脱出マジックに失敗したインド人マジシャンの遺体見つかる
日曜日、フーグリー川で命知らずなトリックをしようとして行方不明となっていたマジシャンの遺体を、インド警察が回収したと当局が確認した。
『WBCM』、
『デイリー・コーラー』(ともに米国)などが報じた。
「ジャドゥガー・マンドレイク」すなわち「マンドレイクの魔法使い」の芸名で知られるチャンチャル・ラヒリ氏(40)はコルカタのハウラー橋近くで脱出マジックを試み、鋼鉄のチェーンと縄で縛られ、水に浸けられた。
彼が何回も行ったように、脱出し、水面に泳ぎ出ると思われていた。
30分経っても彼が現れないので、チームメンバーや彼の家族を含む心配した見物人たちは川岸に沿って必死で探し回った。...
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「ジャドゥガー・マンドレイク」すなわち「マンドレイクの魔法使い」の芸名で知られるチャンチャル・ラヒリ氏(40)はコルカタのハウラー橋近くで脱出マジックを試み、鋼鉄のチェーンと縄で縛られ、水に浸けられた。
彼が何回も行ったように、脱出し、水面に泳ぎ出ると思われていた。
30分経っても彼が現れないので、チームメンバーや彼の家族を含む心配した見物人たちは川岸に沿って必死で探し回った。
AFP通信によると、水に浸けられる前、ラヒリ氏は見物人に「脱出できれば、マジックだ。できなければ悲劇だ」といったという。
コルカタ警察港湾署のサイヤド・ワカル・ラジャ副署長は、警察が月曜日夜、事故現場から約2㎞の地点で遺体を発見したとCNNに語った。
遺体は彼の兄弟が特定され、警察は事故原因を捜査を開始したとラジャ氏が確認した。
ラヒリ氏は日曜日、マジックを行う前に、21年前に同じ場所で似たマジックに成功したとAFP通信に語った。
「防弾ガラスの箱の中にチェーンで縛られ鍵を掛けられて、ハウラー橋から落とされた」という。「そして29秒で脱出した」
ラヒリ氏は2013年にもフーグリー川で似たマジックを試みたが、鍵を掛けられた箱のドアから脱出するのを見物人に見つかり、嘲笑された。その後、見物人たちから暴行をうけたとAFP通信は報じた。
地元紙のカメラマンのジャヤンタ・シャー氏によると、ラヒリ氏はいつも拘束を脱し、泳いで水から現れるという。
「すこし経っても川から現れないと、当局が捜索を開始した」という。
シャー氏はまた、ラヒリ氏がマジック興行を宣伝するために、このマジックを成功したがっていたと語った。マジックはその発祥がインドであるのに、人気がないという。
シャー氏は、興行主はマジックを行うために必要な許可を受けていて、警察官が橋を巡回していたと付け加えた。
しかし、マジックを監視するための警察官は、特には派遣されていなかったという。
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死火山が目を覚まし、いつ噴火してもおかしくないと科学者
ロシア極東にある、これまで死火山と思われていた火山が目を覚ましたようだ。噴火すれば、大惨事になるだろう。
『CNN』、
『デイリーニュース』(ともに米国)などが報じた。
カムチャッカ半島のウジナ火山群に含まれるボリシャヤ・ウジナ山は2017年まで死火山であると思われてきたが、地下で観測される地震活動が増加していると科学者はいう。
ロシアのA.A. トロファイマック石油地質学・地球物理学研究所で火山の研究を主導しているイワン・コウラコフ氏は、活火山に分類し直す必要があると考えている。...
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『CNN』、
『デイリーニュース』(ともに米国)などが報じた。
カムチャッカ半島のウジナ火山群に含まれるボリシャヤ・ウジナ山は2017年まで死火山であると思われてきたが、地下で観測される地震活動が増加していると科学者はいう。
ロシアのA.A. トロファイマック石油地質学・地球物理学研究所で火山の研究を主導しているイワン・コウラコフ氏は、活火山に分類し直す必要があると考えている。
「いつでも噴火が起こり得る」とコウラコフ氏はCNNに語った。
1999年から2017年の間、およそ100回の弱い地震活動が標高2,923メートルのボリシャヤ・ウジナ山の地下で観測された。
しかし2017年10月から、地震性活動の異常な増加が始まった。2017年10月から2019年2月の間、2,400回の地震性活動が記録された。
ロシア、エジプトおよびサウジアラビアからの研究者たちは、昨年5月から7月に同火山の調査を実施し、結果を火山学・地熱研究ジャーナルに掲載した。
ボリシャヤ・ウジナ山の周り4か所に仮設の地震監視所を設置し、研究者たちは559回の地震活動を記録、分析した。地震活動は地下およそ4,8280メートルで、火山を楕円状に取り囲むように発生していた。
「これらの地震活動の多さは、流動性の高いマグマの流入があることを示していると考えられる。このことから、火山の現状を死火山から活火山に変更することが正しいようだ」と研究者は記載した。
さらに、これらに活動により、ボリシャヤ・ウジナ山とその南の下部地殻にマグマが溜まっていると見られるトルド地帯が関連付けられた。トルド地帯が、2018年に新しくできた経路を通して、ボリシャヤ・ウジナ山にマグマを供給している。
ボリシャヤ・ウジナ山が噴火する可能性は50%だとコウラコフ氏はいう。
「もしくは、数か月かけてエネルギーを放出するか、噴火することなく、エネルギーが消えてしまうかのしれない」
噴火すれば、付近の小さな村々に多大な被害を及ぼしかねないとコウラコフ氏はいう。「しかしこの辺りはあまり人が住んでいない」
相当な大きさの噴火は「世界のまったく別の部分の」気候に影響を及ぼしかねないという。噴火で放出された火山灰がロシアを越えて広がり、航空交通を阻害するだろう。
あいにく、ボリシャヤ・ウジナ山が恒久的な地震監視所から離れているため、同火山を監視することが難しいとコウラコフ氏はいう。
「ボリシャヤ・ウジナ山の危険性を判断するため、もっと監視所を設置する必要がある」という。「噴火の予想は大変難しいものだ」
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