安倍首相がシンガーソングライター星野源ビデオに共感してアップしたツイッター動画が物議【米・ロシアメディア】(2020/04/13)
安倍晋三首相は4月12日、シンガーソングライター星野源氏の“うちで踊ろう”に共感して、自身が家で寛ぐ姿をツイッターに投稿したが、物議を醸している。政府高官は、いろいろな見方があるし、“いいね!”と賛同する声が35万を超えたと擁護しているが、欧米メディアは、非常事態宣言を発令した首脳がやるべきことは他にある、という厳しい批判の声の方に注目して報じている。
4月12日付米国
『ロイター通信』:「日本の首相、危機感のない自宅で寛ぐビデオ投稿で非難浴びる」
安倍晋三首相は4月12日、自宅のソファーで愛犬とともに寛ぐ姿をツイッターに動画投稿して、自宅に留まるよう訴えた。
新型コロナウィルス感染流行問題の下、著名ミュージシャンの星野源氏が、“うちで踊ろう”というビデオをアップしたことに賛同しての対応である。
しかし、ツイッター上で最も多くの反応があったのは、“ご自身の立場をお判りか?”といって、外出・営業自粛等々で日々の生活に四苦八苦している庶民を無視したメッセージだと非難する投稿である。...
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4月12日付米国
『ロイター通信』:「日本の首相、危機感のない自宅で寛ぐビデオ投稿で非難浴びる」
安倍晋三首相は4月12日、自宅のソファーで愛犬とともに寛ぐ姿をツイッターに動画投稿して、自宅に留まるよう訴えた。
新型コロナウィルス感染流行問題の下、著名ミュージシャンの星野源氏が、“うちで踊ろう”というビデオをアップしたことに賛同しての対応である。
しかし、ツイッター上で最も多くの反応があったのは、“ご自身の立場をお判りか?”といって、外出・営業自粛等々で日々の生活に四苦八苦している庶民を無視したメッセージだと非難する投稿である。
ただ、一部には、首相だって寛いでもよかろう、との擁護の声もあった。
同日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「日本の首相、ウィルス禍対策の一環で自身が“自宅で寛ぐ”姿を投稿して批判受ける」
安倍首相が投稿した、外出自粛を訴える一環で、自宅で寛ぐ姿を同が投稿して非難を浴びている。
例えば、ある投稿者は、“首相がやるべきことは、自宅で寛ぐ姿を見せることではなく、国民の生活を守るための給付や補償を拡充することではないか”と首相の勘違いを指摘している。
また、ある投稿者は、“愛犬と戯れて、お茶を飲み、退屈そうにテレビを見る暇があったら、戦場と化している病院を慰問すべきだ”と批判している。
一方、安倍首相支持者の一人は、“毎日がしんどいが、日本での感染者、死者が低く抑えられているのは安倍政権の成果”だとの声援を送っている。
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プーチン大統領;第二次大戦を勝利に導いた旧ソ連の記念建造物破壊の外国政府高官を罰する法律制定【米・ロシアメディア】(2020/04/10)
ロシアは5月9日、対ナチス・ドイツ戦勝75周年記念式典を開催する。現下の深刻なウィルス禍もあって、招待された中では、ドナルド・トランプ大統領、安倍晋三首相の出席が見合されている。そうした中、東欧諸国に建てられていた旧ソ連時代の記念建造物が破壊される事態が発生したことから、ロシア政府としては、第二次世界大戦で西側諸国に貢献した旧ソ連の歴史を軽んじたり改ざんしようとする行為は看過できないとして、当該国の高官を罰する法律を制定して睨みを利かせようとしている。
4月9日付米
『AP通信』:「ロシア、東欧にある旧ソ連記念建造物を破壊しようとする国を牽制すべく罰則規定制定」
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は4月8日、東欧にある第二次大戦勝利に関わる記念建造物を破壊する動きを牽制するため、ロシア連邦捜査局(ICR)に対して、破壊行為を指示した当該国の高官を告訴する手続きを取るよう指示した。
旧ソ連は第二次大戦中、最多の犠牲者を出したものの、支配領土拡大に伴い、ソビエト共産主義の支援を受けた共産主義政権が東欧で長い間存続することになった。...
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4月9日付米
『AP通信』:「ロシア、東欧にある旧ソ連記念建造物を破壊しようとする国を牽制すべく罰則規定制定」
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は4月8日、東欧にある第二次大戦勝利に関わる記念建造物を破壊する動きを牽制するため、ロシア連邦捜査局(ICR)に対して、破壊行為を指示した当該国の高官を告訴する手続きを取るよう指示した。
旧ソ連は第二次大戦中、最多の犠牲者を出したものの、支配領土拡大に伴い、ソビエト共産主義の支援を受けた共産主義政権が東欧で長い間存続することになった。
旧ソ連が解体されたとは言え、5月9日に対ナチス・ドイツ戦勝75周年記念式典を開催する予定のロシアとしては、東欧諸国でかかる記念建造物破壊の動きが頻発することは看過できないとみられる。
契機となったのは、先週チェコで発生した、イワン・コーネフ元帥(1897~1973年)の彫像破壊行為である。
同国防相はICRのアレクサンデル・バストリーキン局長宛に送付した書簡の中で、“第二次大戦及び独ソ戦におけるソ連の上げた歴史的功績を改ざんしようとする動きがあることは容赦できない”と強調している。
なお、ウラジーミル・プーチン大統領は4月7日、外国の要人であっても、かかる記念建造物破壊を指示した者に対して、最長5年の禁固刑を科すことを可能とする新法に署名して発効させている。
4月8日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「ショイグ国防相、外国高官が第二次大戦中の旧ソ連功績を改ざんしようとしていると警告」
ショイグ国防相は4月8日、バストリーキンICR局長宛の書簡の中で、“チェコのプラハの区長が4月3日、ソ連の功労者コーネフ元帥の彫像破壊を決定・指示したが、かかる違法行為は見逃すことはできない”と強い口調で訴えた。
一方、同日に会見したロシア大統領府のドミートリィ・ペスコフ報道官は、現下の新型コロナウィルス感染問題深刻化の状況から、5月9日の対ナチス・ドイツ戦勝記念式典で予定されているパレード挙行について、中止するかどうか含めて検討中であると表明している。
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