リズ・トラスは保守派政党の多くの重鎮で構成される合計11人のボリス・ジョンソン首相の後継者候補の1人となった。
リズ・トラス候補者は46才で、『デイリー・テレグラフ紙』の特集記事で、保守派候補として戦い抜く強い決意を語っている。
ところでリズ・トラス候補は、子供の時に学校の劇で ‘マーガレット・サッチャー’を演じたことがあるという。今日、サッチャーに続いて英国首相官邸(ダウニング・ストリート)の3番目の女性首相になりたいという。...
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リズ・トラスは保守派政党の多くの重鎮で構成される合計11人のボリス・ジョンソン首相の後継者候補の1人となった。
リズ・トラス候補者は46才で、『デイリー・テレグラフ紙』の特集記事で、保守派候補として戦い抜く強い決意を語っている。
ところでリズ・トラス候補は、子供の時に学校の劇で ‘マーガレット・サッチャー’を演じたことがあるという。今日、サッチャーに続いて英国首相官邸(ダウニング・ストリート)の3番目の女性首相になりたいという。
1979年から1990年まで首相を務めた‘鉄の女’マーガレット・サッチャー元首相のようにマーガレットにならってリズ・トラス候補は自由貿易の首謀者で英国の保守主義の神髄を具現化したいと考えている。
一方、外務大臣としての1年間の職務の中では、今年2月にプーチン大統領にウクライナ侵略を思い留めさせるため、モスクワを訪問した。この際に、サッチャー元首相にまねて赤の広場でチャプカ帽をかぶっている。
なお、リズ・トラスは英国チャンネル4の保守党内での調査によると、11人の首相候補の中では良好な位置にあるという。彼女は保守党内では、‘新しい星’と目されている。第2のサッチャーとなるか、興味が持たれるところである。
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4月5日以降、ヨーロッパをはじめ世界各地で、原因不明の小児急性肝炎の患者が増加している。現在、世界保健機関(WHO)は、英国の114人を含む、ほぼ12カ国で169人の患者が確認されたと報告している。日本でも1例報告されており、英国では初の死者が出た。
仏民間テレビ局
『TF1』は、フランス、英国、スペイン、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダなど、小児急性肝炎の謎の症例が発生した国のリストが増え続けていると伝えている。WHOによると、これまでにヨーロッパを中心とした十数カ国で150人以上の患者が報告されている。ヨーロッパ以外では、イスラエル(12件)、米国(少なくとも9件)が報告されている。
肝炎の起源はまだ解明されておらず、新たな疫病の出現に専門家たちが警戒を強めている。...
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仏民間テレビ局
『TF1』は、フランス、英国、スペイン、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダなど、小児急性肝炎の謎の症例が発生した国のリストが増え続けていると伝えている。WHOによると、これまでにヨーロッパを中心とした十数カ国で150人以上の患者が報告されている。ヨーロッパ以外では、イスラエル(12件)、米国(少なくとも9件)が報告されている。
肝炎の起源はまだ解明されておらず、新たな疫病の出現に専門家たちが警戒を強めている。患者の年齢は生後1カ月から16歳までと幅広いが、多くは10歳以下、特に5歳以下に集中している。併存疾患のある患者は確認されておらず、これまでに1人が死亡し、17人が肝移植を行った。
『TF1』は、今のところ、感染症が最も可能性が高いと考えられているが、感染源となる食品や毒物は確認されていないと伝えている。
一方、英『テレグラフ』によると、英当局はロックダウンとソーシャルディスタンスが、幼児の肝炎患者急増の一因になっている可能性があると指摘している。スコットランドで最初の感染者が出て以来、英国では合計114例報告されている。
英国の保健当局は、過去3カ月間に通常1年間に見られるのと同数の症例が検出され、その大半は5歳以下の子供たちであると報告している。英国で発生した症例の4分の3は、通常風邪の原因となるウイルス感染症であるアデノウイルスとの関連が疑われている。免疫システムがウイルスを排除できない場合、肝炎に発展する可能性があるという。
英国健康安全局のミーラ・チャンド博士は、ロックダウンによって幼少期にウイルスにさらされなかったため、幼い子供たちが最も大きな打撃を受けている可能性があると述べている。25日にリスボンで開催された欧州臨床微生物学・感染症学会議会で、博士は「有力な仮説」として、「通常のアデノウイルスが流通している」ことで、ある特定の年齢層の幼児が感染して重症化している可能性があると述べた。
なお、英国の保健当局は、新型コロナワクチンが原因である可能性を否定した。英国の10歳以下の子供の症例でワクチン接種を受けた者はいなかった。当局はまた、現在あるいは過去にコロナに感染したことが関係しているかどうかを調べているという。英国で入院した子供の6人に1人が入院時に陽性であった。
マレーシアのニュースサイト『フリー・マレーシア・トゥデイ』によると、日本でも小児急性肝炎に当てはまる可能性のある患者が一人報告され、アジアで初めての患者が出た。年齢は公表されていない。世界的には40%以上の症例でアデノウイルスが検出されているが、日本の当局によると、患者は検査で陰性だったという。
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