9月21日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「日本の首相、対北朝鮮追加制裁採択を国連に要請」
「●安倍晋三首相は9月20日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、北朝鮮の暴挙は国連の存在意義に対する挑戦であるので、国連としても断固たる対応を取るよう要請。
●更に同首相は、英国のテリーザ・メイ首相とも会談し、対北朝鮮追加制裁決議採択に向けて協力していくことで合意。...
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9月21日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「日本の首相、対北朝鮮追加制裁採択を国連に要請」
「●安倍晋三首相は9月20日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、北朝鮮の暴挙は国連の存在意義に対する挑戦であるので、国連としても断固たる対応を取るよう要請。
●更に同首相は、英国のテリーザ・メイ首相とも会談し、対北朝鮮追加制裁決議採択に向けて協力していくことで合意。
●また、岸田文雄外相も主要7ヵ国外相会合に参加して、日本は、北朝鮮の“挑発行動”を受けて、独自の追加制裁導入を決定したと表明。」
同日付韓国
『KBSニュース』:「国連総会、北朝鮮の追加核実験非難決議採択」
「●国連総会は9月21日、出席した203ヵ国の加盟国の内200ヵ国の賛成投票で、北朝鮮の追加核実験を非難する決議を採択。
●同決議ではまた、北朝鮮が国際社会に受け入れられるには、核開発を止めて非核化方針に転換する以外選択の余地はないとも付言。」
*補足:法的拘束力があるのは、国連安全保障理事会の決議のみ。
一方、同日付中国
『新浪(シナ)英字ニュース』(
『環球時報』記事引用):「北朝鮮の追加核実験を受けて、米中が協力」
「●米大統領府は9月19日、バラク・オバマ大統領と李克強(リー・コーチアン)首相が会談し、5回目の核実験を強行した北朝鮮に対して、安保理で新たな制裁決議を検討することで一致したと発表。
●しかし、
『新華社通信』によると、李首相は、米軍が韓国に終末高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)を配備することを決めたことに反対を表明し、情勢を緊迫させる行動を慎むよう要求。」
また、9月20日付英
『メール・オンライン』(
『AFP通信』記事引用):「北朝鮮、新たなロ
ケット・エンジンの開発に“成功”とぶち上げ」
「●
『朝鮮中央通信』は9月20日、北朝鮮が衛星打ち上げに資する新しいロケット・エンジンの開発に成功したと報道。
●開発試験に立ち会った金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、数年内に静止衛星の保有国になると発言。
●韓国の統一部(省に相当)高官は、静止衛星打ち上げには高度3万6,000キロメーター(2万2,500マイル)まで到達する出力エンジンが必要にて、この開発に成功したとすれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に転用して、米東海岸のワシントン特別区まで射程範囲とすることを可能にするとコメント。
●北朝鮮研究専門家は、北朝鮮は宇宙開発5ヵ年計画の最終年を迎えることから、国連安保理が追加制裁決議を採択した場合や、米国の大統領選の投票が行われる前後に、衛星打ち上げと称した、長距離弾道ミサイルの発射実験を行う恐れがあると予測。」
更に、9月21日付韓国
『聯合ニュース』:「北朝鮮、韓国配備のTHAADを核攻撃の標的に
すると脅し」
「●
『朝鮮中央通信』は9月21日、米軍がTHAADを韓国に配備したら、まずそれが核攻撃の標的になるだろうと報道。
●THAAD配備は米国の覇権主義の象徴でしかなく、それを受け入れる朴槿恵(パク・クネ)政権は断じて許せない、とも報道。」
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9月14日付韓国
『KBSニュース』:「中国、北朝鮮への国連追加制裁に合意」
「●中国外交部の王毅(ワン・イー)部長は9月13日、韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)部長と電話協議した際、北朝鮮に対する国連安保理の追加制裁に同意すると表明。
●王部長はまた、中国は既に北朝鮮の核実験反対を明確に表明しているが、関係各国には理性と抑制を持って、悪戯に緊張を高めないよう求めるともコメント。...
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9月14日付韓国
『KBSニュース』:「中国、北朝鮮への国連追加制裁に合意」
「●中国外交部の王毅(ワン・イー)部長は9月13日、韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)部長と電話協議した際、北朝鮮に対する国連安保理の追加制裁に同意すると表明。
●王部長はまた、中国は既に北朝鮮の核実験反対を明確に表明しているが、関係各国には理性と抑制を持って、悪戯に緊張を高めないよう求めるともコメント。」
一方、9月15日付米
『CNBCニュース』:「中国、一方的な北朝鮮制裁は核問題解決に寄与しないと日本に通告」
「●中国の王部長は9月14日、岸田文雄外相と電話協議した際、一方的な制裁は何の解決にもならないし、中国はこれに反対すると表明。
●この前日、米国の北朝鮮問題担当高官が訪日して日本の外務省関係者と会談した際、米国が独自に追加制裁を導入することを意図していると表明。
●中国の主張は、悪戯に緊張を高めるだけの一方的な制裁ではなく、北朝鮮を関係各国との対話の席に着かせるためのものが必要というもの。」
同日付英
『メール・オンライン』(
『ロイター通信』記事引用):「中国、“役に立たない”一方的な北朝鮮制裁に反対を表明」
「●中国の王部長は、中国は北朝鮮の追加核実験に断固反対するため、国連安保理が追加制裁を検討することに同意するが、その内容は一方的にただ緊張を高める結果をもたらすものではなく、朝鮮半島の現状を改善するに資する内容とすべきだと主張。」
また、同日付中国
『新浪(シナ)英字ニュース』:「北朝鮮、米国が朝鮮半島を“火薬庫”にしていると非難」
「●北朝鮮は9月14日、米国が韓国にB-1B超音速爆撃機2機を飛来させ、核先制攻撃の可能性を示し、北朝鮮人民軍を威圧していると非難。
●米軍は9月13日、北朝鮮の追加核実験実施を受けて、同盟国韓国の安全保障のためとして同機を韓国に派遣。
●なお米軍は来月、韓国軍との合同軍事演習のため、原子力空母“ロナルド・レーガン”を中核とした第五空母攻撃部隊(注後記)を派遣予定。」
(注)第五空母攻撃部隊:空母ロナルド・レーガンを中核とし、ミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、攻撃型潜水艦、補給艦および空母艦載機である空母航空団からなる戦闘艦隊。
自ら補給艦を持っているため、自律した戦闘単位として作戦を遂行することができる。横須賀港が母港。
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