米元司会者がロシアでプーチン大統領にインタビュー予定(2024/02/07)
米国の保守派FOXテレビの元司会者タッカー・カールソン氏が、ロシアのプーチン大統領にインタビューする予定でモスクワを訪問中だと報じられている。
2月7日付
『Yahooニュース』(NYデイリーニュース):「タッカー・カールソン氏、ウラジミール・プーチン氏とのインタビュー予定を認める」:
元FOX司会者のカールソン氏は、プーチン大統領とのインタビューのためロシア入りしていることを認めた。
ソーシャルメディアへの投稿動画では「人々へ情報を届けるのがジャーナリズムの責務だ」と述べている。先週末にボリショイ劇場を訪れていたことから、モスクワに滞在している事が明らかとなった。...
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2月7日付
『Yahooニュース』(NYデイリーニュース):「タッカー・カールソン氏、ウラジミール・プーチン氏とのインタビュー予定を認める」:
元FOX司会者のカールソン氏は、プーチン大統領とのインタビューのためロシア入りしていることを認めた。
ソーシャルメディアへの投稿動画では「人々へ情報を届けるのがジャーナリズムの責務だ」と述べている。先週末にボリショイ劇場を訪れていたことから、モスクワに滞在している事が明らかとなった。
5日にはプーチン氏とのインタビュー予定があるかとの親プーチン政権派日刊紙「イズベスチヤ」の取材に、「何れわかるだろう」としていたが、6日の投稿で、そのインタビュー予定が事実で、大統領に説明を求めたことを認めた。「世界中を改変させた戦争開始から2年となり、多くの米国人は十分な情報を与えられていない。ここで何が起きているのかよく理解していないのだ」と述べている。
昨年4月にFOXを解雇された後にはXのコンテンツを始めているが、そこにプーチン氏の未編集インタビューが投稿されるとのことで、これを可能にしたイーロン・マスク氏への感謝の言葉も述べている。インタビューがいつ投稿されるかは未発表。
カールソン氏は、インタビューを行うのは「我々がプーチンを愛しているからではなく、米国を愛しているから」とも述べている。
米国内ではこれまでプーチン氏を支持する多くのコメントで大きな批判を受けてきた。一方、ロシア国営テレビは2020年のカールソンの功績をたたえているとされる。
2月5日付露『ザ・モスクワ・タイムズ』:「プーチンへのインタビュー予定が囁かれる米保守評論家タッカー・カールソンがモスクワを訪問」:
プーチン大統領とのインタビュー予定が噂される中、保守派メディアFOXニュースの元キャスターが最近モスクワを訪問していたことが分かった。
「イズベスチヤ」紙は会話を密かに録音していたようであるが、カメラが回っていることにカールソン氏が気づいていたかは明らかではない。
カールソン氏は9月、スイスメディアに対しプーチン氏とのインタビュー予定について述べていたが、米政府がやめるよう働きかけていた。
カールソン氏はウクライナ侵攻前も後も、ロシア首相について称賛している一方、ウクライナのゼレンスキー大統領と西欧同盟国については批判している。
ロシア当局は5日、インタビューの可能性については言及しなかった。ペスコフ報道官は「現時点で発表出来ることはない。予定が決定したらお知らせする」としている。ロシア連邦保安局と関連があるとされるテレグラムチャンネル「マッシュ」によると、カールソン氏は今月1日からモスクワ入りしているという。
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反プーチン派筆頭の野党勢力リーダー、収監先の刑務所で早朝から愛国教育の刑【欧米メディア】(2024/01/23)
反プーチン派筆頭のアレクセイ・ナワリヌィ氏(47歳、弁護士・政治活動家)は2021年1月以来、過激派組織設立罪等を理由とした政治犯罪者として北極圏の刑務所に収監されている。そしてこの程、支援者経由得られた近況情報によると、同氏は毎朝5時から国歌及び親プーチン派歌手の愛国歌を聴かされているという。
1月23日付
『ロイター通信』は、反プーチン派筆頭のアレクセイ・ナワルヌィ氏が収監されている刑務所で、毎朝愛国教育を受けさせられていると報じた。
野党勢力リーダーのアレクセイ・ナワルヌィ氏は、2020年8月に毒殺されそうになったが、ドイツでの治療が奏功して快復したが、翌年1月に帰国したところ、そのまま収監されてしまった。
ロシアの裁判所は、詐欺罪及びそれに付帯の執行猶予条件違反で5年の懲役刑(2021年2月)、過激派組織設立容疑で19年の懲役刑(2023年8月)を科している。...
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1月23日付
『ロイター通信』は、反プーチン派筆頭のアレクセイ・ナワルヌィ氏が収監されている刑務所で、毎朝愛国教育を受けさせられていると報じた。
野党勢力リーダーのアレクセイ・ナワルヌィ氏は、2020年8月に毒殺されそうになったが、ドイツでの治療が奏功して快復したが、翌年1月に帰国したところ、そのまま収監されてしまった。
ロシアの裁判所は、詐欺罪及びそれに付帯の執行猶予条件違反で5年の懲役刑(2021年2月)、過激派組織設立容疑で19年の懲役刑(2023年8月)を科している。
そして、その他の有罪刑を含めると、同氏は74歳まで収監されることになっている。
しかし、当人及び支援者らは、全くのでっち上げで自身の反プーチン政治運動等を妨害するための冤罪だと主張している。
同氏はこれまで、収監されて以来、支援者らとの連携を削ぐためか、刑務所を転々とさせられているが、現在は北極圏の約60キロメートル北のヤマル刑務所に収監されていることが分かっている。
そしてこの程、支援者の協力を得て1月22日に近況をSNSに投稿した。
それによると、毎朝5時に看守から起床の命令を受けた後、ロシア国歌、更には最近有名となっている親プーチン派歌手の愛国歌を聴かされているという。
同歌手は、シャーマンと名乗る32歳の男で本名はヤロスラフ・ドロノフ、ウクライナ戦争に煽られた愛国心の波に乗って国営テレビに頻繁に出演して人気を博した。
彼は、プーチン支持を鮮明にしていて、3月の大統領選でも同大統領支援を強力に訴えている。
同歌手について、ナワルヌィ氏は投稿の中で、“シャーマンが有名になった頃、自分は既に収監されていたので、会ったこともないし直接唄を聴く機会もなかった”とし、“彼の持ち歌は「私はロシア人だ」という題名の曲で、興味はあったものの、刑務所に収監中に愛国教育の一環で聴かされるのは違う”と非難している。
なお、シャーマンは昨年11月、国営テレビが放送したコンサート中に、花火を上げる直前、模擬の核ボタンを押すパフォーマンスをして物議を醸していた。
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