7月27日付米
『ABCニュース』(
『AP通信』記事引用):「ケリー長官、米国に批判的なフィリピン新大統領と会談」
「●米国のジョン・ケリー国務長官は7月27日、マニラを訪問してロドリゴ・ドゥテルテ新大統領と初会談。
●フィリピンのアベリヤ大統領報道官は、ケリー長官からPCA裁定の尊重を求められたドゥテルテ大統領は、同裁定を踏まえて中国と交渉していくとコメントしたと発表。
●一方、ケリー長官は、同大統領の麻薬犯罪撲滅運動支援のため、米国が3,200万ドル(約33億6千万円)を拠出すると提案。...
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7月27日付米
『ABCニュース』(
『AP通信』記事引用):「ケリー長官、米国に批判的なフィリピン新大統領と会談」
「●米国のジョン・ケリー国務長官は7月27日、マニラを訪問してロドリゴ・ドゥテルテ新大統領と初会談。
●フィリピンのアベリヤ大統領報道官は、ケリー長官からPCA裁定の尊重を求められたドゥテルテ大統領は、同裁定を踏まえて中国と交渉していくとコメントしたと発表。
●一方、ケリー長官は、同大統領の麻薬犯罪撲滅運動支援のため、米国が3,200万ドル(約33億6千万円)を拠出すると提案。
●なお、同大統領は以前から、米国のイラク等への介入によってテロ活動が活発化、拡散したことを非難し、また、中国との連携を深める意向を表明。」
同日付フィリピン
『サン・スター』オンラインニュース:「アキノ、アロヨ両氏、ドゥテルテ新大統領下の国家安全保障会議に出席」
「●ドゥテルテ新大統領が7月27日に招集した初めての国家安全保障会議(NSC)に、アキノ前大統領、アロヨ元大統領も出席。
●NSCにおいて、南シナ海問題、麻薬犯罪撲滅対策に加えて、フィリピン国内過激派組織(フィリピン共産党、新人民軍、国家民主前線)との和平交渉シナリオ等を協議。
●なお、新大統領の指名を受けて、中国との交渉のため北京を訪問する予定のラモス元大統領も出席したが、新大統領よりは、PCA裁定を踏まえての外交交渉を始めるとの方針を確認。」
一方、同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「南シナ海問題に関わる中国プロパガンダ・ビデオ、タイムズ・スクエアで毎日120回公開」
「●PCA裁定で従来の主張を全面否定された中国は、7月23日より8月3日まで毎日120回、ニューヨークのタイムズ・スクエアで、南シナ海における中国主権の正当性を訴える3分のビデオを放映。
●南シナ海の諸島群を発見した昔から現代までの中国の関与について、各界の専門家を登場させて中国主張を擁護。」
7月28日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「南シナ海
問題に関わるタイムズ・スクエア公開のビデオ、中国の正当性を主張」
「●費用は、月額30万~40万ドル(200万~260万人民元、約3,150万~4,200万円)と推定。
●1日当り、50万人の通行人が視聴と試算。」
また、7月27日付中国
『新浪(シナ)英字ニュース』(
『新華社通信』記事引用):「中国、
南シナ海に関わる日米豪共同声明を一蹴」
「●中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は7月27日、日米豪3ヵ国が7月25日晩に出した南シナ海に関わる共同声明について、いずれの国も同海域外の国であることから、悪戯に干渉せず、正しい見方をするべきだと反論。
●同報道官は、中国は以前から、同海域の領有権問題を関係国間の対話による解決を主張しており、また、先日の中国・ASEAN会議においても、今後策定する行動規範に則って解決していくことを再確認済みとも主張。
●更に同報道官は、日米豪は自国の利益に適うときだけ国際法遵守を主張するという、ダブルスタンダードを取っていると非難。」
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