米:夏時間(サマータイム)から冬時間(標準時間)へ移行(2023/11/06)
米国では、1年に2回、時計を1時間進めたり戻したりする夏時間(サマータイム)が採用されており、
3月第2日曜日の午前2時から11月第1日曜日の午前2時が夏時間となっている。米国ではここ数年、夏時間廃止への動きが加速している。
11月4日付米
『ABCニュース』:「夏時間終了にあたり議論が再燃」
この時期、時計を午前2時から1時に時計を戻さねばならない夏時間をめぐる永年の議論が再び浮上している。今月5日に夏時間は終了し、標準時間へ移行、これが次の3月10日まで継続される。
最新の世論調査によると、国民の殆どはこの時間変更制度の廃止を支持している。更にアメリカ医師会もこれに同意。スケジュールの混乱や習慣の中断というデメリットに加え、専門家によると、更に深刻な健康への影響があるという。...
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11月4日付米
『ABCニュース』:「夏時間終了にあたり議論が再燃」
この時期、時計を午前2時から1時に時計を戻さねばならない夏時間をめぐる永年の議論が再び浮上している。今月5日に夏時間は終了し、標準時間へ移行、これが次の3月10日まで継続される。
最新の世論調査によると、国民の殆どはこの時間変更制度の廃止を支持している。更にアメリカ医師会もこれに同意。スケジュールの混乱や習慣の中断というデメリットに加え、専門家によると、更に深刻な健康への影響があるという。
スタンフォード大学小児科の医師は、睡眠に影響を与えるあらゆる変化は、積み重なると、気分障害や集中力、判断力の低下、血圧や血糖の変化等、長期的問題を引き起こす場合もあるとする。
多くは睡眠時間を奪われ、睡眠サイクルの乱れが非常に大きくなる。「時間を元に戻し時間を遅くする」のは、「前に進め時間を早める」より比較的体への負担は軽いとされるが、研究によると、慢性的睡眠不足は、ストレスホルモンを増やし、心拍数や血圧、炎症を引き起こす科学物質の上昇を招くという。
アメリカ自動車協会(AAA)は、時間移行に伴い、「ドライバーは眠気に加え、あたりが暗くなる時間が早まることに注意して運転しなければならない」と路上での事故増加へ警鐘を鳴らしている。
国会では夏時間廃止に向けた動きがある。2022年3月上院で超党派法案「日照保護法(Sunshine Protection Act)」が通過したが、下院で否決された。今年マルコ・ルビオ上院議員により再提出されている。
同日付米『USAトゥデイ』:「サマータイムは何時に終わる?」:
今週末、夏時間の終了を迎えることから、数百万人の米国人は時計の針を遅らせ、1時間の睡眠時間を確保することとなる。
この時間の調整は時計の変更から、睡眠不足まで国民全体の日常生活に影響を与えており、このような混乱からここ数年、世論はこの時間制度に疑問をもつよう変わってきているが、国会での廃止の動きは滞ったままとなっている。
国会では時間移行廃止への動きがあり、2022年上院では夏時間(日光節約時間)を恒久化する法案「日照保護法」が全会一致で可決するも、下院で否決されたことから、バイデン大統領の署名による法制化は実現しなかった。
全ての州や米国領で夏時間があるわけではない。ハワイ州とアリゾナ州(ナバホ地区は例外)に夏時間はなく、サモア、グアム、北マリアナ諸島、プエルトリコ、ヴァージン諸島も同様となっている。砂漠気候であることから、アリゾナ州では夏時間は採用されておらず、殆どの州が統一時間法を導入した後、同州では時計を調整する理由がないとして導入が見送られた。ハワイ州は、赤道に近いことで日照時間の変化があまりないことから夏時間が使われていない。
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米大統領出馬表明のバイデン氏と年齢問題(2023/04/26)
米民主党のバイデン大統領が2024年大統領選への再選出馬を正式表明。歴代最年長となる年齢問題が注目されている。
4月25日付英
『BBC』:「バイデン陣営、年齢問題の克服に期待」:
25日バイデン氏が再選出馬を表明したが、最新の世論調査によると国民はまだ納得していないようだ。
調査で国民の70%、民主党員の51%が再選出馬すべきでないと回答している。そう回答する人の半数の大きな懸念は彼の年齢である。
バイデン氏はすでに歴代米大統領で最年長。再選されれば就任時は82歳で、2期目終了時には86歳となる。...
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4月25日付英
『BBC』:「バイデン陣営、年齢問題の克服に期待」:
25日バイデン氏が再選出馬を表明したが、最新の世論調査によると国民はまだ納得していないようだ。
調査で国民の70%、民主党員の51%が再選出馬すべきでないと回答している。そう回答する人の半数の大きな懸念は彼の年齢である。
バイデン氏はすでに歴代米大統領で最年長。再選されれば就任時は82歳で、2期目終了時には86歳となる。米政府の保険数理表によれば、82歳男性の平均寿命は6.77歳で、12ヶ月以内に死亡する確率は8%となる。
バイデン氏は出馬表明をしたビデオの中で、「個人の自由」の尊重や、共和党の脅威への警戒感をアピールしたものの、年齢問題への対策は示されなかった。代わりに、効果音を用い、ジョギングや各地訪問での溌剌としたイメージを打ち出していた。カマラ・ハリス副大統領が注目される場面も多く、54歳の彼女の若さをアピールする狙いも見られた。2012年当時のオバマ大統領の選挙ビデオには副大統領だったバイデン氏が出演していなかったことも注目すべき点である。
4年前にも、既に年齢の疑問は生じていた。コロナ禍の中での大統領選で、候補者は予備選や本選挙で接触をさけることになったが、年齢要素はトランプ氏に勝った要因ではなかった。
今回は現職である利点を享受できるだろう。政治イベントに専門スタッフのみならず安全にも配慮された大統領専用機で移動できる。ライバル候補は、ニューハンプシャー州やアイオワ州を雪の中予備選に駆け回らねばならず、低予算で1年以上戦わねばならない。
バイデン氏の出馬を望まないとする世論に少しばかり期待要素があるとすれば、バイデン氏が出馬すると決めた場合、支持する民主党員が88%いる点である。
4月26日付米『USAトゥデイ』:「2024年大統領に再選されたらバイデン氏は何歳?」:
ジョー・バイデン大統領が25日再選出馬を表明した。実現すれば歴代最高齢の大統領となる。
2024年に民主党候補として2期目のバイデン氏が勝利すると、2029年の任期終了時に同氏は86歳となる。今年11月に80歳になるからといい、年齢制限があるわけではもちろんないが、既に元大統領45人中33人より長生きなのは注目すべき点だ。
バイデン氏は同じく出馬を表明しているドナルド・トランプ氏から、「最も高齢の現職大統領」と呼ばれている。トランプ氏は、勝てば史上2番目に高齢の大統領となる。これより30年以前には、二期を務めたロナルド・レーガン氏が、最高齢大統領を名乗っていた。
過去数ヶ月の間、バイデン氏は2期目の出馬意向を述べていたものの、正式な表明は避けていたのだが、2020年のキャンペーン開始4周年のタイミングでの出馬発表となった。
一方、先週の世論調査によると二期目への支持は大きくない。「AP通信-NORC広報研究センター世論調査」によると、民主党員のわずか47%が、全体では国民の26%のみが出馬を支持している。
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