米・英・韓国メディア;北朝鮮、米大統領選に合せてミサイル発射を画策(?)
いよいよ米大統領選投票日が到来する中、北朝鮮が、どちらの候補が勝っても米国への敵愾心を弱めることがないことを示すため、投票日当日に合せて中距離弾道ミサイルを発射するとのニュースが流れている。機先を制する、というのが金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の常套手段のようである。
11月7日付米
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「北朝鮮、米大統領選に合せてミサイル発射を画策か」
「●韓国軍高官は11月7日、北朝鮮が米大統領選に合せてミサイル発射を画策している可能性があるとして、緊急配備態勢を取っているとコメント。
●発射を試みているとみられるのは、米軍のグアム基地をも射程範囲とする中距離弾道ミサイル“ムスダン”。
●韓国軍によれば、大統領選に合せてミサイルを発射することで、北朝鮮が引き続き核・ミサイル開発を続行するとの意思を、国際社会、特に米国に対してアピールする絶好の機会と捉えていると予想。...
全部読む
11月7日付米
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「北朝鮮、米大統領選に合せてミサイル発射を画策か」
「●韓国軍高官は11月7日、北朝鮮が米大統領選に合せてミサイル発射を画策している可能性があるとして、緊急配備態勢を取っているとコメント。
●発射を試みているとみられるのは、米軍のグアム基地をも射程範囲とする中距離弾道ミサイル“ムスダン”。
●韓国軍によれば、大統領選に合せてミサイルを発射することで、北朝鮮が引き続き核・ミサイル開発を続行するとの意思を、国際社会、特に米国に対してアピールする絶好の機会と捉えていると予想。」
11月8日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「北朝鮮、米大統領選に先駆けて、オ
バマ政権は“全て失敗”と表明」
「●米韓両軍は、北朝鮮がこれまでも米大統領選に合せて問題を起こしてきたことから、今回も不測の事態に備えて臨戦態勢。
●米シンクタンクが衛星画像等をみて、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)核実験場で不穏な動きがあるとコメント。」
同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「米韓両軍、
北朝鮮のミサイル発射の脅威に備えて合同訓練実施」
「●韓国軍報道官は11月8日、北朝鮮のミサイル攻撃の脅威に備えて、米韓両軍が空から北朝鮮を急襲する合同訓練を実施したとコメント。
●北朝鮮が、米大統領選に合せて、ミサイル発射か、あるいは核実験まで実施する恐れがあるとして、米韓両軍が臨戦態勢にあると付言。」
一方、同日付韓国
『聯合(ヨナプ)ニュース』:「韓国高官、北朝鮮は米大統領選でどちら
が勝っても不安と感じているとコメント」
「●韓国高官は11月8日、北朝鮮は米大統領選にどちらが勝利しても不安は拭えないと考えているとコメント。
●北朝鮮は今年6月、トランプ共和党候補が、韓国はもっと米軍駐留の代償を払うべきだと発言したことを評価。
●ただ北朝鮮は、民主党・共和党どちらの候補が勝ったとしても、米国が自国の安全保障を第一に考え、対北朝鮮政策を厳しく行うことに変わりはないとして、強い警戒をしていると推測。」
閉じる
米・英・フィリピンメディア;南シナ海をめぐる中・比の動き
8月18日付
Globali「中国、G20サミットに向け準備万端(2)-南シナ海問題」の中で、“中国北東部の内蒙古自治区で開かれていた中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)代表高官会議において、南シナ海での各国の活動を法的に規制する「行動規範」の枠組みについて、来年半ばまでに合意を目指すことで一致をみた”と報じた。中国は、日米の他、ASEANにもしっかり根回しして、中国が議長国となる主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)で南シナ海問題の焦点が当たらないよう画策している。一方、フィリピンのドゥテルテ新大統領は、常設仲裁裁判所(PCA)裁定を追い風に、硬軟織り交ぜて対中交渉を進めようとしている。
8月25日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「ドゥテルテ大統領、汚職や違法薬物犯罪に対処するため兵力投入も辞さじ」
「●フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ新大統領は8月21日、中国との領有権問題に関わる交渉については、悪戯に中国高官を怒らせるより、対話の席に着かせる方が大事と発言。
●更に同大統領は、違法薬物の犯罪者などを裁判にかけずに殺害するという、同大統領の行為を人権侵害だと国連が非難していることに対して、フィリピンは国連を脱退して、中国他に声を掛けて新しい国際組織を設立することも考えたいともコメント。...
全部読む
8月25日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「ドゥテルテ大統領、汚職や違法薬物犯罪に対処するため兵力投入も辞さじ」
「●フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ新大統領は8月21日、中国との領有権問題に関わる交渉については、悪戯に中国高官を怒らせるより、対話の席に着かせる方が大事と発言。
●更に同大統領は、違法薬物の犯罪者などを裁判にかけずに殺害するという、同大統領の行為を人権侵害だと国連が非難していることに対して、フィリピンは国連を脱退して、中国他に声を掛けて新しい国際組織を設立することも考えたいともコメント。
●一方、中国外交部の陸康(ルー・カン)報道官は8月24日の定例会見で、フィリピンのドゥテルテ大統領が、ASEANサミット(9月6~8日、ビエンチャン(ラオス)で開催)において、南シナ海問題に関するPCA裁定の話を持ち出さないとする発言を歓迎するとコメント。」
同日付米
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「フィリピン、もし中国が侵略行為に及べば徹底抗戦すると発言」
「●ドゥテルテ大統領は8月24日、フィリピン軍兵士を前に、もし中国がフィリピンの主権を脅かす行為に出てくれば、徹底的に武力で対応すると発言。
●また、同大統領は、中国が誠実にフィリピンと対話することを望んでいるが、そうでない場合に備えて、国防省に2万人の兵力増強を支持。」
同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「フィリピンのドゥテルテ大統領、南シナ海問題の平和的解決を望むが、武力侵害があれば“徹底抗戦”すると表明」
「●ドゥテルテ大統領は8月24日、マニラ東部のフィリピン陸軍キャンプを訪問し、南シナ海の中沙(スカボロー)礁海域の主権については、いかなる国の侵害も許さないと発言。
●同大統領はまた、中国に対してPCA裁定に従うよう強硬には求めないが、平和的交渉が決裂し、中国公船や軍艦などが同海域に侵入してくる場合、武力で徹底抗戦するともコメント。」
同日付フィリピン
『ザ・マニラ・タイムズ』紙:「ドゥテルテ氏、中国との“徹底抗戦”辞
さじと発言」
「●ドゥテルテ大統領は、PCA裁定については、フィリピンのみならず東南アジア諸国の関係国全て、すなわちベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、ブルネイが支持しており、中国としては無視できないはずとコメント。
●従って、中国はフィリピンとの対話に誠実に応じる必要があるとも付言。」
閉じる
その他の最新記事