マリ:軍事政権はクーデタの計画を未然に防いだと発表(2022/05/18)
フランス24チャンネルによると、5月16日、月曜日の軍事政権は、5月11日から12日にかけて計画されていた一部の軍下士官たちにより計画され、ヨーロッパ諸国から支援されたクーデタ計画を失敗に終わらせたと発表した。
クーデタ失敗後、国境や首都バマコの入り口には検問所を設け、保安体制を拡充したという。2020年8月から発足したマリ軍事政権は、5月16日、月曜日に国営テレビで読み上げたコミュニケを通じて、ヨーロッパ諸国の援助を受けた軍下士官によるクーデタ計画を強く非難した。
この非難により、マリ軍事政権とフランスを中心とするヨーロッパ諸国との間で、西アフリカのイスラム過激派の戦いでこれまで10年以上築き上げてきた良好な関係が損なわれた感がある。...
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クーデタ失敗後、国境や首都バマコの入り口には検問所を設け、保安体制を拡充したという。2020年8月から発足したマリ軍事政権は、5月16日、月曜日に国営テレビで読み上げたコミュニケを通じて、ヨーロッパ諸国の援助を受けた軍下士官によるクーデタ計画を強く非難した。
この非難により、マリ軍事政権とフランスを中心とするヨーロッパ諸国との間で、西アフリカのイスラム過激派の戦いでこれまで10年以上築き上げてきた良好な関係が損なわれた感がある。
コミュニケでは、クーデタ計画は軍の保安、警戒体制により未然に発見され、失敗に終わったと付け加えた。さらに、計画に関わった下士官は裁判にかけられると報じた。なお、関わった下士官たちの素性や勾留場所についての詳細は触れていない。
軍の責任者によると、10人以上の軍人に尋問を行ってクーデタ計画の全容を調査中であるという。全ての手段を尽くしてクーデタ計画の首謀者や協力者を究明中であるが、事態は沈静化しており、国民に対し、平静状態を保つように呼び掛けている。
なお、マリは2012年北部の独立派とイスラム過激派の反乱を契機にし、これまで政情不安定状態が続いてきた。その後、2020年8月と2021年5月のクーデタが起こっている。
最初は、フランスと同盟国寄りの軍事政権が樹立されたが、その後のクーデタでロシア寄りの現在の軍事政権に移り、ニジェールやブルキナファソで勢力を拡大しているイスラム過激派の侵入をくい止めるために戦っている。しかし、ロシアは、マリに自国の民間軍事会社「ワグネル」から傭兵を派遣しており、彼らの蛮行による人権問題が多発しているという。
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中国:3人の宇宙飛行士が宇宙での滞在期間の新記録を樹立して帰還(2022/04/16)
『フランス24チャンネル』によると、3人の宇宙飛行士は中国の宇宙船、神舟-13号での6か月の任務を終え、4月16日土曜日に地球に帰還した。
紅白のパラシュートを起動後、3人の宇宙飛行士を乗せた帰還カプセルは内モンゴルの砂漠に現地時間10:00頃、無事に着陸した。米国、EUおよびロシアに追い付こうとする中国にとって、今回の成果により宇宙開発計画での新たな一歩を踏み出したこととなる。
中国国営テレビ(CCTV)は砂塵の舞う中でカプセルが着陸した模様を実況中継した。着陸地点から離れた位置で待機した受入グループがヘリコプターでカプセル着陸箇所に向かった。...
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紅白のパラシュートを起動後、3人の宇宙飛行士を乗せた帰還カプセルは内モンゴルの砂漠に現地時間10:00頃、無事に着陸した。米国、EUおよびロシアに追い付こうとする中国にとって、今回の成果により宇宙開発計画での新たな一歩を踏み出したこととなる。
中国国営テレビ(CCTV)は砂塵の舞う中でカプセルが着陸した模様を実況中継した。着陸地点から離れた位置で待機した受入グループがヘリコプターでカプセル着陸箇所に向かった。地上で出迎えたグループは宇宙飛行士たちに喝采を送り、宇宙飛行士たちも手を振ってそれに答えた。
今回の宇宙滞在日数が183日で、2021年に神舟12号で記録した92日のこれまでの最長宇宙滞在記録を更新した。
宇宙飛行士は全員軍人で、初めての女性飛行士を含めた3人で構成されていた。
今回の神舟13号による宇宙滞在目的は、滞在期間の記録を作ることではなく、宇宙での長期滞在への宇宙飛行士の適用性を高めることにあるという。
中国当局は、これから3人の宇宙飛行士たちの健康状態を綿密に検査し、長期間での無重力状態が身体に与える影響に関する知見を得る計画である。
なお、中国としては今年中に数回、宇宙船を打ち上げ、今年の末には「天宮」と命名された中国初の宇宙ステーション(CSS)が完成する予定だという。
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