米カトリック校がハリーポッターを撤去(2019/09/04)
米国テネシー州のカトリック校が、「ハリー・ポッター」シリーズを学校の図書室から撤去することを決めた。学校の牧師が米、ローマのエクソシスト(悪魔払い師)や教会に相談し、本書中の魔術は架空だが呪文が本物で唱えた人に危険を及ぼす恐れがあるからだと判断したという。「ハリー・ポッター」では、主人公の少年は自分が魔法使いだと悟り、魔術師学校に入学し魔術を学んでゆく。
9月3日付米国
『CNN』 は「カトリック校がハリーポッターを図書棚から撤去、まじないが本物との主張」との見出しで以下のように報道している。
ナッシュビルのカソリック学校が本撤去の決定によりあるまじき注目(同校校長)を浴びている。8月28日、聖エドワードカソリック校の牧師のダン・リーヒルから学校職員に対し、図書室から本を撤去する理由についてのメールが届いた。「本には良いもの、悪いもの含めまじないが載っているが本物ではない。...
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9月3日付米国
『CNN』 は「カトリック校がハリーポッターを図書棚から撤去、まじないが本物との主張」との見出しで以下のように報道している。
ナッシュビルのカソリック学校が本撤去の決定によりあるまじき注目(同校校長)を浴びている。8月28日、聖エドワードカソリック校の牧師のダン・リーヒルから学校職員に対し、図書室から本を撤去する理由についてのメールが届いた。「本には良いもの、悪いもの含めまじないが載っているが本物ではない。だが、呪文は本物で人が唱えるとその人に悪霊を呼び出す恐れがある。」としたもの。牧師はエクソシストや教会に相談し撤去を決めたという。呪文が主な理由の一方、同牧師は、本の主人公が、マキャベリズム的(目的のため手段を選ばない)に目的を達しようとする点が眉唾ものとも指摘している。
司教管区広報部長は、牧師は規範の範囲内で行っており、管区の許可も入らず支援もしない。学校側の責任者Rebecca Hammel校長は、「撤去の件で思わぬ注目を浴びたことは遺憾。しかし、本を禁止した訳でなく、生徒は学校内で自由に読めるとしている。
1997年の発売からハリーポッターシリーズは魔法や魔術で注目を集めてきたが、カソリック教会全体では、本や関連映画に関して公式な立場を表明しては来なかったが、キリスト教やイスラム教に反するオカルト的、その他のテーマで、世界中で宗教的議論が行われてきた。2006年にはアメリカ図書館協会(ALA)の21世紀で最も問題視される本ランキングの1位になっている。
同日付米国『FOX』 は「呪文が悪霊を呼ぶ危険があるとの理由で、ハリーポッターの本がカソリック校で禁止に」との見出しで以下のように報道している。
テネシー州のカソリック校でハリーポッターが禁止となった。フィクションの魔法に、本物の呪文や呪いを使っているからだ。同校の牧師が禁止する理由は、この人気本を信じる読者に危険が及びかねないからだという。牧師は米国内とローマのエクソシストに相談し、図書室からの撤去を勧められたという。
学校側は牧師には規範上の権限があるとしながらも、同じ教区の他校の図書室はこれを所有しており、教区が検閲しているものではないとしている。
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米中貿易戦争の渦中、米国が台湾へ武器販売(2019/08/21)
米国が台湾に新型のF16戦闘機や戦車を売却することを承認したことを発表。貿易や香港情勢などのを巡り、中国をけん制するものとみられる。
8月21日付米国
『CNN』 は「米中貿易戦争の最中、トランプ政権が台湾への戦闘機販売を正式に承認」との見出しで以下のように報道している。
トランプ政権は新型F16戦闘機66機を含む80億ドルの武器販売を正式に認めたことを発表。貿易や香港情勢などの様々な問題を巡り、中国との緊張関係が高まる中の動きとなった。これまで非公式に承認しつつも、米中関係の不透明さから、政府内では撤回を求める動きもあった。...
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8月21日付米国
『CNN』 は「米中貿易戦争の最中、トランプ政権が台湾への戦闘機販売を正式に承認」との見出しで以下のように報道している。
トランプ政権は新型F16戦闘機66機を含む80億ドルの武器販売を正式に認めたことを発表。貿易や香港情勢などの様々な問題を巡り、中国との緊張関係が高まる中の動きとなった。これまで非公式に承認しつつも、米中関係の不透明さから、政府内では撤回を求める動きもあった。米国側はこの合意に民主党議長や共和党外交委員会が支持している。
中国が国の一部とみなす台湾への過去最大の新型兵器売却により、中国との関係が悪化する恐れがある。先週の売却報道を受け、中国は即座にこれを非難し、中国外務省報道官は、武器売却は中国の主権と利害を侵害するとしていた。中国と台湾を隔てる台湾海峡での台湾の軍事能力を高める戦闘機は中国とり厄介なものである。
米国は台湾関係法の一環で、40年間武器を提供してきたが、中国の主権(中国共産党は事実上統治を行っていはいない)を侵害するものとして中国はこれに苛立ちを示してきた。
8月20日付台湾『フォーカス台湾』 は「戦車、F16戦闘機購入は台湾の防衛を強化する、と元米国高官」との見出しで以下のように報道している。
M1A2戦車とF16戦闘機の米国からの購入は、台湾の防衛力を高めると、国際フォーラムで訪台しているウォレス C. グレッグソン元米国副防衛長官(オバマ政権時のアジア太平洋安全保障担当)が述べている。また、台湾の特異な防衛問題に触れ、武器としての戦車の追加が貴重なものだとした。M1A2戦車は非常に高速度、高性能で、効果の高いシステム。同様に新型F16は巡航、弾道ミサイル両方のミサイル攻撃に対するネットワーク防衛を可能にする。
台湾軍は、戦車は老朽化したM60A3パットン戦車、ティーガ戦車に替わるものだとしている。
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