米クオモ知事、コロナ規制下のニューヨーク州で6,700人の観客を入れたフットボール試合を行う計画を発表(2020/12/25)
米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、新型コロナウイルスにより、多くの企業や店が閉鎖された同州で、バッファロー・ビルズのプレーオフ戦に6,000人を超えるファンの参加を許可する計画を発表し、新たな批判の波を巻き起こしている。
『ロシアトゥデイ』によると、クオモ知事は、アメリカンフットボールのニューヨーク州チーム、バッファロー・ビルズの大ファンとして知られている。そんな彼が23日の記者会見で、「バッファロー・ビルズは、次のプレーオフ戦に6,700人のファンを入れた試合を提案した。 保健当局は、ファンが入り口で迅速抗体検査Rapid Testを受け、入場後はマスク及び接触の追跡方法を検討している」と発表したことで、批判の声が上がっている。...
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『ロシアトゥデイ』によると、クオモ知事は、アメリカンフットボールのニューヨーク州チーム、バッファロー・ビルズの大ファンとして知られている。そんな彼が23日の記者会見で、「バッファロー・ビルズは、次のプレーオフ戦に6,700人のファンを入れた試合を提案した。 保健当局は、ファンが入り口で迅速抗体検査Rapid Testを受け、入場後はマスク及び接触の追跡方法を検討している」と発表したことで、批判の声が上がっている。なお、同知事は記者会見の2日前に、この試合に自身も観戦を希望していることを話していた。
ニューヨーク州では、レストランを筆頭とする多くの中小企業が、長引くロックダウン措置により苦しい経営状況に直面している。多くの企業が、「Barstool Sports」のような会社によって設立されたファンドを通じて、個人的に財政支援を求めている。一方で、エンターテイメントビジネスは規制対象外となっていることに批判の声が上がっている。例として、レストランが屋内での食事を持つことが禁止されている一方で、NBC放送局のバラエティー番組「サタデーナイトライブ」は、ライブスタジオに観客を入れて撮影を続けることが許可されている。
『MSN』によると、ニューヨーク州の毎日のコロナによる死亡者数は 5月15日以来の最高値を記録するようになっており、22日には164人が死亡し、新たに200人が入院している。現在州全体では6,700人以上が新型コロナウイルス感染で入院している。
今回クオモ知事自身も観戦を希望している試合は、ニューヨーク西部にあるバッファロー・ビルズのスタジアムで行われる予定となっている。しかし西部地域の検査陽性率は7.3%と高い値で推移している。一方で、ニューヨーク市の検査陽性率は4.9%となっており、バーやレストランが多く、何千人もの人が廃業に追い込まれたマンハッタンは、2.65%とさらに低い。しかし、クオモ知事は、感染率が非常に高く、ニューヨーク市は人口が多く感染しやすくなっていると言う理由から、25%の収容率でも屋内での食事を再開させることを拒否している。
知事室は、感染率の数値、またはなぜ、新型コロナウイルスがより出回っている地域のスタジアムに6,700 人が一度に集まることが、 25 % または 50 % の収容率でレストランを営業するよりも安全だと考えているのか、その理由を明らかにしなかった。また、レストランでも、入り口で迅速抗体検査Rapid Testを受けるシステムを導入すれば営業を再開できるかどうかについてもコメントはしなかった。
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ロシア、国際宇宙ステーションで世界初の映画撮影を目指す(2020/12/22)
ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスが、来年秋に史上初の宇宙での映画撮影に取り組もうとしている。撮影は国際宇宙ステーションで行われる予定で、現在は役者のオーディションが進められていると同時に、民間スポンサーも募集している。
『インディワイヤー』によると、トム・クルーズが来年、2億ドルの宇宙映画を国際宇宙ステーション(ISS)で撮影することが5月に発表され、世界初の宇宙に渡航する俳優が誕生すると考えられていた。しかし、ロシアが「チャレンジ」という映画を同じく国際宇宙ステーションで撮影する計画を発表し、この2つの撮影プロジェクトが競合している。
映画『チャレンジ』は、2021年10月に撮影開始が予定されており、主役のオーディションのために、ロシア連邦のテレビ局「第1チャンネル」がロシアの宇宙機関ロスコスモスと提携している。...
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『インディワイヤー』によると、トム・クルーズが来年、2億ドルの宇宙映画を国際宇宙ステーション(ISS)で撮影することが5月に発表され、世界初の宇宙に渡航する俳優が誕生すると考えられていた。しかし、ロシアが「チャレンジ」という映画を同じく国際宇宙ステーションで撮影する計画を発表し、この2つの撮影プロジェクトが競合している。
映画『チャレンジ』は、2021年10月に撮影開始が予定されており、主役のオーディションのために、ロシア連邦のテレビ局「第1チャンネル」がロシアの宇宙機関ロスコスモスと提携している。
ロスコスモス社の投稿によると、この映画の為に「国際的な大スターになると同時に、宇宙に渡航する真のヒロイン」を探しているという。演技ができるだけでなく、宇宙へ旅立つ勇気と能力を持つヒロインを見つけるために公募制となっている。
応募者はプロの俳優である必要はない。しかし製作者は、演技だけでなく、宇宙飛行士になるための訓練の心理的、肉体的な課題を満たすことができる主演の女性を探している。そのため、年齢は、25歳から40歳までの女性で、体重は50kgから70kg、胸囲は112cmまで、身体的に健康であることが条件となっている。さらに、1kmを3分半以内で走り、800m自由形を20分で泳げること、3メートルの跳び台からしっかりした技術で飛び込むことができることも求められている。なお、ロシア国籍の人のみが応募できる。
『ロシアトゥデイ』によると、ロシア連邦副首相のユーリイ・ボリソフ氏は21日に記者会見で、映画「チャレンジ」は、民間の資金を確保することができれば、先に進むことができるだろうと語った。「私が副首相でいる間、長編映画の撮影が進むチャンスを逃さないことを保証する」と述べ、俳優たちの宇宙滞在費を支払うスポンサーが見つかれば、撮影に臨むことが出来ると付け加えたという。
『デイリーメール』は、オーディションの勝者は、宇宙飛行士のための学校で訓練を受け、宇宙飛行士として合格しなければならないと報じている。主役の女優は、30人の最終候補者の中から選ばれ、スポーツの腕前を証明し、高等教育を受けており、犯罪歴がないことが条件となっている。
この女性を主人公にした撮影は、来年秋に国際宇宙ステーションで行われる予定となっているため、トム・クルーズの映画と同じ時期に撮影が行われる可能性がある。もしかしたら、2本の映画が宇宙で前後して撮影されるかもしれない。
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