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2024年05月18日(土)
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【Globali】
 

中国人民元IMFのSDR構成通貨へ(2015/11/18)

IMF(国際通貨基金)のSpecial Drawing Rights(SDR:特別引出し権)は、IMFが通貨危機に備えて加盟国に配る準備通貨で、現在米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円の四つの通貨で構成されている。現在の国際通貨は米ドルに大きく依存しており、米ドルの価値が減価した場合のリスクが大きい。中国の習近平政権は過度の米ドル依存を是正するために、中国人民元を国際通貨とする政策を進めており、その一環として人民元をSDRの構成通貨とするよう働きかけて来た。IMFは11月13日人民元がSDR入りの条件を満たしているという報告書を発表したが、この結果11月30日のIMF理事会の承認を経て正式決定がなされることになる。人民元は資本取引の自由化が完了しておらず国際通貨と認めるには早計の感もあるが、SDRの構成通貨変更は5年に一度とされており、世界第二の経済大国に成長した中国の意向を無視できない欧米各国の思惑が見てとれる。13日のIMFの発表について世界各紙は次のように報じた。

11月15日付『ブルームバーグ ビジネス』は、「人民元の興隆が世界経済に意味するもの」という見出しで今後人民元の国際化が与える影響を分析している。人民元がドル、ユーロと並んで上位の準備通貨に加わることにより世界経済の安定度が大いに増すというエコノミストは多い。世界の外国為替取引の87%はドル絡みの取引である。特に欧州債務危機以降ユーロの割合が低下してドルへの依存度は増しており、ドル一極依存の世界通貨体制は不安定且つ継続不能の状態にあるので、経済規模は世界第二位、貿易量は世界第一位の中国がドルを補完する準備通貨を提供するだろうと、あるエコノミストは言う。...
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三菱MRJ初飛行の海外での報道(2015/11/13)

三菱航空機(三菱重工子会社)の国産ジェット旅客機MRJが11月11日初飛行を行った。 日本における旅客機開発はYS11以来約50年ぶりとなるが、設計変更や製造工程の見直し、部品の改修などで当初2011年に予定されていた初飛行が4年以上遅れている。2017年半ばに初号機の全日空への引渡しが予定されており、それまで2500時間の飛行試験を実施する予定である。今後の途も平坦なものではないかもしれないが、需要増が期待される近中距離の航空機市場で大きな飛躍を期待したい。以下ではこの初飛行が海外メディアではどう報道されたかを見る。

11月11日付『ロイター通信』は、「日本の50年ぶりの旅客機 処女飛行」という見出しで今回の飛行についての基本的な内容について伝えたほか、三菱重工がゼロ戦を製造したこと、三菱も加わったYS11の開発は不首尾に終わったが、開発の過程でボーイング社との関係が出来て、第二次大戦後解体された日本の航空機産業の再興に繋がったことが触れられている。また、初飛行はドバイで開かれていた航空ショーの参加者の耳目を惹きつけたが、参加者は今後日本、中国、ロシア等のメーカーが市場に参入して来ることを予想していると報じている。...
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