ミニーマウスがパンツスーツ着用(2022/01/28)
米国ディズニーランドを代表するキャラクター、ミニーマウスのコスチュームが、時代を象徴しパンツスーツに変更されるという。ポリティカルコレクトネスな印象に近づけようとするも賛否が巻き起こっているという。
1月4日付米国
『CNN』:「ミニーマウスがトレードマークの赤いドレスを一新」:
誕生から一世紀近いミニーマウスにパンツスーツ姿が加わることとなる。従来のまっすぐなラインのスラックス型でなく、英国のデザイナー、ステラ・マッカートニーによるアイコニックなデザインなのだという。ネット上では既に一部が話題だが、全容は国際女性デーとパリ・ディズニーランドの開園30周年記念日の3月に発表となる。
プレスリリースによると、サステイナビリティと「女性リーダー」の象徴として同デザイナーが選ばれた。...
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1月4日付米国
『CNN』:「ミニーマウスがトレードマークの赤いドレスを一新」:
誕生から一世紀近いミニーマウスにパンツスーツ姿が加わることとなる。従来のまっすぐなラインのスラックス型でなく、英国のデザイナー、ステラ・マッカートニーによるアイコニックなデザインなのだという。ネット上では既に一部が話題だが、全容は国際女性デーとパリ・ディズニーランドの開園30周年記念日の3月に発表となる。
プレスリリースによると、サステイナビリティと「女性リーダー」の象徴として同デザイナーが選ばれた。パンツスーツは女性リーダーのファッションの定番で、政治家ではドイツのメルケル元首相、アメリカのクリントン元国務長官やハリス副大統領が着ている。クリントン氏は2004年ファーストレディとして初めて黒のドレススーツを直用し世間を沸かせた。ミニーの黒の水玉のタキシードには「しっかりした調達先からの生地」が使用され、新世代の進化と発展のシンボルとなって欲しいとの願いが込められているという。
ミニーマウスという架空の女性キャラクターの服が変わったことなど本来なら意見が分かれるトピックではないのだが、実際は複雑な反響を呼んでおり、FOXニュースの司会者は、「男っぽく見せる服を着せられたパンツ姿のミニーは我々の社会のファッション業界にとり破壊行為だ」とコメントしている。
同日付米国『CBS』:「パンツスーツ姿のミニーマウスが登場」:
ウォルト・ディズニーの象徴的キャラクターであるミニーマウスの服が女性史月間を記念し新調されるという。
これまでの白の手袋、白の水玉模様の赤いドレス、ローヒール靴姿は1928年に誕生したが、今年のミニーマウスはイギリス人デザイナーの手により先進的で現代的なパンツスーツ姿となる。
このスーツ変更を巡っては、最近M&Msのキャラクター変更(緑のキャラクターの靴がスニーカーに変更された)が炎上している影響もあり、不満や批判が上がっている。クリントン元国務長官は、今回の発表についてツイッターで「とても素敵」とコメントしたが、TVニュースの女性政治コメンテータは批判した。
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米バージニア州、南北戦争時代のタイムカプセル見つかる(2021/12/29)
米国では奴隷制を支持する南部連合の記念碑撤去が相次いでいるが、米バージニア州で撤去された南北戦争の南部連合ロバート・リー将軍の像があった台座の下から見つかったタイムカプセルから130年前の遺物が見つかったという。
12月29日付米国
『FOXニュース』:「ロバート・リー連合将軍像で発見されたタイムカプセルから南北戦争時の遺物見つかる」:
バージニア州リッチモンドで南軍のリー将軍像があった場所から見つかったタイムカプセルからは本やお金、弾薬、パンフレット、新聞が見つかった。専門家によるとこれらは南北戦争時代の遺跡だという。
1800年代後期のニュースによると、1887年の台座設置に伴いタイムカプセルの埋蔵が行われたとされ、バージニア図書館の記録によると、タイムカプセル設置にはリッチモンドの住人、団体、企業が協力していたとされる。...
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12月29日付米国
『FOXニュース』:「ロバート・リー連合将軍像で発見されたタイムカプセルから南北戦争時の遺物見つかる」:
バージニア州リッチモンドで南軍のリー将軍像があった場所から見つかったタイムカプセルからは本やお金、弾薬、パンフレット、新聞が見つかった。専門家によるとこれらは南北戦争時代の遺跡だという。
1800年代後期のニュースによると、1887年の台座設置に伴いタイムカプセルの埋蔵が行われたとされ、バージニア図書館の記録によると、タイムカプセル設置にはリッチモンドの住人、団体、企業が協力していたとされる。
36ポンド(16.3グラム)のタイムカプセルの中には、 浸水した本、パンフレットや新聞、当時のお金が入った封筒などがあった。また、ボタン、コイン、南北戦争で使用されたミニエー弾も見つかり、爆弾処理班がカプセルの危険性を調べた。
ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官に殺害される事件をきっかけとし全米でデモが起きたことで、バージニア州のノーサム知事が昨年、リー将軍像の撤去を指示したが、訴訟により撤去は9月まで行われていなかった。
今年はじめには映像実験でタイムカプセルの存在が確認されていたが、9月の銅像撤去時にはカプセル発見には至らなかった。その後今月初旬に台座撤去と遺物の調査が始まり、2週間前に(1つ目の)タイムカプセルが見つかり期待が高まったが、埋蔵物は別の場所にあるとの結果となっていた。
同日付米国『CNN』:「リー将軍像跡で見つかった2つ目のタイムカプセルから1865年の雑誌の切り抜きや聖書を発見」:
今月28日、バージニア州リッチモンドで南部連合のリー将軍像の下に埋められていた2個目のタイムカプセルが発見された。知事公館報によると、作業員がこの12トンの像を解体していた際、水の滴る場所から発見されたという。
今月17日に見つかった1つ目のカプセル1つ目のタイムカプセルは鉛製だったのに対し、今回は銅性の箱で、重さ36ポンド、大きさは縦横34.3cm、高さは19.5cmだという。中に入っていたのは、1865年版ハーパー週刊誌、エイブラハム・リンカーンの墓で泣く人の写真、リッチモンドの住所録、コインが付着した聖書、そして新聞、本、手紙なども見つかった。
バージニア歴史資料課の専門家が注意深く箱を開けたが、予想以上に浸水しており、箱の中にも水があり内容物が膨張していたため取り出しは困難を極めた。今後も数週間にわたり保存と研究が続けられるという。
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