Youtube:トランプキャラが政敵メディアを攻撃する偽動画に違反性なし
トランプ米大統領が、政敵メディアや批評家を銃で撃ったりナイフで刺したりする偽動画が、先週の大統領支持者会合で流されたという。ホワイトハウス側もその暴力性を非難しているが、Youtubeは、この偽動画について規定違反にあたらないとしている。
10月14日付米国
『CNN』は「トランプキャラがメディアを撃つ偽動画は規定違反ではないとユーチューブ」との見出しで以下のように報道している。
トランプ大統領に似たキャラが、彼の批評家やメディアを攻撃する偽動画は、完全に架空のものであるためYoutubeのポリシーに違反していないと同社がCNNに説明。一年以上Youtube とFacebookで拡散された動画が日曜再び注目を集めた。ニューヨーク・タイムズ紙が先週マイアミで開かれたトランプ支持団体の会合で流されたと報道したからである。...
全部読む
10月14日付米国
『CNN』は「トランプキャラがメディアを撃つ偽動画は規定違反ではないとユーチューブ」との見出しで以下のように報道している。
トランプ大統領に似たキャラが、彼の批評家やメディアを攻撃する偽動画は、完全に架空のものであるためYoutubeのポリシーに違反していないと同社がCNNに説明。一年以上Youtube とFacebookで拡散された動画が日曜再び注目を集めた。ニューヨーク・タイムズ紙が先週マイアミで開かれたトランプ支持団体の会合で流されたと報道したからである。これは2014年の教会内での口論の場面を編集したもの。トランプが教会内で、反トランプ団体らのロゴを頭に付けた人々を刺したり、撃ったりする場面が収められている。一部では、Black Lives Matter(黒人国際活動家)を撃つものもある。
Youtubeは、ポリシーについて、暴力行為を助長することを奨励しないが、グラフィックコンテンツの内容によって、明らかにフィクションであることが明確な場合、年齢制限や警告文を挿入する事で対処し、削除の対象ではないとしている。
ここでは純粋なフィクションとされたが、ジャーナリストやニュース編集室によっては、非常にリアルで暴力を助長するものだとするものもいる。昨年トランプ支持者から民主党議員やCNNのニューヨーク支社宛てに、爆発物も郵送されており、先月は陸軍兵がネットワークの爆破予告をし、逮捕されている。
今回支持者のイベントで動画が流された事についてCNNは、日曜夜、「これが初めてでないが、今回は最悪の事態だ。動画は卑劣で恐ろしいものだ。大統領と家族、ホワイトハウス、陣営は、最も強い言葉で非難すべきだ。
さもないと暴力を認めることになり、許されるものではない」等とコメントしている。ホワイトハウス側も「大統領のレトリックが暴力に火をつけると言ってきた。大統領を含め皆さんにこの動画を非難し、我々の社会で暴力は許されないということを確認してほしい」としている。一方、Facebookは動画を精査中としている。ホワイトハウスのグリシャム報道官は、月曜朝のツイッターで「大統領は動画を見てはいないが、間もなく見るだろう。私の聞く限りでは、大統領はこの動画を非難している」としている。会合イベントの主催者フィリップスは、会合の中で第三者から提供された動画であり、これを公式に支持する類のものでない。等としている。
同日付米国『FOX』は以下のように報道している。
ホワイトハウスも非難した、トランプが記者を殺害する偽動画についてGoogle社は、動画はYoutubeの規定違反にあたらないとした。「明らかにフィクションであることが明確な暴力シーンについては、年齢制限と警告を入れるだけの対応となるとしている。同社のポリシーでは、教育的、科学的、時事的、ドキュメンタリー物におけるグラフィックコンテンツの前後関係(コンテキスト)が優先される」としている。
ホワイトハウス特派員協会も、週末大統領支持者による政治会合で流されたという動画について、全国民が記者や政治対立者を標的にしたこの動画を非難すべきだとしている。
閉じる
帝王切開の新生児に腸内細菌の変化が見られる
バクテリアに関するイギリスの最新の研究によると、帝王切開で産まれた新生児は、自然分娩の場合より腸内細菌が少なく、病院内に関係のある細菌が多く見られたという。しかしその違いは生後6~9か月には消えるという。
9月19日付米国
『CNN』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんの腸内細菌は母親より少ない。これが重要な訳。」との見出しで以下のように報道している。
免疫システムを保つため人は多くのバクテリアを持って生まれてくる。健康維持に関連する腸内細菌について、自然分娩と帝王切開の新生児では違いがあることがロンドン大学の新たな研究から分かった。自然分娩の方が腸内細菌が多くみられ、帝王切開だと病院内の細菌がより多く見られたという。...
全部読む
9月19日付米国
『CNN』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんの腸内細菌は母親より少ない。これが重要な訳。」との見出しで以下のように報道している。
免疫システムを保つため人は多くのバクテリアを持って生まれてくる。健康維持に関連する腸内細菌について、自然分娩と帝王切開の新生児では違いがあることがロンドン大学の新たな研究から分かった。自然分娩の方が腸内細菌が多くみられ、帝王切開だと病院内の細菌がより多く見られたという。しかしこの違いは離乳までになくなるという。
帝王切開により増えたバクテリアは「日和見病原菌」と呼ばれ、健康な人にもあるが、免疫システムが崩れたり細胞内や血管に入ると、病気を引き起こす菌。長期的な影響については未解明。
これ以前の研究では、帝王切開で産まれた場合、ぜんそくや炎症性大腸炎などのアレルギー反応の危険が高くなるとされてきた。帝王切開の場合病院関連菌をより多く持っており、又抗体薬耐性を持つ確率が高くなったという。これは血液感染を起こす菌と同じだと判明したという。
現在イギリスでは帝王切開の場合、母体感染を防ぐため抗生物質が使われる。このことから、新生児も胎盤を通し抗生物質を受け取っていると言える。しかし多くの場合帝王切開で命が助かるため、この研究結果でやめるべきではない。
同日付英国『インティペンデント』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんは院内細菌を多く持つとの研究結果」との見出しで以下のように報道している。
雑誌ネーチャーに掲載された新生児のバクテリアに関する最新の大きな研究によると、帝王切開で産まれた場合、自然分娩の場合と比べ、腸内殺菌に違いが生じるとの研究結果は、一部の子どもが免疫システムが弱くなることの理由を示すもの。自然分娩の場合、母体の細菌を多く持つが、帝王切開の場合院内環境に関連した細菌を持って生まれるという。
同研究によると、自然分娩の新生児では健康によい腸内殺菌がより多くみられた一方、帝王切開の場合、院内で感染する事の多い危険因子となる細菌が見られたという。
しかし、その違いも生後1年経たず消えてしまうという。新生児の腸内細菌の役割は不確かで、出産時の違いがその後影響があるかは未解明である。この結果により帝王切開を控える必要は全くないという。
閉じる
その他の最新記事