グレタさんの運動もオンラインで、新型ウイルス感染拡大で大規模集会の回避を呼びかけ
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大規模デモなどの活動を控えるよう呼びかけるとともに、自身の気候変動対策を求める抗議運動「フライデーズ・フォー・フューチャー」は、オンライン上でのデジタル・ストライキに切り替えることを明らかにした。
『AFP通信』『ロイター通信』『ハフポスト』などのメディアが報じた。17歳の環境活動家のグレタさんは、政府の気候変動への取り組みに不満を持ち、2018年以降、毎週金曜日にストライキを行う抗議運動「フライデーズ・フォー・フューチャー」を主導し、世界の数百万人の若者らに刺激を与え、運動に参加するよう促してきた。
先月、英南西部ブリストルで行われたデモには数万人の人々が集結した。また、先週ベルギーの首都ブリュッセルで行われた集会にも数千人が参加している。...
全部読む
『AFP通信』『ロイター通信』『ハフポスト』などのメディアが報じた。17歳の環境活動家のグレタさんは、政府の気候変動への取り組みに不満を持ち、2018年以降、毎週金曜日にストライキを行う抗議運動「フライデーズ・フォー・フューチャー」を主導し、世界の数百万人の若者らに刺激を与え、運動に参加するよう促してきた。
先月、英南西部ブリストルで行われたデモには数万人の人々が集結した。また、先週ベルギーの首都ブリュッセルで行われた集会にも数千人が参加している。しかし、一方で新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人が集まる文化的活動や、スポーツ・音楽イベントなどは、世界中で軒並み中止や延期に追い込まれている。
こうした状況を受けてグレタさんは11日、運動に参加する若者らに対し、感染拡大の抑制のために、大規模な集会を避けるよう訴える保健専門家の助言に耳を傾けることが重要であると警告した。
彼女はツイッターに、「私たちは危機を危機として扱わなければ解決できない。そして私たちは専門家と科学の背後で団結しなければならない。これは勿論全ての危機について当てはまる。」と投稿した。そして、「私たち若者は、このウイルスによる影響を最も受けにくいが、最も影響を受けやすい人々と連帯して行動すること、また私たちの社会全体の最善の利益のために行動することが不可欠である。」と述べている。
グレタさんは、「気候と生態系の危機は、人類がこれまで直面してきた中で最大の危機だが、今のところは(勿論住む場所にもよるが)、大勢の人々を巻き込まずに、人々の意識を高め、変化を訴えるための新たな方法を見つけなければならないだろう。」と訴えた。
グレタさんは、若い環境活動家らに対し、金曜日には「デジタル・ストライキ」に参加し、「オンライン気候ストライキ」(#ClimateStrikeOnline !)」などのハッシュタグ(投稿を分類し、検索を容易にするキーワード)を付け、プラカードなどを持って少人数でストライキを行っている写真をツイッターなどに投稿するよう呼びかけた。
閉じる
英国で初めて大手スーパーが肌の色に合わせた絆創膏を販売
英国大手スーパーマーケットTESCO(テスコ)が英国で初めて、色の違う絆創膏を販売する。同社はこの動きは真の改革に繋がるだろうとしている。
2月24日付米国
『ハフポスト』は「テスコが肌の色のバリエーションのある絆創膏を開発。その理由は。」との見出しで以下のように報道している。
テスコが肌の色のバリエーションのある絆創膏を英国で発売する最初のスーパーとなった。色の種類は黒、中間色、薄色の3色で月曜からネットや店舗で販売される。この開発に至ったのは、黒人男性が彼の肌に合うものを45年探しているというツイッター投稿を従業員が見たことがきっかけだった。...
全部読む
2月24日付米国
『ハフポスト』は「テスコが肌の色のバリエーションのある絆創膏を開発。その理由は。」との見出しで以下のように報道している。
テスコが肌の色のバリエーションのある絆創膏を英国で発売する最初のスーパーとなった。色の種類は黒、中間色、薄色の3色で月曜からネットや店舗で販売される。この開発に至ったのは、黒人男性が彼の肌に合うものを45年探しているというツイッター投稿を従業員が見たことがきっかけだった。同社は、子どもが学校に行くのに、絆創膏が肌の色に合わず、目立つのを気にするなど、このような事柄が感情的なものなのは理解しているとし、これまでなかったものを作り改革を起そうとしたという。
これまで、英国の大手スーパーで色の種類のある絆創膏や包帯は販売されておらず、僅かにネット上で手に入る程度だった。
同日付英国『デイリーメール』は「テスコが英国で初めて色が異なる絆創膏を販売。肌の色に合うものを見つけた黒人の感動のツイートを従業員が見たことがきっかけ。」との見出しで以下のように報道している。
テスコが英国で初めて色の違う絆創膏を販売する。同社はこの動きは真の改革に繋がるだろうとしている。絆創膏はインターネットか741ある全店舗で月曜から1ポンドで販売される。
カリフォルニアのレースフォワード社の研究副長で黒人のドミニク・アポロンさんが、肌の色に合う絆創膏を見つけた感動をつづったツイッター投稿を見たことが開発に繋がったという。彼は昨年4月ツイッターに感動を投稿。「45年かかって人生でやっと肌にあうバンドエイドが見つかった。(感動で)涙をこらえている。」この投稿は10.2万回リツイートされ、53万のいいねが付くほどの反響だった。多くの人が、黒人、アジア人、マイノリティにとりこれは重要な問題だと指摘する。
幼少期に絆創膏を貼られた時から人種問題を意識し始めたという人も多く、スターウォーズの俳優ジョン・ボイエガ氏は、メーク担当者に、傷が出来て貼った絆創膏を茶色に塗られたと回想している。
テスコのBAME(少数民族、非白人)会長は、「どのスーパーもやったことがなく、これは改革を起す良い機会だとらえている」としている。
閉じる
その他の最新記事