新しいモスクは、男女が金曜日の礼拝を同じ礼拝室で行うようになっており、席は各々、男性側と女性側に仕切られた配置になっている。
2018年11月に、この「ファテイナ・モスク計画」は公に認められており、現在はモスク建設のための資金調達方法と建設場所の検討段階に入っている。
ファテイナ・モスクの説教師になる女性の名前は、カヒナ・バルールで39才のアルジェリア系フランス人で、ジャーナリストで哲学の教授をしているファーカー・コルシャン氏と共に、この計画を立案者した。...
全部読む
新しいモスクは、男女が金曜日の礼拝を同じ礼拝室で行うようになっており、席は各々、男性側と女性側に仕切られた配置になっている。
2018年11月に、この「ファテイナ・モスク計画」は公に認められており、現在はモスク建設のための資金調達方法と建設場所の検討段階に入っている。
ファテイナ・モスクの説教師になる女性の名前は、カヒナ・バルールで39才のアルジェリア系フランス人で、ジャーナリストで哲学の教授をしているファーカー・コルシャン氏と共に、この計画を立案者した。なお、バルール女史は、高等実務学校(E.P.H.E)でイスラム学を修め、イスラム学の博士資格を持っている。
1月初めの『フランス24』チャンネルのインタビューに答えて、バルール女史は、「現状の伝統的なサラフィスト派のモスクで行われている礼拝について、日頃から妥当性が欠けていると感じている。」と述べ、そのことをモスクでの説教師に希望した動機に挙げている。
さらに、バルール女史は、「イスラム教の問題は、いつまでたっても長老の説教師によってコーランが読まれ、女性蔑視とは言わないまでも権威主義的なことと思う。21世紀になった今、コーランを別の方法で読まれるべきで、とりわけ、女性がモスクでの役割分担を担うことが必要だ。」と結んだ。
閉じる
英国では欧州連合(EU)を離脱した場合、主にEU諸国からの輸入に頼っている野菜やフルーツの価格が上昇し、それにより国民の心臓疾患のリスクが上がるため死者が増えると試算されている。
1月29日付仏
『フランス24』(AFP通信引用)は「ブレグジットにより2030年までに心臓病による死者“数千人”が出ると懸念」との見出しで以下のように報道している。
新たなリサーチによると、EU離脱(ブレグジット)による輸入フルーツや野菜の価格高騰により、今より更に数千人が心臓発作などで死亡するリスクが高まるという。交渉内容は定まらないが、英国は3月29日にEUを離脱する予定で、その貿易上の影響範囲は未知数である。...
全部読む
1月29日付仏
『フランス24』(AFP通信引用)は「ブレグジットにより2030年までに心臓病による死者“数千人”が出ると懸念」との見出しで以下のように報道している。
新たなリサーチによると、EU離脱(ブレグジット)による輸入フルーツや野菜の価格高騰により、今より更に数千人が心臓発作などで死亡するリスクが高まるという。交渉内容は定まらないが、英国は3月29日にEUを離脱する予定で、その貿易上の影響範囲は未知数である。英国は食糧を輸入に頼っており、特にフルーツや野菜が多い。
雑誌「BMJ Open」に掲載されたリサーチでは、ブレグジットにより消費が落ちこんだ場合の長期的健康リスクが指摘されている。インペリアルカレッジロンドンによると、ブレグジットが無い場合、10年後(2021~2030年)の循環器系の病気での死者推定は1,24万人増だが、ブレグジットの場合は、これに6千人上乗せされる。
WHOの規定によると、バナナの価格は17%上昇、オレンジは14%上昇、フルーツの殆どは値上がりするとみられる。英心臓協会によると、英国における循環器系疾患による死者は、年間4,2万人。フルーツや野菜には食物繊維のビタミン、ミネラル、抗酸化物質などが含まれ、循環器系機能を健康に保つことが証明されている。
2017年英国はフルーツの国民消費量の84%、野菜の48%を輸入に依存。スペインからの柑橘類をはじめ、多くはEU諸国から輸入されている。EU諸国以外からの輸入には、WTO規定を採用する必要があり、また高い関税や税関手続き、二国間の貿易交渉の必要などの障壁があり困難である。月曜、英国のスーパーマーケットの幹部らは、食料供給の劇的減少を抑えるよう議員に要求している。
同日付米国『ブルームバーグ』は「ブレグジットにより2030年までに死者数千人増の可能性」との見出しで以下のように報道している。
ブレグジットにより、フルーツや野菜の値段が高騰し、心臓発作での死者が増加する可能性があるとの調査。
どんな離脱条件でも国民が消費する生鮮食品の価格高騰は避けられないという。交渉なしの離脱だと、2021年~2030年で、1.2万人以上の使者が増える見込みだという。WHOとインペリアルカレッジ・ロンドンとリバプール大学の調査によると、現在でも、成人(19~64歳)の27%、65歳以上の高齢者の35%しか1日に必要とされるフルーツや野菜を摂取していないという。価格が高騰すると、3~11%の消費が不足すると試算されている。消費が減ると、心臓病のリスクファクターが上がるとされ、死者が増えるとみられている。
イングランドだけでなく、これはスコットランド、ウェールズ、北アイルランドにも当てはまる。
英国はフルーツや野菜を輸入に頼っている。公衆衛生を保つには、EUから離脱しないのがベストチョイスではある。
閉じる