3月4日付米
『Yahooニュース』(
『AFP通信』記事引用)の報道記事「北朝鮮、国連制裁決議を拒絶し、核抑止力強化を宣言」:
「・北朝鮮は3月4日、国連安保理決議は不公平、不法かつ不合理だとして、核兵器は引き続き堅持すると宣言。
・北朝鮮国営メディアによると、国防部(省に相当)は、核抑止力の強化が自国防衛の合法的手段であり、米国が敵対してくる限りこれを堅持すると発表。」
同日付米
『NBCニュース』(
『AP通信』記事引用)の報道「北朝鮮、国連制裁決議を受けて、核の威力を前面に」:
「・北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3月4日、金正恩(キム・ジョンウン)第一書記が、核弾頭をいつでも発射できるよう準備命令を下したと報道。...
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3月4日付米
『Yahooニュース』(
『AFP通信』記事引用)の報道記事「北朝鮮、国連制裁決議を拒絶し、核抑止力強化を宣言」:
「・北朝鮮は3月4日、国連安保理決議は不公平、不法かつ不合理だとして、核兵器は引き続き堅持すると宣言。
・北朝鮮国営メディアによると、国防部(省に相当)は、核抑止力の強化が自国防衛の合法的手段であり、米国が敵対してくる限りこれを堅持すると発表。」
同日付米
『NBCニュース』(
『AP通信』記事引用)の報道「北朝鮮、国連制裁決議を受けて、核の威力を前面に」:
「・北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3月4日、金正恩(キム・ジョンウン)第一書記が、核弾頭をいつでも発射できるよう準備命令を下したと報道。
・金氏は、民族の自主権と生存権を守る唯一の方法は、核武力を質的・量的に更に強化することだとも発言。
・北朝鮮の脅威に対抗するため、米軍は終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を韓国に装備しようとしているが、北朝鮮はもとより、中国とロシアもこれには反対。」
同日付英
『ザ・テレグラフ』紙の報道記事「金正恩、核弾頭を準備するよう命令」:
「・金正恩は、南北分断の朝鮮半島が危機的状態になったため、軍事対応を先制攻撃方式に切り替えると発言。
・朝鮮中央通信によれば、北朝鮮は3月3日、国連制裁決議を受けてすぐ、高性能小型ロケット弾を試射。
・韓国国防部は、北朝鮮発射の小型ロケット弾が60~90マイル(96~144キロメーター)東部沖に着水したと発表。」
同日付ロシア国営
『イタルタス通信』の報道記事「ロシア政府、北朝鮮の核兵器準備に懸
念表明」:
「・ロシア大統領府のドミトリィ・ペスコフ報道官は3月4日、北朝鮮が核弾頭発射の準備をすると発表したことについて、深刻に憂慮するとし、関係国に対しこれ以上緊張を高めないよう望むと表明。」
同日付韓国
『KBSニュース』の報道「北朝鮮、国連制裁決議に断固たる対応とると警告」:
「・北朝鮮政府報道官は3月4日、尊厳ある独立国家に対する理不尽な対応に対して、北朝鮮は断固たる態度で臨むと表明。」
また、同日付中国
『上海ニュース』の報道記事「北朝鮮の金第一書記、核戦争を警告」:
「・米国防総省のビル・アーバン報道官は、北朝鮮側の発表内容は承知しており、朝鮮半島の情勢について注意深く見守っていくと表明。
・また、北朝鮮に対し、いたずらに緊張を高めず、国際社会が求める非核化等を実行に移すよう強く求めていくとも発言。」
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2月2日付米
『Yahooニュース』(
『AP通信』記事引用)は、「中国高官が北朝鮮訪問」との見出しで、次のように報じた。
「・北朝鮮の核実験実施に対する追加制裁協議が手詰まりの中、中国高官の武大偉(ウ・ダウェイ)朝鮮半島問題特別代表(69歳、6ヵ国協議長、元外交部副部長)が2月2日、急きょ平壌(ピョンヤン)入り。
・北朝鮮の朴成一(パク・ソンイル)外交部米国担当副部長が平壌空港VIP専用出口で出迎え。...
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2月2日付米
『Yahooニュース』(
『AP通信』記事引用)は、「中国高官が北朝鮮訪問」との見出しで、次のように報じた。
「・北朝鮮の核実験実施に対する追加制裁協議が手詰まりの中、中国高官の武大偉(ウ・ダウェイ)朝鮮半島問題特別代表(69歳、6ヵ国協議長、元外交部副部長)が2月2日、急きょ平壌(ピョンヤン)入り。
・北朝鮮の朴成一(パク・ソンイル)外交部米国担当副部長が平壌空港VIP専用出口で出迎え。
・中国側は、北朝鮮の核実験実施に明確に異を唱え、安保理の追加制裁に理解を示しているが、何ら具体的進展がないことも事実で、打開策模索のための高官派遣か。」
同日付英
『メール・オンライン(デイリィ・メール電子版)』(
『ロイター通信』記事引用)
は、「追加制裁具体化が迫られる中、中国の北朝鮮非核化担当高官が訪朝」との見出しで、
以下のように伝えた。
「・中国の北朝鮮担当高官の訪朝目的等、今のところ中国外交部も北朝鮮側も詳報せず。
・中国の王毅(ワン・イー)外交部長と米ケリー国務長官は1月27日に会談し、北朝鮮
に対する追加制裁の必要性には合意したが、具体策については何ら進展なし。」
同日付韓国
『聯合(ヨナプ)ニュース』大手通信社は、「中国の北朝鮮非核化担当高官が突然の訪朝」との見出しで、次のように報じた。
「・中国外交筋の情報では、武特別代表は北朝鮮側と協議し、噂されている長距離弾道ミサイルの発射実験を思い留まらせる意向の模様。
・中国は、北朝鮮体制を揺るがすような厳しい追加制裁には乗り気でなく、それよりも長らく中断している6ヵ国協議に引っ張り出すことを最優先している模様。」
同日付中国
『チャイナ・デイリィ・アジア』オンラインニュースは、「中国高官が北朝鮮到着」との見出しで、以下のように伝えた。
「・北朝鮮側は、武特別代表が北朝鮮の誰と会い、また何日滞在するのか等一切明らかにしていない。
・中国側は、北朝鮮の追加核実験には明確に反対を表明しており、朝鮮半島の非核化に向けて最善を尽くすとしている。」
一方、同日付ロシア
『イタルタス』国営通信社は、「日本、ミサイル迎撃装置を緊急配備」との見出しで、次のように報じた。
「・中谷防衛相は2月2日、北朝鮮が実施すると予想される長距離弾道ミサイルの発射に備えて、地対空ミサイル迎撃装置のパトリオットPAC-3を緊急配備したと表明。
・具体的には、首都東京の北部と北東部の市谷、朝霞、習志野駐屯地。
・また、横須賀基地から海上配備型迎撃ミサイル(SM-3)を装備したイージス艦もすでに日本海に緊急配備済み。
・岸田外相も2月2日、米韓と緊密に連携し、北朝鮮が2、3週間以内に発射すると予想される長距離弾道ミサイルを迎え撃つ準備につき協議していると表明。」
なお、国際海事機関(船舶の安全や海洋汚染防止等の海事問題に関わる国際協力促進機関)
及び国際電気通信連合(世界の電波利用方法などを管理する国際組織)が2月2日に明ら
かにしたところによると、北朝鮮は両組織に対して、2月8日~25日の間に地球観測衛星
「光明星(クァンミョンソン)」を打ち上げると通告してきたという。
北朝鮮の狙いは、水爆と称する4度目の核実験で核能力の高度化を誇示したのに続き、衛
星と称する核運搬手段の長距離弾道ミサイルを発射することで、事実上の核保有国の地位
を得ることにあるとみられる。
日米韓側から中国に対して、建設的な役割を更に強く求めていくに当り、今回の中国高官
の訪朝による何らかの進展を、期待を持って見守るほかない。
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