南シナ海を皮切りに、覇権主義を前面に打ち出している中国は、超高速ミサイルから自前の空母、原子力潜水艦建造と、最新鋭軍装備品の開発に余念がない。しかし、高速度鉄道等、平和利用のための技術開発(日本、ドイツ等の技術搾取が主であるが)にも力を入れていて、この程、市街幹線道路の渋滞解消のため、“またがりバス”(2本のレール上を走行する、ホバークラフト型大量輸送バス)のテスト走行を実施して、実用化を目指している。
8月3日付米
『USAトゥデイ』紙:「中国で道路を“またいで”走行するバスが実走」
「●中国国営の
『新華社通信』は8月2日、道路をまたいで走行するバス(TEB-1)の実走が始められと報道。
●約70フィート(約22メーター)長のTEB-1は、一度に300人まで運ぶことができ、従来のバスの40台分の輸送能力のため、渋滞解消に一役買うとの評価。」
同日付米
『Foxニュース』:「中国、“またがりバス”の実走を披露」
「●TEB-1は、北京東部の秦皇島(チンファンダオ、河北省最東部の都市)に敷かれた300メーターのレール上をテスト走行。...
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8月3日付米
『USAトゥデイ』紙:「中国で道路を“またいで”走行するバスが実走」
「●中国国営の
『新華社通信』は8月2日、道路をまたいで走行するバス(TEB-1)の実走が始められと報道。
●約70フィート(約22メーター)長のTEB-1は、一度に300人まで運ぶことができ、従来のバスの40台分の輸送能力のため、渋滞解消に一役買うとの評価。」
同日付米
『Foxニュース』:「中国、“またがりバス”の実走を披露」
「●TEB-1は、北京東部の秦皇島(チンファンダオ、河北省最東部の都市)に敷かれた300メーターのレール上をテスト走行。
●開発会社の技術陣は、来年には更に長い距離のテスト走行を実施し、将来の大都市の渋滞解消につなげたい考え。」
同日付英
『ニューズウィーク欧州版』:「中国の“またがりバス”が初のテスト走行」
「●“またがりバス”の構想は2010年に始まり、6年後の8月2日にテスト走行に漕ぎ着け。
●TEB-1技術開発会社の孫(ソン)主任技師は、“またがりバス”によって、道路の大部分のスペースが確保され、30%の渋滞解消につながるだけでなく、新たに地下鉄を建設するより費用が5分の1で済むとコメント。」
同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「中国、ホバ
ークラフト型の渋滞解消対策バスを秦皇島でテスト走行」
「●TEB-1は、幅7.7メーター、車高約5メーターの、道路をまたぐ車体を持ち、時速約40マイル(約64キロメーター)で走行可能。
●TEB-1は、今年5月の北京で開催された国際先端技術見本市で披露され、8月にテスト走行。
●
『新華社通信』は、ブラジル、フランス、インド、インドネシアから引き合いが来ていると報道。」
同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』:「未来はそこに:中国で世界初の“ま
たがりバス”がテスト走行」
「●TEB-1は、2レーンをまたがって走行し、同車体下部は車が自由に走行できるスペースがあるため、渋滞解消に貢献。
●TEB-1のテスト走行では、ブレーキシステム、抵抗力と電力消費について調査。」
同日付中国
『環球時報』:「“またがりバス”が河北省でテスト走行;電力供給の調査が中心」
「●TEB-1のテスト走行は、電力供給システムの調査が中心のため、短距離で実施。
●孫主任技師は、来年には中国中央部の周口(チョウコウ、河南省の都市)で長い距離のテスト走行を実施予定とコメント。
●“またがりバス”の下部を車が走行するのは、トンネル走行と同じのため、点灯や視界前方の安全確保等、安全面の確認もそこで実施予定と付言。」
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