韓国、飼い猫による住宅火災が3年間で100件超発生(2022/01/05)
韓国の首都ソウルでは、2019年1月から2021年11月にかけて、107件の住宅火災で、その家の猫が原因になっていることが報告され、市の消防当局が猫の飼い主に警戒を呼びかけている。
仏メディア
『BFMTV』によると、ソウル消防災害本部は先週、3年間で107軒の家がネコ科動物が原因と思われる火災に見舞われたと発表した。猫はタッチセンサー式の電気コンロの上を歩くことでスイッチをオンにしてしまい、コンロがオーバーヒートして火災につながっているという。幸いなことに、これらの事件で死亡者は出ていないものの、4人が負傷している。また、仏紙
『ウエスト・フランス』によると、多くの場合、火災の原因となった猫は死んでしまっているという。...
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『BFMTV』によると、ソウル消防災害本部は先週、3年間で107軒の家がネコ科動物が原因と思われる火災に見舞われたと発表した。猫はタッチセンサー式の電気コンロの上を歩くことでスイッチをオンにしてしまい、コンロがオーバーヒートして火災につながっているという。幸いなことに、これらの事件で死亡者は出ていないものの、4人が負傷している。また、仏紙
『ウエスト・フランス』によると、多くの場合、火災の原因となった猫は死んでしまっているという。
なお、ソウル市の消防当局が記録した107件の事故のうち、約半数は、事故発生時に猫だけが家におり、飼い主が不在の時に発生している。猫が火事を起こさないようにするために、消防災害当局はいくつかのアドバイスをしている。例えば、コンロの近くに燃えやすいものを置いておかないこと。ペーパータオルが例として挙げられる。また、ロック機能付きのコンロを使用することも推奨されている。
この種の事件は韓国以外でも発生している。米国では、米国動物愛護協会によると、年間1千件以上の火災がペットによって引き起こされているという。そのため、同団体は所有者に対して、外出時にはプラグを抜くなどして、災害を回避するよう呼びかけている。
フランスでは、2018年6月にアパートで発生した火災の原因が猫だったと言われている。猫が誤って電気コンロをつけてしまったのではないかと推測されている。それまでも、飼い猫がコンロの上を歩いてスイッチを入れてしまう事があったものの、その都度飼い主がスイッチを消していたという。しかし、その後の火災時には飼い主は不在で、猫は火災で死んでしまった。
このような災害を引き起こす可能性のあるペットは、猫だけではない。2019年12月、イギリスのある住宅で、ハスキー犬が火事の原因ではないかと疑われる事件が発生した。電子レンジの中にロールパンの入った袋が置いてあったため、犬が意図せず電子レンジのスイッチを入れてしまった際、中の袋に火が付き火事になってしまった。幸いにも燃え広がることはなかったという。
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アマゾン内部文書、アレクサの所有者は数週間でデバイスを使用しなくなることが判明(2021/12/27)
ブルームバーグの報道によると、アマゾンは、スマートホームアシスタントのアレクサを購入しる多くの人が、わずか2週間でデバイスを使用しなくなることを内部文書で報告していたことが判明した。内部文書によると、アマゾンのスマートホームアシスタントの25%もが、起動後わずか数週間で高価な文鎮と化しているという。
『ブルームバーグ』の記事によると、アマゾンは、同社のアレクサのデバイスのユーザーがスマートホームアシスタントの機能を十分に活用できておらず、デバイスを入手してから早ければ2週間で飽きてしまうことを認識していることが明らかになった。
ブルームバーグが閲覧したアマゾンの内部文書によると、アレクサの所有者の多くは、クリスマス時期にデバイスを購入するものの、その後すぐにその製品のことを忘れてしまう傾向があるという。...
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『ブルームバーグ』の記事によると、アマゾンは、同社のアレクサのデバイスのユーザーがスマートホームアシスタントの機能を十分に活用できておらず、デバイスを入手してから早ければ2週間で飽きてしまうことを認識していることが明らかになった。
ブルームバーグが閲覧したアマゾンの内部文書によると、アレクサの所有者の多くは、クリスマス時期にデバイスを購入するものの、その後すぐにその製品のことを忘れてしまう傾向があるという。ある年には、新しいアレクサのデバイスの15%から25%が、2週間程度使用した後にオフになっていた。アマゾンは、2018年に販売したアレクサのデバイス1台あたりが2021年には5ドル(約572円)程度の損失になると予測し、2028年には2ドル(約229円)の利益を出せるように計画を練っているという。
2019年には、アレクサのユーザーは通常、使い始めてから3時間以内に、デバイスで使うことになる全機能の半分を発見していることが明らかになった。音楽の再生、他のスマートデバイスの制御、タイマーの設定、迅速な情報検索など、ほとんどの人がスマートホームアシスタントで思い浮かべる使い方などである。
しかし、ユーザーの多くは新機能の発見力が低いこともあり、デバイスへの関心が急速に低下し、音楽再生のような基本的な用途のために、なぜこのような高価な製品が必要なのかと思い始める傾向があることが分かってきた。対策として、アマゾンはスクリーン付きスピーカーやヘッドホン、車載用など、アレクサ対応製品の幅を広げようとしてきた。しかし、そのような努力にもかかわらず、ユーザーの関心は停滞していると言われている。もう一つの対策として、アレクサの他の機能に関する説明を提供することであるが、宣伝を望まないユーザーには評判が良くないという。
さらに、アレクサ対応デバイスの売上高の伸びも、新発売された時のような勢いを失っている。スマートホームアシスタントとして最初に発売されたエコーは、2014年のアメリカでの発売のとき、驚くほどの成功を収めた。フェイスブックやグーグルなどもすぐに同様の製品で追随した。昨年、アマゾンは、米国の家庭の25%が少なくとも1台のアレクサデバイスを所有し、アマゾンプライム世帯では、この数字は27%に上ると推定していると報じられた。しかし、社内予測では、今後数年間は年率1.2%の増加にとどまるとされている。
なお、米紙『ワシントン・ポスト』によると、米国では13万人近くの人がアレクサという名前をつけられており、2015年には米国では6千人以上の女児がアレクサと命名された。しかし、アマゾンが音声サービスのかけ声として「アレクサ」を選んで以降、この名前の人気が急落したという。2020年には、約1300人の赤ちゃんがこの名前を授かっただけだった。『ワシントンポスト』の記者が25人の「アレクサ」という名前の女性を取材したところ、数名は自分の名前が使用されていることに対して特に関心を示さなかったものの、大多数は、周囲からの指摘やからかいにうんざりしているということが判明した。
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