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2024年05月05日(日)
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【Globali】
 

世界が見るTPPで巻き返しをはかる米国(2015/04/17)

4月15日付「米豪メディアから読み解くAIIBとTPPの行方」で、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に対して、日米はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)で対抗していこうとしているとお伝えしたが、この動きを加速することになるオバマ大統領にTPP交渉権限を一任するTPA法案が、米国の超党派議員により米議会に提出された。TPA法案が成立すれば、TPP交渉の12カ国の合意が米国議会で承認される保証を得ることになる。この動きに合わせて日米の当局者、有識者によるTPP推進発言も増え始めた。現在はAIIBで防戦一方だった、米国のTPPによる巻き返しの準備運動といったフェーズにあたるのだろう。各国は、TPPで巻き返しをはかる米国について、以下のように報じた。

4月17日付『ボイスオブアメリカ』(米国)は「TPPは、米国にとっての経済的、地政学戦略上利益であり、それは貿易のための新しい機会を開き、アジア太平洋地域への米国の関与についての強力な戦略的シグナルを発信するだけでなく、米国企業と労働者のための活動分野を広げることにもなる」、との共和党上院議員のジョン・マケインの発言を紹介した。
4月17日付『マレーシアメールオンライン』(マレーシア)は「ここ数週間の間に、米国の当局者があらゆる機会をとらえて、AIIBのガバナンスの不透明性への懸念を強調する一方で、TPPがアジアへのリバランス政策のために、いかに重要な柱であるかを強調している」と報じ、「ドイツをはじめとする米国の同盟国が、中国主導のAIIBに参加したことで、失敗する米国の戦略に日本がつき従っているという印象を与えているが、そのことがかえって停滞していたTPPに弾みをつけた格好だ」、との日本国際問題研究所の高木誠一郎のコメントを掲載。...
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世界が見る中国の南沙諸島埋め立て工事(2015/04/10)

AIIB(アジアインフラ投資銀行)の参加国拡大により勢いづく中国だが、その陰でスプラトリー諸島(南沙諸島)の岩礁埋め立て工事や建物の建設を急ピッチで進めていることが、最新の衛星画像から判明、近隣諸国の不安が高まっている。AIIBのガバナンスが不明瞭なことから日米は参加を見送ったが、南シナ海で建設中の施設の目的もはっきりしておらず、ここでも中国の不透明な動きが問題視されている。各国は急ピッチで進む中国の南沙諸島埋め立て工事について以下のように報じた。

4月9日付『フォーリンアフェアーズ』(米国)はCSIS(戦略国際問題研究所)による最新の衛星画像で、「南シナ海のスプラトリー諸島での中国の埋め立て工事が急激なピッチで進んでいることが確認できた」と報じた上で、「画像からは中国の船舶の他、港湾や大規模な高層建築物、滑走路などが確認され、これらの施設が何のために造られているのか秘密のベールに包まれている」と伝えた。さらに「中国は南シナ海において覇権を確立し、近隣諸国を監視し、圧力をかけるという能力を大幅に向上させている。...
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