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2024年05月21日(火)
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【Globali】
 

中国の「ゼロ・コロナ」政策、世界供給網に打撃(2022/01/18)

2020年1月11日に、中国の武漢で、世界で初めて新型コロナウイルスによる死者が発表された。その2ヵ月後、中国当局は中国本土を世界から孤立させるという決断を下し、「ゼロ・コロナ」政策を取り続けている。そして現在、中国当局はオミクロン株の流行を恐れて、世界中で使用されているスポーツシューズ、半導体、電池、その他医薬品の部品を製造している巨大な工業盆地を封鎖して、外国企業の生産計画に打撃を与えている。

『フランス・アンテール』によると、中国政府は「ゼロ・コロナ」政策をかかげ、これまで新規感染者が2人確認されたことを受けて人口1700万人の都市である深センが封鎖され、現在は西安で、1300万人の住民が150人の新規感染者のために都市封鎖に見舞われている。

『フランス・アンテール』は、「当然、中国は自分の好きなようにやって良い」。しかし、「このゼロ・コロナ戦略は世界経済に悪影響を与えていることが問題だ」と主張している。...

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「六廊」はご存知ですか(2019/07/11)

中国主導の「一帯一路」経済圏構想は、2014年11月10日に北京市で開催されたアジア太平洋経済協力首脳会議(APEC)で習近平主席が正式に提唱してから、もうすぐ5年になる。米国は警戒を強め、日本は半身の姿勢である。さらに、2016年3月、国連の安保理で第2274(2016)号決議及び、同年11月、国連総会でA/71/9号決議をそれぞれ採択し、初めて「ベルト&ロードイニシアティブ」として国際文書に書き入れ、各国に「一帯一路」の建設のための安全保障の環境を提供するよう呼びかけた。態度を曖昧にしたまま、賛成も反対もしてこなかった日本だが、2017年6月、安倍首相は「国際社会共通の考え方を十分に取り入れる観点から協力したい」と述べるにとどまって、慎重さを貫いている。

さて、実はこの巨大な経済圏構想を支えている「六廊」のことを知っている人は案外少ないのではないだろうか。


「六廊」とは、6大「経済回廊」とも言い、中国と「一帯一路」の沿線国家とともに共同で建設する経済ベルトのことだ。これこそ、「一帯一路」経済圏構想を具体的に描いた青写真である。日本語と英語の両方で表記すると、こうなる。

1.中国、モンゴル、ロシア経済回廊(China-Mongolia-Russia Economic Corridor)

2.新ユーラシア大陸橋経済回廊(New Eurasian Land Bridge Economic Corridor)

3.中国-中央アジア-西アジア経済回廊(China-Central Asia-West Asia economic corridor)

4.中国-インドシナ半島経済回廊(China-Indochina Peninsula Economic Corridor)

5.中国、パキスタン経済回廊(China Pakistan Economic Corridor (CPEC)

6.バングラデシュ、中国、インド、ビルマ経済回廊(Bangladesh-China-India-Myanmar Economic Corridor)

文字で見ても「六廊」のスケールが分からないかもしれないが、Google検索し、地図で見ると度肝を抜かすような規模だ。...

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