3月6日付米
『AP通信』：「北朝鮮、またしても弾道ミサイル4発発射」
「●日韓両政府関係者によると、北朝鮮が3月6日早朝、飛翔距離約1,000キロメーター（620マイル）にも及ぶ弾道ミサイル4発を発射。
●目下米韓両軍が最大規模の合同軍事演習を実施中であるが、北朝鮮はこれに対する自国防衛の目的での発射だと宣言。
●日本政府高官によると、うち3発が秋田県沖の排他的経済水域（EEZ）内に落下したと発表。...
全部読む
3月6日付米
『AP通信』：「北朝鮮、またしても弾道ミサイル4発発射」
「●日韓両政府関係者によると、北朝鮮が3月6日早朝、飛翔距離約1,000キロメーター（620マイル）にも及ぶ弾道ミサイル4発を発射。
●目下米韓両軍が最大規模の合同軍事演習を実施中であるが、北朝鮮はこれに対する自国防衛の目的での発射だと宣言。
●日本政府高官によると、うち3発が秋田県沖の排他的経済水域（EEZ）内に落下したと発表。」
（＊）AP通信は、“日本のEEZ海域”との表現を使用。
同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース：「北朝鮮の再度のミサイル発射に対して日韓が猛烈抗議」
「●韓国軍関係者によると、北朝鮮のミサイルは、同国北西部の東倉里（トンチャンリ）ミサイル発射場から発射。
●北朝鮮側は、目下大掛かりに行われている米韓合同軍事演習に伴い、万一北朝鮮が侵害された場合に備えての演習だと表明。
●安倍晋三首相は早速、ミサイル発射は明らかに国連安全保障理事会制裁決議違反であり、断じて許容できないと猛抗議。」
（＊）英紙は、“日本海”と表記。
同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース：「中国外交部、北朝鮮のミサイル発射に抗議」
「●中国外交部（省に相当）の耿爽（ゲン・シュアン）報道官は3月6日、中国は北朝鮮のミサイル発射を国連安保理決議違反として断固反対すると表明。
●ただ同時に同報道官は、現在米韓両軍で進められている大規模な合同軍事演習に言及し、関係国はこれ以上朝鮮半島の緊張を高めないよう自制を要求するともコメント。」
（＊）ロシア紙も、“日本海”と表記。
同日付韓国
『ザ・コーリア・ヘラルド』紙：「韓国国防部長、北朝鮮のミサイル攻撃への防御は可能と声明」
「●韓国国防部の韓民求（ハン・ミング）部長（大臣に相当）は3月6日、韓国軍は北朝鮮の如何なるミサイル攻撃に対しても防御が可能だと発表。
●同部長は、韓国軍の長距離地対空ミサイル、中距離地対空ミサイル、更には今後配備予定の終末高高度ミサイル防衛システム（THAAD）で全て対応可能だとも付言。」
同日付中国
『チャイナ・デイリィ』（
『新華社通信』配信）：「日韓両国、北朝鮮のミサイル発射を非難」
「●韓国の黄教安（ファン・ギョアン）大統領代行及び安倍首相はそれぞれ異口同音に、北朝鮮のミサイル発射は明らかに国連安保理決議違反で、国際社会への由々しき挑発行為だとして厳しく非難。
●韓国の金寛鎮（キム・グァンジン）国家安全保障室長と米国のハーバート・マクマスター大統領補佐官（国家安全保障担当）も緊急電話会議を行い、米韓ともに北朝鮮の蛮行を許さず、共同して北朝鮮制裁対策に当ることを確認。
（＊）中国紙は“東方の海”と、韓国主張の“東海”を意識した表現を使用。
一方、同日付米
『ロイター通信米国版』：「マレーシア首相、北朝鮮の“無礼な”大使を国外退去処分に」
「●マレーシアのナジブ・ラザク首相は3月6日、北朝鮮の駐マレーシア大使が、北朝鮮リーダーの異母兄殺害事件に関し、同国政府を貶める発言を繰り返したと改めて非難。
●マレーシア政府は3月4日、北朝鮮の姜哲（カン・チョル）大使が“外交上好ましくない人物”だとして、48時間以内の国外退去処分とすると発表。
●米韓の情報局は、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）委員長の異母兄である金正男氏の暗殺に北朝鮮当局が関わっているとしているが、北朝鮮政府は、2月13日にクアラルンプールで殺害された人物は金正男氏ではないとし、また、同事件に一切関わっていないとも主張。
●なお、ナジブ首相は、駐北朝鮮マレーシア大使を召還するかとの質問に対して、それも含めて対北朝鮮対策を更に検討していくと発言。」
なお、姜大使は国外退去期限の3月6日夜にマレーシアから退去した。一方北朝鮮は、報復措置として駐北朝鮮マレーシア大使に対して、国外追放を通告したと発表している。
閉じる
