2月14日付
Globali「最側近辞任でトランプ政権に痛手」の中で、“トランプ氏最側近の一人である、フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、正式就任前に駐米ロシア大使と外交関連の討議をしたことを理由に辞任に追い込まれ、痛手となっている”と報じた。そして、トランプ大統領は、すぐさま指名した後任候補に辞退されたり、また、労働長官候補も指名辞退に追い込まれ、踏んだり蹴ったりが続いたが、この程漸く大統領補佐官後任が決まった。ただ、大統領就任から1ヵ月経った現在でも、主要15閣僚のうち、まだ6長官(農務、商務、エネルギー、住宅都市開発、内務、労働)が未承認であるだけでなく、議会承認が必要とされる約1,200の政府内重要ポストのうち59幹部しか決まっておらず、ボスが未定の役所職員に不安が広がっている。
2月21日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「トランプ大統領補佐官(国家安全保障担当)に陸軍幹部養成所長が就任」
「●ドナルド・トランプ大統領は2月20日、1週間前に辞任したマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)後任として、H.R.マクマスター陸軍中将を選任。
●マクマスター氏は米陸軍能力統合センター所長であるが、トランプ大統領は、同氏が秀でた能力と経験を持っており、今回の新任務に能力を発揮してくれると期待するとコメント。...
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2月21日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「トランプ大統領補佐官(国家安全保障担当)に陸軍幹部養成所長が就任」
「●ドナルド・トランプ大統領は2月20日、1週間前に辞任したマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)後任として、H.R.マクマスター陸軍中将を選任。
●マクマスター氏は米陸軍能力統合センター所長であるが、トランプ大統領は、同氏が秀でた能力と経験を持っており、今回の新任務に能力を発揮してくれると期待するとコメント。
●同氏はかつて、1991年の湾岸戦争や2003年のイラク戦争等で重要な役割を演じており、中東での経験が豊富。
●なお、同氏の任命で、ジム・マティス国防長官、ジョン・ケリー国土安全保障長官に続く3人目の元米軍幹部。」
同日付英
『ジ・インディペンデント』紙:「歯に衣を着せぬ物言いの中将がトランプ大統領補佐官に任命」
「●大統領補佐官に任命したハーバート・レイモンド・マクマスター中将について、トランプ大統領は、米軍の誰からも尊敬され、卓越の能力・経験を持った人物と高評価。
●ただ同氏は、トランプ大統領の意を汲んで親ロ派だった前任のマイケル・フリン元中将に比べて、ロシアを脅威と見る米国大勢派に共感する人物。
●従って、これまでトランプ大統領を批判してきたジョン・マケイン共和党上院議員(上院軍事委員会委員長)も、“傑出した”選択だとして歓迎。」
同日付フランス
『AFP通信』:「トランプ大統領、H.R.マクマスター氏を国家安全保障担当補佐官に任命」
「●2月13日に前任のフリン補佐官が辞任した後、トランプ大統領はすぐさま、元海軍中将のロバート・ハワード氏を後任に任命したが、同氏が辞退。
●そこで同大統領は、ベトナム戦争時の米軍戦略を公に批判するなど、遠慮のない物言いで知られているが、米陸軍にあって能力・見識ともに高いとの評価を持つ、マクマスター陸軍中将を新たに選任。」
同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』:「マクマスター陸軍中将が米大統領
補佐官(国家安全保障担当)に就任」
「●就任に当りマクマスター陸軍中将は、現在の米国にとって重要な国家安全保障に関わる任務に就けて光栄であり、米国民の安全確保のために全力を尽くすと表明。
●同氏の選任は、前任のフリン氏が、正式就任前に駐米ロシア大使と協議した件に関わる虚偽報告の責任を取って辞任してから1週間後のこと。」
同日付中国
『チャイナ・デイリィ』(
『新華社通信』配信):「トランプ大統領、ハーバート・
マクマスター陸軍中将を国家安全保障担当補佐官に任命」
「●マクマスター陸軍中将(54歳)は、ベトナム戦争時の米軍戦略の失敗を本に著しているが、イラク戦争で大いなる功績を上げるなど、米陸軍内で高い評価の人物。」
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