感情認識もできる360度回転する一種のスマートスピーカー(2017/10/02)
音声で、エアコンやオーディオ機器を操作したり、明日の天気や知りたいレストランの場所等を教えてくれるアシスタントロボット「OLLY」が、現在、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で、資金調達中である。
この「OLLY」は、英国のベンチャー企業「Emotech」が開発したスマートスピーカーである。
「OLLY」の最大の特徴は、使用者の感情を認識して、その場の感情に合わせた対応を取ることができることである。
また、学習を重ねていくと、個人的な特徴を理解できる(例えば、毎朝、使用者の好きな曲を流す)ようになるとのことである。
「OLLY」は、真ん中に、穴が開いているドーナツ形状で、その円状にLEDが多数埋め込まれており、様々な色により表情が変化する。...
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この「OLLY」は、英国のベンチャー企業「Emotech」が開発したスマートスピーカーである。
「OLLY」の最大の特徴は、使用者の感情を認識して、その場の感情に合わせた対応を取ることができることである。
また、学習を重ねていくと、個人的な特徴を理解できる(例えば、毎朝、使用者の好きな曲を流す)ようになるとのことである。
「OLLY」は、真ん中に、穴が開いているドーナツ形状で、その円状にLEDが多数埋め込まれており、様々な色により表情が変化する。
また、「OLLY」の本体には、広角カメラ2台、スピーカー、台座には、4つのマイクが内蔵されており、マイクで拾う音声とカメラに映る映像を使って、人物を認識し、その人物が部屋のどこにいるかも感知することができる。
さらに、「OLLY」は、台座部分を軸に、LEDが埋め込まれたドーナツ部分が、360度回転するので、様々な方向に向きを変えて情報を収集することができる。
加えて、「OLLY」は、独自のAIシステム等により、「顔の表情」や「声のイントネーション」「口の形状」によって、感情を認識し、分析し、さらに、習慣行動を学習し、その結果を活用して、「OLLY」自らが使用者に話しかけることができる。
尚、価格は699USドル(日本円で7万8850円)であるが、現在、早期割引価格499USドル(日本円で5万6290円)と送料で入手することができる。
ただし、出荷は、2018年3月予定である。
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【日本の世相と世界の動き・・No.117<母の日>】(2017/05/13)
<母の日>
5月14日は「母の日」である。
日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す日とされ、日本では、1913年に青山学院での母の日礼拝が行われたことが最初であるが、その起源は米国である。
米国での起源を辿ると、南北戦争(1861~1865年)終結直後の1870年、女性参政権運動家のグループが提唱した、夫や息子を戦場に送り出すことを拒否するとする「母の日宣言」に始まるという。...
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<母の日>
5月14日は「母の日」である。
日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す日とされ、日本では、1913年に青山学院での母の日礼拝が行われたことが最初であるが、その起源は米国である。
米国での起源を辿ると、南北戦争(1861~1865年)終結直後の1870年、女性参政権運動家のグループが提唱した、夫や息子を戦場に送り出すことを拒否するとする「母の日宣言」に始まるという。ただ、この動きは大きく普及することはなかったが、1907年5月12日にその運動の流れを受けたアンナ・ジャービス女史が、亡き母を偲んで教会の日曜学校で白いカーネーションを贈る記念会を開いた。それ以降、徐々に協賛・追随する人達が増え、同女史のはたらきかけもあって1914年、米国において5月第2日曜を母の日の記念日とすることが決定された。
ジャービス女史は、1913年の青山学院での礼拝に応援のメッセージを届けたこともあって、同学院の女性宣教師による「母の日」普及活動に拍車がかかり、5月第2日曜を「母の日」として定着させる動きが全国に広まっていったと言われる。
一方、世界各国では「母の日」を、その国の事情に合せて設定している。
●日米と同じく5月第2日曜:独・伊・加・豪・NZ・中国・香港・台湾・シンガポールなど30ヵ国
●5月最終日曜:仏・スウェーデン等7ヵ国
●固定日:ジョージア(3月3日)、ブルガリア・スロベニア等7ヵ国(3月8日)、中東13ヵ国(3月21日)、韓国(5月8日)、メキシコ等3ヵ国(5月10日)、タイ(8月12日)、北朝鮮(11月16日)、インドネシア(12月22日)
因みに、筆者の個人的感想か、「母の日」に比べて普及度が足りない「父の日」(6月第3日曜)であるが、これも米国起源とされる。その米国においても、「父の日」の活動が始まったのは1910年のことであるが、当時の大統領にも認知されて6月第3日曜と定められたのは、半世紀以上も後の1966年のことである。
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