アメリカは、メキシコを通して中央アメリカから流入してくる移民への具体的対策がとられなければ、メキシコへ5%~25%の関税を課すことを警告しており、既に中国との貿易戦争で打撃を受けた農家や景気への影響が懸念されている。
6月5日付米国
『CNN』は「メキシコへの関税が米国の40万人の雇用に影響か、最新報告」との見出しで以下のように報道している。
トランプ政権が貿易戦争をメキシコにも拡大、テキサスを中心に米国の雇用にも影響する可能性があるという。
今週公表されたテキサス州の経済コンサルタント会社「ペリマングループ」の試算によると、メキシコからの全輸入品に5%の関税が課せられ続けた場合、40万人以上の雇用が失われ、テキサスだけでも11.7万人が影響を受けるという。...
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6月5日付米国
『CNN』は「メキシコへの関税が米国の40万人の雇用に影響か、最新報告」との見出しで以下のように報道している。
トランプ政権が貿易戦争をメキシコにも拡大、テキサスを中心に米国の雇用にも影響する可能性があるという。
今週公表されたテキサス州の経済コンサルタント会社「ペリマングループ」の試算によると、メキシコからの全輸入品に5%の関税が課せられ続けた場合、40万人以上の雇用が失われ、テキサスだけでも11.7万人が影響を受けるという。テキサス州はメキシコの最大の輸出市場で経済的な結びつきが強く、影響が及ぶのは主に被服、家具、レストラン、自動車部品ディーラーなどの小売り業者で、これらの業種で13万人以上、製造業でも5万人以上の雇用が失われるとされる。
ペリマンのCEOは、自由貿易は利益につながる経済学の基本理念だという。メキシコが報復関税を課すなら、米国の輸出も鈍化する。トランプがおどしにかかる最大25%は常軌を超えており、更に中国との貿易戦争による雇用減も勘案されていない数字である。これで景気停滞につながるのか。
PNC(金融サービス)のエコノミストは、今回の分析は、FRBの金利引き締め措置による雇用増を勘案していないと指摘。しかし雇用増は低賃金労働職で、メキシコ関税により減らされる雇用より影響は限定的だという。
40万人は米国全体の0.3%で、今年の雇用成長では2ヶ月の分に等しい。メキシコと中国との貿易緊張が高まれば、40万人以上の雇用が失われる可能性があり、米国経済に非常に悪影響を及ぼすという。
火曜バンク・オブ・アメリカは関税による景気の低迷を警告。第2四半期のGDP成長率を前回予測の1.8%から1.2%に引き下げた。
米国の自動車産業においてメキシコは重要な市場で、米国の自動車産業はメキシコで生産される部品に依存している。ドイツ銀行の試算では、25%の関税は、米国産自動車の価格を平均1300ドル上昇させるという。米メキシコ両国は交渉に入っており、関税回避への期待が高まる。
同日付米国『CNBC』は「中国との貿易戦争で既に打撃を受けた米国の農家がトランプの対メキシコ関税を懸念」との見出しで以下のように報道している。
米農務省によると、昨年メキシコの米国産農産物の輸入は190億ドルでカナダに次ぐ2位。又メキシコは米国産とうもろこし、米、酪農品、鶏肉、卵、 ピーカン(ナッツ)、また牛肉、大豆、麦の最大の輸入国である。
中央アメリカからの移民流入に腹を立て、政府は先週木曜、メキシコからの輸入品果物や野菜に加え、自動車、ビール、テキーラなどへ5%の関税を課す方針であることを発表。メキシコが実質的な不法移民阻止を行わなれば、来週5%から始まり10月1日には最大25%まで上げる計画だという。
テキサスA&M大学の農業エコノミストは、「輸入品に関税がかけられれば、料金が消費者に上乗せされるここことなり、逆にメキシコの報復関税が待っている。」と指摘。
今週には関税措置をさけるため、ワシントンでメキシコの代表団との交渉が開始された。 水曜時点で交渉は合意に至らなかった。
この関税はUSMCA協定を危機に追いやり、米国農家が更なる財政危機に陥るリスクがあるため農家は不安を隠せない。
NAFTA協定のもと、米国は養豚業のゼロ関税で恩恵を受けていたが、昨年の報復関税以降は、鉄鋼の関税で養豚業は15億ドルの損出が出ている。ハリケーン災害などの影響による穀物不作に加え、報復関税で米国産トウモロコシへの需要も落ち込むだろう。メキシコへの輸送費は、ブラジルやアルゼンチンに行くより、割安だが、関税がかせられると、輸送費安の利点が相殺される。
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撮影は中国南西部四川省の海抜約2千mの臥龍自然保護基地で、4月に赤外線カメラで行われたと自然保護基地管理当局が語った。
北京大学の研究者の李晟氏は、全身アルビノのジャイアントパンダは野生では記録されたことはいままでないとCNNに語った。
中国国営の中国中央電視台は、まだ1、2歳だと思われるという李氏のコメントを引用した。
「パンダは丈夫そうで、足取りはしっかりしており、このことは突然変異が命にかかわるというようなことがないというしるしだ」と李氏はいう。...
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撮影は中国南西部四川省の海抜約2千mの臥龍自然保護基地で、4月に赤外線カメラで行われたと自然保護基地管理当局が語った。
北京大学の研究者の李晟氏は、全身アルビノのジャイアントパンダは野生では記録されたことはいままでないとCNNに語った。
中国国営の中国中央電視台は、まだ1、2歳だと思われるという李氏のコメントを引用した。
「パンダは丈夫そうで、足取りはしっかりしており、このことは突然変異が命にかかわるというようなことがないというしるしだ」と李氏はいう。
自然保護基地は、このパンダの成長とこの地域にいる他のパンダとどのようなやり取りをするかを観察するために、さらに赤外線カメラを設置する予定だ。
ナショナルジオグラフィック誌によれば、アルビノの動物は、皮膚の色素であるメラニンが欠乏するため、見つかり易く、また視力も弱いため、野生では捕食動物の危険に晒される可能性が高いという。
ジャイアントパンダは、国際自然保護連合により、危急種に位置づけられている。世界自然保護基金によれば、現在野生では1,864頭のジャイアントパンダがいるという。
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