が出次第、拉致された同胞を救出するため、いつでも出動できる準備はできているとした。
同中佐によれば、在トリポリのボーイ・メリコー臨時代理大使と連携を密にして、バハレーン駐留の連合海上部隊が出動態勢を整えているとする。
なお、ドゥテルテ大統領は8月3日、同胞救出のためにフリゲート艦を派遣することを検討していると発言している。
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