韓国、14日から小中高校でのコーヒー販売を全面的に禁止(2018/09/03)
韓国政府は8月31日、国内の小中高校で9月14日から、コーヒーの販売を禁止することを発表した。教師などの大人に対しても、学校内では全面的に販売が禁止される。
韓国では既に2013年以降、学校内で児童や生徒らにカフェインが多く含まれる飲料を販売することが禁じられている。しかし、教師用にコーヒーの自動販売機が置かれており、これまでは規則を回避して自動販売機でコーヒーを手に入れる生徒らがいた。
14日から、小中高校でのコーヒーの販売は完全に禁止される。同国政府の食品医薬品安全処の報道官は、生徒らが夜更しして勉強し、試験に備えるためにカフェインに頼っているとして、子供達がカフェインの含有量が多い飲料を学校で購入する、いかなる可能性も排除したいとの政府の考えを明らかにした。...
全部読む
韓国では既に2013年以降、学校内で児童や生徒らにカフェインが多く含まれる飲料を販売することが禁じられている。しかし、教師用にコーヒーの自動販売機が置かれており、これまでは規則を回避して自動販売機でコーヒーを手に入れる生徒らがいた。
14日から、小中高校でのコーヒーの販売は完全に禁止される。同国政府の食品医薬品安全処の報道官は、生徒らが夜更しして勉強し、試験に備えるためにカフェインに頼っているとして、子供達がカフェインの含有量が多い飲料を学校で購入する、いかなる可能性も排除したいとの政府の考えを明らかにした。
同報道官は、「本措置は子供や教師らに健康的な食習慣を身に付けてもらうことを目的としている。」「コーヒーは学校のカフェテリアや自動販売機から姿を消す。」などと説明した。学校での長い一日を、集中力を維持して過ごすため、児童・生徒や教師らは、新しい方法を探すことが必要になる。
学校でのコーヒー販売の禁止は、カロリーが高い或いはカフェインを多く含む食品や飲料の消費を抑えることを推奨する政府の取り組みの一環であり、コーヒーを飲んだ後に動悸を経験した学生の報道も引き金となった。食品医薬品安全処は、コーヒーの過剰な摂取は、吐き気、不整脈、睡眠障害などを引き起こすとして、健康への影響について警告している。
同国の朝鮮日報は、試験期間中の学生が夜遅くまで勉強するために、エナジードリンクやミルク入りのコーヒーに頼る傾向を報じた。多くの学生が、韓国の厳しい教育制度や、受験競争を乗り切るために、カフェインの危険性を知りつつも、そうした飲料を日常的に取っているのが現状だ。
韓国貿易協会(KITA)によれば、韓国は世界第7位のコーヒー輸入国であり、2017年には約7億ドル(約777億円)相当のコーヒーを輸入した。昨年、韓国人は平均で512杯のコーヒーを飲んだという。
閉じる
米朝首脳会談関連で蚊帳の外と揶揄される日本が中国船による北朝鮮向け洋上密輸を告発【米・英・韓国メディア】(2018/05/30)
南北朝鮮首脳会談に始まり、米朝首脳会談設定へとの大きな流れの中で、日本は蚊帳の外に置かれていると揶揄されてきた。しかし、安倍晋三首相は、あくまで北朝鮮による核・ミサイル開発断念されるまで、北朝鮮には厳しく対応していくべきだと頑なである。そして、米朝首脳会談の現実味を帯びてきた今日、冷水を浴びせないよう、米政府が、北朝鮮に対する新たな大規模経済制裁の発表を延期する方針を固めたのとほぼ同時期に、日本政府は、中国船がまたしても北朝鮮向けに石油製品の洋上密輸を行っていると告発する発表を行った。
5月29日付米
『ロイター通信米国版』:「日本、中国船が再び対北朝鮮制裁破りを行ったと公表」
日本外務省は5月29日、上海の350キロメーター(218マイル)沖の公海上で、中国国旗を掲げた船が北朝鮮船籍の本船に横付けして、違法に物資を積み替える瀬取りを行っていることを警戒中のP-3哨戒機が5月19日に確認したと公表した。
日本政府は、国連安全保障理事会決議に違反する疑いが強いとして、同安保理北朝鮮制裁委員会に通報したという。...
全部読む
5月29日付米
『ロイター通信米国版』:「日本、中国船が再び対北朝鮮制裁破りを行ったと公表」
日本外務省は5月29日、上海の350キロメーター(218マイル)沖の公海上で、中国国旗を掲げた船が北朝鮮船籍の本船に横付けして、違法に物資を積み替える瀬取りを行っていることを警戒中のP-3哨戒機が5月19日に確認したと公表した。
日本政府は、国連安全保障理事会決議に違反する疑いが強いとして、同安保理北朝鮮制裁委員会に通報したという。
これに対して中国外交部(省に相当)は、中国は常に国連安保理決議を忠実に実行していると強調した上で、現在は“未確認”ながら、万一違反行為が確認されたならば、法に従って対応するとのみコメントした。
なお、国連安保理は今年4月、北朝鮮との石油・石炭等の密輸取引に関わったとして、中国籍の船社5社を含め、十数社の船社及び本船を制裁対象とすると発表している。
同日付英『デイリィ・メール・オンライン』(『AP通信』配信):「日本の海上自衛隊、中国船が北朝鮮タンカーへの瀬取り行為を確認」
日本の海上自衛隊の哨戒機が確認したのは、東シナ海の公海上において、中国国旗を掲げた本船が北朝鮮船籍タンカー“智邨(チソン)6号”に横付けして、石油製品と思しき物資を積み替えている行為であったという。
同哨戒機は4枚の航空写真を撮ったが、そのうちの2枚に両船の間にホースが繋がれていて、明らかに瀬取りしていることが確認できるとする。
5月30日付韓国『朝鮮日報』:「北朝鮮船が東シナ海で石油を密輸」
日本政府が北朝鮮船による密輸行為の写真を公開したのは、今年に入ってこれが5度目である。
海上自衛隊P-3C哨戒機が写した写真から、中国国旗を掲揚した本船から北朝鮮タンカー“智邨6号”に石油が積み替えられたものとみられる。
なお、“智邨6号”は今年3月、国連安保理制裁決議に違反したとして、制裁対象と認定されている。
閉じる
その他の最新記事