22日、天皇、皇后両陛下が国内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が世界各国の首脳が参列する中、執り行われた。海外メディアでは、神道儀式の様子や伝統、海外の王妃たちのファッションなどに触れ、色取り取りに報じている。
10月22日付米国
『CNN』は「徳仁天皇が何世紀も続く儀式で、正式な即位宣言」との見出しで以下のように報道している。
今年5月昭仁天皇が200年振りに生前退位し59歳の徳仁天皇は皇居にて即位の礼と呼ばれる複雑な儀式により、正式に世界向け天皇の地位に就いたことを公言した。紫色の幕が開き、徳仁天皇と雅子皇后が装飾が施された檀上[高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)]から現れた。天皇は、1990年の父の即位時の様な赤褐色の式服を着た。...
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10月22日付米国
『CNN』は「徳仁天皇が何世紀も続く儀式で、正式な即位宣言」との見出しで以下のように報道している。
今年5月昭仁天皇が200年振りに生前退位し59歳の徳仁天皇は皇居にて即位の礼と呼ばれる複雑な儀式により、正式に世界向け天皇の地位に就いたことを公言した。紫色の幕が開き、徳仁天皇と雅子皇后が装飾が施された檀上[高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)]から現れた。天皇は、1990年の父の即位時の様な赤褐色の式服を着た。皇后は模様入りの白色の式服で、髪には金色の飾り。天皇が言葉を読み上げた後、向かいで阿倍晋三首相がスピーチを読み、深くお辞儀をしてから“天皇陛下万歳”と三唱した。著名な各国首脳ら来賓が招かれていた。英国チャールズ皇太子、騒動の渦中の香港のキャリー・ラム行政長官、日韓貿易戦争中の韓国のイ・ナギョン首相も参列。
注目されるこの儀式は、数年来の勢力となった台風19号(ハギビス)の爪痕が残る中に執り行われた。金曜、政府は天皇即位に合わせ55万人の恩赦を発表。
徳仁天皇は14世紀継承が絶えない家系の126番目の天皇。天皇の役割は祖父裕仁天皇の時代から変化した。
天皇が神の権化と考えられていた時代から、主に象徴としての天皇になった。他国の君主と違い、徳仁は国家元首というよりも国家の象徴であり、日本の天皇は政治的な権力は持たない。
同日付英国『メールオンライン』は「天皇即位式の注目をさらう王妃や首脳夫人の艶やかな衣装」との見出しで以下のように報道している。
天皇即位の儀では世界の王族やファーストレディが、グラマラスなドレス、目を引く帽子、メッセージ性のあるジュエリー等を身に着けていた。スペインのレティシア王妃、オランダのマキシマ王妃、マチルド王妃などが参列。デンマークのメアリー王妃は、淡いグレーのエレガントなアンサンブル、タイのファーストレディ、ナラポーン・チャンオチャは、伝統服で華やかな装い。スペインのレティシア王妃は、つねに注目される存在。ピンクと緑の花柄ドレスに, 細さを強調する緑のベルト、紅ピンクの冠をあしらい、光るジュエリーで首や手首を演出。オランダのマキシマ王妃は、全身シルバーグレーのドレスできめ、床までのロングドレスは、花のアップリケが袖まであしらわれるている。頭には同じ光沢のハットを被った装いだった。
同日付英国『ガーディアン』は「徳仁天皇の即位を記念し50万人を恩赦」との見出しで以下のように報道している。
徳仁天皇の即位式に先立ち、安倍政権により、道路交通法違反者などの軽犯罪者50万人以上に恩赦が施された。恩赦の決定は公けの議論なしに決められた。戦前の神とみなされた天皇による恩赦は、非民主主義的、政治理由ではないと批判がある。前回の明仁天皇即位時は250万人が恩赦された。
徳仁天皇は、儀式の後の言葉で“国民に寄り添うこと”を誓った。180か国以上からの約2千人の来賓の前で即位を表明し、“常に国民を思い,国民に寄り添い”、天皇を“日本国及び日本国民統合の象徴”とみなす戦後の憲法にのっとり、また国民の幸福と世界平和を希望すると述べた。
この儀式は、大雨の朝に始まったとされる日本古来の神道に基づいている。即位式の費用に税金16億円(1.5億ドル)が投入されることを巡り政教分離に反する等との批判も起きた。また安倍総理の祝辞を天皇皇后両陛下の下段で読み上げることに、戦後憲法の国民主権に矛盾するとの批判もあった。
予定では、祝日にオープンカーで東京を廻るパレードも行われる予定だったが、先週の台風ハギビスの被災者に配慮し延期された。
徳仁天皇即位にあわせ、「令和」(美しい調和)という新たな元号に変わり、皇室の穏やかな近代化の時代への希望をもたらした。しかし改元により後継者問題等にも注目が集まった。
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先週末の集会で騒ぎは起こった。ミルクシェイクを投げつけたポール・クラウザー氏(32)が公共での暴行の疑いでその場で逮捕された。「こういう奴らに対する正しい抗議行為だ」とクラウザー氏という。
ファラージ代表を保護するために、エディンバラのマクドナルドにファラージ代表が話している間ミルクシェイクの販売を中止するよう当局は要請していたが、事件はその後で起こった。
事件後ファラージ代表は次のようにツイートした。...
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先週末の集会で騒ぎは起こった。ミルクシェイクを投げつけたポール・クラウザー氏(32)が公共での暴行の疑いでその場で逮捕された。「こういう奴らに対する正しい抗議行為だ」とクラウザー氏という。
ファラージ代表を保護するために、エディンバラのマクドナルドにファラージ代表が話している間ミルクシェイクの販売を中止するよう当局は要請していたが、事件はその後で起こった。
事件後ファラージ代表は次のようにツイートした。「悲しいことだが、残留派の中には普通の選挙運動ができなくなるまで過激になってしまったものもいる」そして警察にクラウザー氏を告訴すると伝えた。
ロンドンのクイーン・メアリー大学政治学部のティム・ベール教授は、ミルクシェイク投げは英国政治の伝統を受け継いでいるとYAHOO!ニュースに語った。「英国には、政治家に何かを投げつけるという長い歴史がある」とベール教授はいう。「1960年代には首相がたまごを投げつけられたが、それは寛大に受け取られた。これは政治家が受けた脅迫のなかで最も重大なものでは、おそらくない。これは非常に過激な政治家に対して感じる強い抗議感情を表す方法で、世間からひどく非難される危険を冒さずに、ニュースの取れ上げられる方法である。やるべきでなないだろうが、英国民は心配するより、いくらか面白がっているように思う」
一般の声が聞こえてくる前に、テレーザ・メイ首相がファラージ氏へのミルクシェイク投げを非難し、元首相のトニー・ブレア氏もこの抗議行為を非難した。「恐ろしく、ばからしいことで、やるべきではない」とブレア氏はいう。「こんなことは我慢できない。犯人が自分の世界観を持つことは構わない。しかし、誰かに反対だから、話をやめさせ、集会を邪魔しようとものを投げつけることはやめよう。本当にばかげている」
ベール教授はファラージ代表をきっかけに、ミルクシェイク投げがもっと主流の政治家に向く可能性があるという。
ミルクシェイクは伝統的なたまご投げの進化形だ。卵投げは英国政治では比較的よく起こっている。ハロルド・ウィルソン首相とジョン・メージャー首相に1970年と1992年にそれぞれたまごが投げつけられている。2001年にはジョン・プレスコット副首相がたまごを投げつけた人にパンチを見舞った。
しかし、ベール教授の意見では、ミルクシェイク投げが大変効率的な抗議方法であることはすでに明らかだという。「いくつかの点で非常に効率的な抗議方法だ」とベール教授はいう。「一つは、いま我々はミルクシェイク投げについて話しているし、すべてのマスコミで取り上げられている。二つ目に、政治家のスーツをだめにして1、2時間動きが取れないようにすることだ。予備のスーツをいつも持ち歩いてれば別だが。拭けば取れてしまうたまごとは比べ物にならない。実際ミルクシェイクが投げつけられたら、上空からカモメにフンを落とされたようで、着替えないかぎりどうしようもない」
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