9月22日付米
『タイム』誌:「英オックスフォード大、世界大学ランキングでトップに」
「●英国の教育専門誌
『タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE、注後記)』が発表した今年の大学ランキングで、英オックスフォード大が初の首位。
●これまで5年連続首位だった、米カリフォルニア工科大が2位に後退。
●THEは、教育環境、研究の評価、論文の引用数、教職員の国際性の4つの指標でランキング付け。
●ただ、オックスフォード大やケンブリッジ大(同4位)など英国の高ランキング大学が、英国の欧州連合(EU)離脱後も競争力が維持できるかが懸念。」
同日付米
『CNNニュース』:「世界大学ランキングのトップの授業料は僅か年1万2,000ドル」
「●英オックスフォード大の年間授業料は、僅か9,000ポンド(約1万1,700ドル、約120万円)。
●但し、上記はあくまで英国及びEU内の学生に適用されるもので、その他の国・地域出身学生は、1万5,295~2万2,515ポンド(1万9,860~2万9,230ドル、約199万~293万円)。
●ただ、それでも以下のとおり、米大学の授業料より遥かに低額。
・2位カリフォルニア工科大;4万5,846ドル(約460万円)
・3位スタンフォード大; 4万7,331ドル(約470万円)
・4位ケンブリッジ大;9,000ポンド、1万1,684ドル(約120万円)
・5位マサチューセッツ工科大;4万8,140ドル(約480万円)
・6位ハーバード大; 4万3,280ドル(約430万円)
・7位プリンストン大; 4万5,320ドル(約450万円)
・8位インペリアル・カレッジ・ロンドン;9,000ポンド、1万1,684ドル(約120万円)」
同日付英
『メール・オンライン』(
『ロイター通信』記事引用):「英オックスフォード大が
世界大学ランキングでトップになるも、英国のEU離脱が暗雲」
「●英系で世界最古の英オックスフォード大が、2004年から発表されている世界大学ランキングで初めて首位になるも、今後英国のEU離脱で、優秀な教職員や学生が集まるか、更には資金集めへの影響も懸念。
●また、これまで資金援助を受けてきた欧州研究評議会からの6,700万ポンド(約89億円)について、英政府が代わって補助するのか不明の状態。
●大学ランキングのトップ10は、英国2校(オックスフォード大とケンブリッジ大)、スイス1校(スイス工科大チューリッヒ分校)の他7校は米国が席巻。
●しかし、国からの数十億ドル(数千億円)の補助を受けていることもあり、中国の大学の競争力が急上昇。
●また、香港や韓国の大学の躍進も目覚ましい。」
同日付韓国
『KBSニュース』:「英オックスフォード大が世界大学ランキングで首位」
「●韓国の大学は、トップ300校中6校がランクイン。
●ソウル大が昨年の85位から72位に、韓国科学技術院が同148位から89位に、浦項工科大が同116位から104位にそれぞれ躍進。
●なお、アジアトップは、シンガポール国立大の24位。」
9月23日付中国
『上海日報』(
『新華社通信』記事引用):「中国の大学、世界大学ランキングで大躍進」
「●直近のTHE発表のランキングで、トップ50校の中に中国の大学が4校ランクイン。
●北京大が29位(昨年42位)、清華大が35位(同47位)、香港大が43位、そして香港工科大が49位に躍進。
●1990年代以降、政府が注力した大学への資金援助やその他の支援が結実したもので、評価対象の全980校のうち、5%以上、52校が中国の大学。
●また、アジア24ヵ国の290校のうち、19校がトップ200入り(昨年の15校から増)しており、中国・香港の他、韓国の大学も大幅ランクアップ。」
残念ながら、引用した海外メディアで日本の大学についての言及はないが、THEのランキングを見ると、東大;39位(アジア4位)、京大;91位(同11位)、東北大;201~250位(同20位)、東工大・大阪大;251~300位(同28位)、名古屋大;301~350位(同34位)と、欧米はもとより、他のアジアの大学にも水を開けられている。
(注)THE:英米系のタイムズが、新聞の付録冊子として毎年秋に発行している高等教育情報誌。2004年から、世界大学ランキングを公表。
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