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2024年05月08日(水)
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【Globali】
 

メイ英国首相、中国首脳及び中国メディアから歓迎されるも、中国人権問題より中英貿易優先で本国では酷評【米・英・中国メディア】(2018/02/04)

1月7日付Globali「マクロン仏大統領の初訪中;仏はBrexit後の欧州連合(EU)との連携強化を中国に、一方中国は一帯一路経済圏構想へのEU後押しをそれぞれ期待」の中で、マクロン仏大統領の訪中について報じた。一方、かつて、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)創設にEUの中でいの一番に参加を表明した英国は、Brexitの事態を迎えるに至り、今や中国側にとっては、フランスより劣後するとの見方が強いとみられる。そこで、訪中の順番でフランスに先を越されたメイ英国首相としては、Brexit後の英国経済をにらみ、何が何でも中国との経済連携強化を最優先せざるを得ず、国際社会から批判されている中国の人権弁護士・活動家の不公正取り締り問題等についてはきちんと提言できなかった模様である。従って、中国首脳・メディアよりは歓迎されるも、帰国した同首相は英国メディアからの厳しい批評に曝されている。

2月3日付米『ワシントン・ポスト』紙:「テリーザ・メイ首相、人権問題への消極的な対応について中国メディアから称賛されるも、英国メディアは酷評」  
 英国のテリーザ・メイ首相は、EU離脱(Brexit)後の英国経済をにらんでEU側との厳しい交渉に臨む必要があること、また、同盟国の米国との関係がギクシャクしていること等、問題が山積している。  

 そこで同首相は、特に前者の問題を好転させるため、初訪中にあたって、中国側との経済連携強化が最優先課題とせざるを得ない状況であった。...
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中国の“一帯一路”政策、資金力で世界を呼び込む(?)(2)(米・英・ロシア・中国メディア)(2017/05/18)

5月14日付Globali「中国の“一帯一路”政策、資金力で世界を呼び込む(?)」の中で、“習指導部が、アジア・インフラ投資銀行(AIIB)とともに注力している「一帯一路」政策(新シルクロード経済圏構想)について、潮目が変わったのか、米国のみならず北朝鮮までも中国サミットに代表を送ることを決定しており、中国マネーに引き付けられる国が増えてきている”と報じた。しかし、同サミットもふたを開ければ、ドイツなど欧州参加国が、貿易に関する中国提示の文書について、物資調達の透明性や環境基準への懸念を理由に署名を拒んだかと思えば、インドは、中国が進めているカシミール地方(パキスタンと領有権を争う地域)への開発計画に鑑み、国家主権と領土保全への懸念を無視しているとして同サミットそのものへの参加を拒否している。中国は、中国主導でアジア~アフリカ~欧州を繋ぐ一大経済圏を世界と協力して創設していくとぶち上げているが、これまで世界経済を牽引してきた米国から覇権を奪うという大策略が透けて見えることから、金に困っている国を除いて、多くの国から賛同を得るのは容易ではないとみられる。そもそも中国は、外貨準備高が世界最大の3兆ドル(約340兆円)を有する資金力豊かな国としているが、内実は対外債務を4兆6,000億ドル(約520兆円)も抱えている(末尾追記参照)。

5月17日付米『NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)ニュース』(米非営利・公共放送):「中国の“新シルクロード構想”、目標は壮大で克服すべき課題も数多」
 5月15日に閉幕した、中国主導の「一帯一路」国際フォーラムには、29ヵ国の首脳を含め130ヵ国以上の代表が参加した。中国自身が、「一帯一路」政策を“世紀のプロジェクト”と位置付け、4つの大陸を交易・鉄道網・港湾・高速道路で結びつけるとする壮大なインフラ開発計画である。...
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