10月18日付
『ジ・インディペンデント』は、インスタグラム・インフルエンサーの旅行者が神聖な神社の鳥居で懸垂している動画を拡散したことで非難を浴びていると報じた。
チリ人のインスタグラム・インフルエンサーの姉妹が先週、札幌市内の神社の鳥居で懸垂している動画を拡散した。
この姉妹は14万人のフォロワーを有するインフルエンサーだが、不敬行為を咎める3千件以上の非難投稿を受けた。...
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10月18日付
『ジ・インディペンデント』は、インスタグラム・インフルエンサーの旅行者が神聖な神社の鳥居で懸垂している動画を拡散したことで非難を浴びていると報じた。
チリ人のインスタグラム・インフルエンサーの姉妹が先週、札幌市内の神社の鳥居で懸垂している動画を拡散した。
この姉妹は14万人のフォロワーを有するインフルエンサーだが、不敬行為を咎める3千件以上の非難投稿を受けた。
それらは、“日本文化を軽視した”とか、“神を冒涜する行為で、キリスト教徒にとって大事な教会の十字架で懸垂するに等しい”等厳しいものであった。
そこで同姉妹は10月15日、“何も考えずにやってしまったことを深く反省し、陳謝したい”とした上で、先の投稿動画を削除した。
ただ、削除する前に同動画はX(旧ツイッター)で拡散され、3,360万回以上再生されてしまっている。
なお、地元報道では警察が本件を事件化して捜査はしていないとしているが、刑法第188条「礼拝所不敬罪」では、神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、6ヵ月以下の懲役または10万円(514ポンド)以下の罰金に処せられる、と規定されている。
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米大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏の妻メラニア夫人が、出版予定の回想録で、共和党の立場に反して中絶の権利への支持を示しているという。米国では圧倒的多数が中絶権利を支持しているとされる中、発言の影響力が注目されている。
10月4日付
『ロイター通信』:「メラニア夫人、ドナルド・トランプ氏に反して中絶権利支持表明」:
ドナルド・トランプ米大統領候補の夫人メラニア・トランプ氏は3日、動画を通じて、女性の「個人の自由」の権利に「妥協の余地はない」とのメッセージを発信した。これは共和党の大統領候補であるトランプ氏が掲げる中絶の権利に対する立場に相反する主張となる。
11月5日の総選挙を前に、中絶問題は女性票獲得への大きな障害となる争点で、トランプ候補と副大統領候補のバンス上院議員が、共和党の強硬な反対姿勢を和らげようとしている中での表明となる。...
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10月4日付
『ロイター通信』:「メラニア夫人、ドナルド・トランプ氏に反して中絶権利支持表明」:
ドナルド・トランプ米大統領候補の夫人メラニア・トランプ氏は3日、動画を通じて、女性の「個人の自由」の権利に「妥協の余地はない」とのメッセージを発信した。これは共和党の大統領候補であるトランプ氏が掲げる中絶の権利に対する立場に相反する主張となる。
11月5日の総選挙を前に、中絶問題は女性票獲得への大きな障害となる争点で、トランプ候補と副大統領候補のバンス上院議員が、共和党の強硬な反対姿勢を和らげようとしている中での表明となる。
来週発売される回顧録の宣伝で「X」に投稿された動画で、「個人の自由が基本的原則であると私は信じており、間違いなく、個人の自由である女性の出産はすべての女性の基本的権利であることに妥協の余地はない」等と述べている。
元モデルで前ファーストレディだったメラニア夫人は、現選挙陣営には殆ど参加せず、以前にも度々謎めいた声明を発表している。2018年の国境視察時には「私にはどうでもいい」とのスローガンが書かれたジャケットを着ていたがそれについての説明もなかった。
しかし今回報じられた回顧録の抜粋では、中絶の権利への立場をやや明確に表明しており、本には「個人の自由という女性の基本的権利により、女性は希望すれば妊娠を終わらせる権利を持っている」と書かれているという。
トランプ氏は、夫人と相談しこの問題について「例外を許さない人もいれば、別の見方をする人もいる」ので「メラニア氏の思いに従って書くように」と述べたという。
トランプ氏は2022年、中絶権判例を覆すきっかけとなった3名の最高裁判事を任命しているが、今年共和党予備選に勝利してからはやや中立的立場を取っている。各州に規制する自由があると主張し、先月の集会では、自身が大統領に選出されれば女性は「中絶についてこれ以上悩まなくていいだろう」とも発言している。
民主党のカマラ・ハリス候補は、中絶支持を強調しており、憲法上の権利復活を公言している。米国の世論調査では常に国民の大半が中絶権利を支持しているとされる。
10月3日付英『Guardian』:「メラニア氏、突然の中絶権容認の意図は?」:
メラニア・トランプ夫人が中絶の権利を支持しているとするニュースは、衝撃と困惑をもって受け止められている。
ドナルド・トランプ候補が、有権者へ中絶権を守るとの説得を続ける中の夫人による支持表明となった。夫人の支持は吉と出るかのか否か。メラニア氏の啓示は、ハリス氏への投票に二の足を踏みつつも、中絶の権利には賛成しており、まだ誰に投票するか決めていない有権者を説得させるものだとも考えられる。
一方、中絶の権利に関し20年以上世論調査を行ってきたTresa Undem氏は、訴求効果は非常に小さいとする。夫人の個人的意見にかかわらず、トランプ候補の政策を覆すような大きな影響はないと考えられる。最高裁判例が変わる訳でもなく、トランプ氏とメラニア夫人の関係があまり好ましくないというのも良い影響を与えないとする。
メラニア氏の中絶支持表明は、トランプ氏の忠実な支持層である中絶反対派の反感を買うものであったとみられ、トランプ氏が中絶支持を匂わせることにも既に抵抗は生じていた。
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