1月12日付米
『CBSニュース』(
『AP通信』配信):「中国、2016年新車販売が過去最高も2017年予想は弱含み」
「●中国自動車工業協会(CAAM)は1月12日、2016年の乗用車・スポーツ用多目的車(SUV)等の新車販売が2,440万台、トラック・バス等も含めると2,810万台(前年比+14%)と、過去最高を記録したと発表。
●背景は、政府による減税効果で、昨年12月の減税適用最終月には、駆け込み需要もあって販売が加速。...
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1月12日付米
『CBSニュース』(
『AP通信』配信):「中国、2016年新車販売が過去最高も2017年予想は弱含み」
「●中国自動車工業協会(CAAM)は1月12日、2016年の乗用車・スポーツ用多目的車(SUV)等の新車販売が2,440万台、トラック・バス等も含めると2,810万台(前年比+14%)と、過去最高を記録したと発表。
●背景は、政府による減税効果で、昨年12月の減税適用最終月には、駆け込み需要もあって販売が加速。
●中でも、SUV販売が好調で、前年比+58%増の527万台を記録。
●ただ、業界専門家は、減税幅が縮小されることから、2017年の販売の伸びは弱含みと予想。」
同日付英
『メール・オンライン』(
『AFP通信』配信):「中国の2016年新車販売は直近3年で最高の伸び」
「●CAAMは、2016年の新車販売台数は2,803万台と過去最高を記録し、更に8年連続で世界一となったと発表。
●前年比でも、2016年は+13.7%増と、2014年+6.9%、2015年+4.7%を大きく上回る結果。
●特に、景気刺激策として、小型車への10%消費税が2015年10月から5%に下げられたことから、小型車の販売が前年比+21.4%となり、全体の70%余りを占める程に拡大。
●しかし、中国財務部(省に相当)は昨年12月、小型車の税率は7.5%に上げ、そして2018年には10%に戻すと発表。
●なお、外国車では、中国では排ガス不正で問題となったディーゼル車を販売していないフォルクスワーゲンが398万台でトップ、GMは過去最高の387万台(前年比+7%増)、フォードは127万台(同+14%増)の販売。」
同日付香港
『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』オンラインニュース:「中国の2016年新車販売が直近3年で最も増加」
「●減税措置を追い風に、小型車販売が前年比+21.4%増の1,760万台に飛躍的増加。
●日本車では、日産自動車が135万台(前年比+8.4%増)と最高記録。
●専門家は、減免措置が軽減されることから、一般乗用車の販売の伸びは少々鈍化するも、電気自動車等新エネルギー車への減免措置は継続するので、伸びが期待されるとコメント。
●なお、2016年の新エネルギー車は50万7千台と、実に前年比+53%増。」
同日付中国
『新華社通信』:「中国の新車販売が2016年最高記録更新」
「●CAAMによると、減免措置終了前の昨年12月は、前年同月比+9.5%、前月比+16.6%増の306万台販売と、月間売り上げ最高記録。
●中国における新車販売は、2009年に前年比+45%増を記録した後、大都市でのスモッグや渋滞問題のため伸びが低下。
●2016年の最高記録更新は、多分に減税措置が追い風となったもの。
●新エネルギー車販売台数50万7千台のうち、電気自動車は40万9千台と、新エネルギー車全体の80%を占め、前年比+65.1%増。
●中国国産車の輸出台数は2016年が70万8千台で、2017年は75万台と更に+5%増見込み。
●一方、輸入車は漸減し、2017年には100万台まで落ちると予想。
●なお、CAAMは、2017年の新車販売台数を前年比+5%増の2,940万台と見込む。」
なお、日本における2016年新車販売台数は、前年比▼1.5%減の497万台と、2011年の東日本大震災で421万台に落ち込んで以来5年振りに500万台割れした。軽自動車の税率上昇が足かせとなって、軽自動車の販売が2年連続で減少していることが原因と考えられる。
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