トランプ大統領、米ロ双方の外交官追放騒動勃発の直前にプーチン大統領をホワイトハウスに招待する話を持ちかけていたことが判明【米・英・フランスメディア】(2018/04/03)
4月2日付フランス
『AFP通信』:「ロシア政府:トランプ大統領が3月の電話会談の際にプーチン大統領をホワイトハウスに招待していたと暴露」
ロシア大統領府のユーリ・ウシャコフ筆頭外交顧問は4月2日、ドナルド・トランプ大統領が3月20日にウラジーミル・プーチン大統領と電話会談した際、米ホワイトハウスでの首脳会談を提案してきた旨明かした。
これに対してホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は同日、トランプ大統領は、ロシア大統領との首脳会談を開く話をしたが、場所についてはホワイトハウスを含めていろいろな所が候補として考えられるものの、依然何も決まっていないと言及した。...
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4月2日付フランス
『AFP通信』:「ロシア政府:トランプ大統領が3月の電話会談の際にプーチン大統領をホワイトハウスに招待していたと暴露」
ロシア大統領府のユーリ・ウシャコフ筆頭外交顧問は4月2日、ドナルド・トランプ大統領が3月20日にウラジーミル・プーチン大統領と電話会談した際、米ホワイトハウスでの首脳会談を提案してきた旨明かした。
これに対してホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は同日、トランプ大統領は、ロシア大統領との首脳会談を開く話をしたが、場所についてはホワイトハウスを含めていろいろな所が候補として考えられるものの、依然何も決まっていないと言及した。
ただ、ウシャコフ氏は、両大統領の電話会談後、米ロ双方の外交官追放問題が発生してしまったため、具体的な話が進まない状況となっているとした。
なお、米政府高官の話では、ロシア元スパイの暗殺未遂事件を契機に、ロシアが国際的に孤立しつつある中、トランプ大統領がプーチン大統領を米国に招待する話を持ち出したと公表することで、ロシアとして何とか事態を好転させたいと考えたものだとコメントした。
4月3日付米『ロイター通信米国版』:「ロシア政府、トランプ大統領がホワイトハウスでの首脳会談を持ちかけたと表明」
ウシャコフ顧問は、トランプ大統領がプーチン大統領に対して、再選後の最初の米ロ首脳会談をホワイトハウスで開くことを提案してきたと公表した。
これに対して反トランプ派は、トランプ陣営の何人かが、大統領選へのロシア介入容疑の関係者として捜査対象となっている最中、張本人のプーチン大統領をホワイトハウスに招待するなどもっての外と非難の声を上げている。
同日付英『ザ・サン』紙:「ロシア元スパイ暗殺未遂事件発生後にも拘らず、トランプ大統領がプーチン大統領をホワイトハウスに招待していたことが判明」
トランプ大統領は3月20日にプーチン大統領と電話会談した際、側近の助言を無視して同大統領再選を祝福した。
そればかりか同大統領は、ロシア元スパイの暗殺未遂事件にロシア政府が関わった疑いがあるにも拘らず、プーチン大統領をホワイトハウスに招待する話もしていたことが判明した。
米ホワイトハウスのサンダース報道官は4月2日、トランプ大統領が、プーチン大統領との首脳会談を早晩開くことについて言及したことは認めたが、場所をホワイトハウスとするとは言っていないと強調した。
しかし、ロシア大統領府のウシャコフ顧問は、トランプ大統領は確かにプーチン大統領をホワイトハウスに招待すると明言したと暴露した。ただ、その電話会談以降、(米ロ双方の外交官追放問題となり)具体的な話は進んでいないと付言している。
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プーチン大統領、欧米諸国によるロシア外交官追放措置に対抗して同数の在ロシア欧米外交官を追放すると宣言【英国・ロシアメディア】(2018/03/30)
既報どおり、英国がロシア元スパイ暗殺未遂事件に関わり、在英国ロシア外交官を追放したのに追随して、米国及び欧州諸国が同様の措置を下した。ロシア政府は一貫して事実無根とアピールしているが、実力行使に出ることが一番と判断した模様で、同数の在ロシア欧米外交官を追放措置にすると発表した。
3月29日付英
『ザ・サン』紙:「プーチン大統領、米国への報復措置として在ロシア外交官追放及びサンクトペテルブルグ米領事館の閉鎖を発表」
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は3月29日、米国政府が在米ロシア外交官60名を追放措置にしたことへの報復として、同数の在ロシア米国外交官を追放すると発表した。
同外相によると、ウラジーミル・プーチン大統領からは、サンクトペテルブルグ米領事館も閉鎖するようにとの指示を受けたとも言及した。...
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3月29日付英
『ザ・サン』紙:「プーチン大統領、米国への報復措置として在ロシア外交官追放及びサンクトペテルブルグ米領事館の閉鎖を発表」
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は3月29日、米国政府が在米ロシア外交官60名を追放措置にしたことへの報復として、同数の在ロシア米国外交官を追放すると発表した。
同外相によると、ウラジーミル・プーチン大統領からは、サンクトペテルブルグ米領事館も閉鎖するようにとの指示を受けたとも言及した。
英国から始まり、米国及び欧州十数ヵ国が今週、英国在住のロシア元スパイの暗殺未遂事件発生を理由として、合計150人余りのロシア外交官を追放処分にしている。
そこでロシア外相は、言われもなき追放処分への報復措置として、米国のみならず欧州諸国が追放したと同数の在ロシア欧米外交官を追放することとしたと表明している。
なお、米国政府は、かかるロシアの行動は“法的根拠がない”とした上で、“被害国を装う”ことは慎むべきだと非難した。
同日付ロシア『ザ・モスクワ・タイムズ』紙:「ロシア政府、在ロシア米国外交官に1週間以内の退去命令」
ロシア外務省は3月29日、在ロシア米国外交官60名に対して、4月5日までに退去するよう命令を下した。
これに先立ってラブロフ外相が、米国政府による在米ロシア外交官60名の追放措置に対抗して、同数の在ロシア米国外交官を追放する旨発表していた。
3月4日に英国で発生した、ロシア元スパイ(66歳)の暗殺未遂事件に関し、英国他欧米諸国がロシア政府の陰謀だとして、多くのロシア外交官を追放する措置を講じていた。
同外相は、ロシア政府は一切関わっていないとした上で、反ロシア・ヒステリーを誇張するものだと非難している。
なお、ロシア元スパイの息女(33歳)も同様被害に遭ったが、入院している英国の病院は、症状がかなり持ち直したと発表している。
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