韓国軍の発表では、先月数日間、北朝鮮の特殊戦部隊がパラグライダーを使って韓国にある韓米連合司令部を奇襲する訓練をしていたという。パラグライダーは軽いため背負うこともでき、山頂から標的に降りる事が可能。また、音もなく低空を飛ぶため、ドローン(無人機)同様の奇襲効果があり、韓国軍のレーダーでは夜間の探知が難しいといい、北が限られた物資を使い奇襲してくることに警戒を強めている。
10月10日付韓国
『聯合ニュース(ヨンハップ)』は「北朝鮮特殊部隊がパラグライダーでの指令部襲撃作戦の訓練実施」との見出しで以下のように報道している。
「北朝鮮軍の特殊部隊が9月の数日間、パラグライダーを使用した米韓統合本部への襲撃作戦の訓練を行っていたと、韓国軍当局が火曜発表。パラグライダーは操縦が簡単で、重量も僅か3,4キロで軽いため、折り畳み式のパラグライダーを肩に背負い、山頂から標的に奇襲をかけられる。...
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10月10日付韓国
『聯合ニュース(ヨンハップ)』は「北朝鮮特殊部隊がパラグライダーでの指令部襲撃作戦の訓練実施」との見出しで以下のように報道している。
「北朝鮮軍の特殊部隊が9月の数日間、パラグライダーを使用した米韓統合本部への襲撃作戦の訓練を行っていたと、韓国軍当局が火曜発表。パラグライダーは操縦が簡単で、重量も僅か3,4キロで軽いため、折り畳み式のパラグライダーを肩に背負い、山頂から標的に奇襲をかけられる。パラグライダー訓練は特殊部隊の陸・海・空軍の数班に分かれて実施され、参加した北朝鮮兵は司令部に見立てた地点で訓練を行ったという。既に、韓国の大統領府をモデルとした建物を使った奇襲訓練をしていることは知られていた。
国防当局によると、韓国陸軍のレーダーは夜間、空からの襲撃(パラグライダー)を探知する能力は低く、音のしない低空飛行のパラグライダーはドローンのように効果があるため懸念されている。先月の米韓空軍による米空母参加の合同軍事演習は、このパラグライダー奇襲作戦を受けて行われていたのだという。」
同日付英国『エクスプレス』は「第三次大戦:北朝鮮が米韓合同軍へのパラグライダー奇襲訓練」との見出しで以下のように報道している。
「本日の韓国軍の発表によると、北朝鮮の陸空海軍が9月にパラグライダー訓練を行っていたという。昨夜の電話会談でロシアのラブロフ外相は米国ティラーソン長官に対し、朝鮮半島の緊張の高まりは「容認できない」と警鐘を鳴らした。また、軍事訓練を行う米国に対し、対話での解決をするという決意との矛盾点を指摘したという。
今日は先週3日間北朝鮮を訪問してきたロシアのモロゾフ議員が、北は米国やグアムを射程とする弾道ミサイル開発を進展させるつもりだと述べている。同氏によると米国の西海岸に達する計算のようであるという。」
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10月9日付英
『デイリィ・エクスプレス』紙:「第三次世界大戦:英国、米朝間緊張の高まりに則して軍事行動の準備」
英国軍は、米朝間の軍事衝突の可能性が高まっていることから、空母“クィーン・エリザベス”を緊急配備することが明らかになった。
『デイリィ・メール』紙によると、最新型の同艦は、就役時期を早めて北朝鮮軍との対戦に備えることになるという。
なお、マイケル・ファロン国防相は、北朝鮮の違法な核・ミサイル実験は看過できず、また、同盟国である米国に対して“核攻撃”を辞さないと脅しており、英国軍としても然るべく対応する必要があると語った。...
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10月9日付英
『デイリィ・エクスプレス』紙:「第三次世界大戦:英国、米朝間緊張の高まりに則して軍事行動の準備」
英国軍は、米朝間の軍事衝突の可能性が高まっていることから、空母“クィーン・エリザベス”を緊急配備することが明らかになった。
『デイリィ・メール』紙によると、最新型の同艦は、就役時期を早めて北朝鮮軍との対戦に備えることになるという。
なお、マイケル・ファロン国防相は、北朝鮮の違法な核・ミサイル実験は看過できず、また、同盟国である米国に対して“核攻撃”を辞さないと脅しており、英国軍としても然るべく対応する必要があると語った。
10月8日付ロシア
『RT(ロシア・トゥデイ)テレビニュース』:「米韓両軍、北朝鮮の新型ミサイル発射実験に対応すべく監視を強化」
韓国の
『聯合(ヨナプ)ニュース』報道によれば、韓国軍高官情報として、北朝鮮における新たなミサイル発射実験に備えて、監視活動を強化しているという。具体的には、U-2S高高度偵察機、RC-800電子情報偵察機、RF-16偵察機、E-737早期警戒管制機、P-3C哨戒機が偵察に当っている。
更に、
『KBSニュース』によれば、東海(日本海の韓国表示)にはSPY-1D最新式レーダー搭載のイージス駆逐艦が、陸上にはミサイル防衛用可搬レーダーが配備されているという。
なお、平壌(ピョンヤン)訪問中のアントン・モロゾフ下院議員は10月6日、北朝鮮が米西海岸を標的とした弾道ミサイルの発射準備をしていると警告を発している。
一方、ドナルド・トランプ大統領は10月7日、過去25年間の北朝鮮との非核化交渉は何ら効果がなく、また、今後の交渉も無駄であり、残された道はひとつしかない、とツイートしている。
一方、10月9日付
『聯合ニュース』:「韓国軍高官:北朝鮮の挑発は差し迫った危機とはなっていないとコメント」
韓国軍の高官は10月9日、米韓両軍が協力して厳重警戒に当っているが、北朝鮮の挑発が新たな危機を招くような事態にはなっていないと表明した。
同高官によれば、10月10日の朝鮮労働党創立記念日等、今週には北朝鮮の祝日があるものの、新たなミサイル発射実験等のリスクは低いとみているという。ただ、万一に備えて、米韓両軍の様々な偵察機等を配備して、監視活動を強化していると語った。
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