S&P500最高値更新、ダウ2万2千ドル台回復(2017/09/12)
9月11日のニューヨーク株式市場は、ほぼ全面高で取引を終えた。ハリケーン「イルマ」の影響が当初、予想されたほど大きくないとの見方や、北朝鮮の建国記念日に、大陸間弾道ミサイルの発射がなったことから、地政学リスク等が低下し、米株式の代表3指数とも上昇して取引を終えた。
終値は、NYダウが、前日比+259.58の22,057.37ドル、ナスダック総合指数が、前日比+72.072の6,432.264、S&P500指数は、前日比+26.68の2,488.11で引け、NYダウは、約1ヵ月ぶりの2万2千ドル台を回復し、S&P500指数は、過去最高値を更新した。...
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9月11日のニューヨーク株式市場は、ほぼ全面高で取引を終えた。ハリケーン「イルマ」の影響が当初、予想されたほど大きくないとの見方や、北朝鮮の建国記念日に、大陸間弾道ミサイルの発射がなったことから、地政学リスク等が低下し、米株式の代表3指数とも上昇して取引を終えた。
終値は、NYダウが、前日比+259.58の22,057.37ドル、ナスダック総合指数が、前日比+72.072の6,432.264、S&P500指数は、前日比+26.68の2,488.11で引け、NYダウは、約1ヵ月ぶりの2万2千ドル台を回復し、S&P500指数は、過去最高値を更新した。
近年、災害が少なかったことから、保険会社の余剰資金は、数千億ドルに積み上がっており、今回のハリケーン「ハービー」や「イルマ」の被害額は、それぞれ250億USドル(日本円で2兆7325億円)程度との見通しから、保険関連株に買い戻しが入った。
また、安全資産から株式へ資金が移ったことから、金利が上昇し、10年もの国債利回りは、前日比+0.071%の2.132%となり、利ざやの拡大見通しから、銀行株に、買い戻しが入った。
セクター別では、全11セクターすべてで、値上がりした。その中でも、金融関連株が、前日比1.7%ともっとも値上り比率が高く、次いで、情報技術関連株が1.5%で続き、次いで素材関連株が1.4%であった。
個別銘柄では、12日に新製品の発表が予定されているアップル株が、前日比+2.87の161.50(+1.81%)まで買われ、中国が、ガソリン車やディーゼル車の生産や販売の禁止の時期を検討しているとの報道から、テスラ株が買われ、前日比+20.29の363.69(+5.91%)で引けた。
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地政学リスク高まり、NYダウ一時130ドル超下げるも持ち直した(2017/08/30)
『ワシントン・ポスト』等各英文メディアは、北朝鮮による中距離弾道ミサイル発射に伴う地政学リスクの高まりにより、取引開始直後、ニューヨークダウは、一時130ドル超下げたと報じた。
米国株式市場より、先にオープンした欧州市場では、主要株式市場において軒並み株価は下落して、8月29日の取引を終えた。
特にドイツは、ほぼ全面安となり、約6ヵ月ぶりの安値となった。
終値は、英FTSEが、前日比64.03安の7,337.43、独DACSが、前日比177.59安の11,945.88(約6ヵ月ぶりの安値)、仏CACが、47.83安の5,031.92となった。
この流れを受け、ニューヨーク株式市場も下落して取引を開始したものの、良好な経済指標を支えに徐々に上昇し、結局主要3指数とも上昇して、取引を終えた。...
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米国株式市場より、先にオープンした欧州市場では、主要株式市場において軒並み株価は下落して、8月29日の取引を終えた。
特にドイツは、ほぼ全面安となり、約6ヵ月ぶりの安値となった。
終値は、英FTSEが、前日比64.03安の7,337.43、独DACSが、前日比177.59安の11,945.88(約6ヵ月ぶりの安値)、仏CACが、47.83安の5,031.92となった。
この流れを受け、ニューヨーク株式市場も下落して取引を開始したものの、良好な経済指標を支えに徐々に上昇し、結局主要3指数とも上昇して、取引を終えた。
8月29日発表された、米調査会社コンファレンス・ボードによる8月の消費者信頼感指数が、予想に反し上昇し、前月比+2.9の122.9(1985年を100とする)と5ヵ月ぶりの高水準となった。
これを受けて、株価は上昇に転じ、優良株で構成するNYダウ工業株30種平均は、前日比56.97高の21,865.37、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比18.871高の6,301.886、S&P500種株価指数は、前日比2.06高の2,446.30と、主要3指数とも上昇して取引を終えた。
セクター別で見ると、ボーイング等の資本財関連が、前日比+0.7%、情報技術関連が、前日比+0.4%、生活必需品関連が、前日比+0.3%上昇した。
また、個別銘柄では、アップルが、過去の最高値を更新し、前日比+1.44高の162.91で引けた。
背景には、9月12日に、サンフランシスコにおいて行われるイベントにおいて、アイフォーン等の新製品が発表されるとの期待が高まっていることがある。
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