米フェイスブック傘下のインスタグラムは8日、ネット上のいじめを防止する対策として、同社プラットフォーム上に悪質なコメントを投稿する利用者に対し、投稿前に人口知能(AI)で警告を表示して再考を促す機能など、新たな仕組みを導入すると発表した。
『AFP通信』や
『デイリー・テレグラフ』、
『ユーロニュース』などが報じた。インスタグラムは、ネット上のいじめ対策に継続して取り組んでおり、若いユーザーには特に有害なものとなるヘイトスピーチやネット上の虐待行為などに対応している。今回の措置もその一環だ。アダム・モッセリ最高経営責任者(CEO)は声明で、「インスタグラム上に安全な環境を作ることが我々の責任」として、「これが我々の当面の重要な優先事項であり、十分な理解が得られるよう投資を続け、この問題に取り組んでいく。」と述べた。
今回発表された新機能の1つは、相手を不快にさせる可能性があるコメントかどうかをAIが判断し、悪質なものと認識された場合には、投稿しようとしているユーザーに、本当に投稿するかを確認するポップアップ警告を表示し、事前に通知する仕組みだ。
モッセリCEOは、本機能の介入により、悪質な投稿をしようとしているユーザーは、再考しコメントを取り消す機会が得られ、相手が有害なコメントを受領しなくも済むと説明している。実際、本機能の初期試験では、再考する機会を与えられたユーザーが、コメントを取消し、より有害でない情報を共有するようになったという。
今回同社が導入しようとしているもう1つの新機能は、悪質な投稿者に気づかれずにコメントの表示を制限するものだ。この「制限(Restrict)」機能は、いじめをするユーザーの投稿を他のユーザーが見られないようにする仕組みであり、現在テスト中である。
本機能を利用すれば、悪質な投稿をするユーザーのコメントは、承認しなければ他のユーザーが見ることはできなくなる。コメントの表示を制限されたユーザーは、いじめを受けたユーザーが、インスタグラムを利用中か、投稿を見たかどうかなども分からない。
モッセリ氏は、「若者からは、相手をブロックしたり、フォローを解除したり、いじめを報告することには及び腰になってしまうと知らされた。特に現実の生活でいじめをする人と交流している場合、それが事態をエスカレートさせてしまうことがあるからだ。」と本機能開発の背景を説明している。
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実際、この作品は2年の近く行方不明だったが、6月10日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子のヨットにあると匿名の情報源がアートネットのコラムニスト、ケニー・シャハター氏に語った。
この絵は2017年にオークションでの最高落札額の記録を更新し、数か月憶測が飛び交った後、サウジアラビアのバッダー・ビン・アブドゥラ・ビン・ムハンマド・ビン・ファルハン・アル・サウド王子が、王国の議論を呼んでいる支配者ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子に代わって、購入したことがわかった。...
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実際、この作品は2年の近く行方不明だったが、6月10日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子のヨットにあると匿名の情報源がアートネットのコラムニスト、ケニー・シャハター氏に語った。
この絵は2017年にオークションでの最高落札額の記録を更新し、数か月憶測が飛び交った後、サウジアラビアのバッダー・ビン・アブドゥラ・ビン・ムハンマド・ビン・ファルハン・アル・サウド王子が、王国の議論を呼んでいる支配者ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子に代わって、購入したことがわかった。
その後、アラブ首長国連邦の事実上の指導者で、同国最大のソブリン・ウエルス・ファンドの長そして強い軍人であり、ニューヨーク・タイムズが「恐らく間違いなく、アラブで最も力のある指導者」と呼ぶ、アブダビのムハンマド・ビン・ザイード王子の手に渡った。
買い手が明かになってすぐに、絵は消えた。この作品はルーヴル・アブダビ美術館に昨年の9月展示されると見られたが、展覧会が不可解にも延期された。
この絵がどこにあるか、いままで不明であった。
どうやら、皇太子が海外の観光客が訪れるよう、美術館を含め、ウラー地区の再開発を完了するまで、絵はヨット(ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子がロシアのウォッカ業界の大立者から5憶6千5百万ドルで買った)に置かれるようだ。
しかし、絵がどこにあったかは問題の半分でしかない。実際、サルバトール・ムンディが隠されていた時期にも、作品の出処について熱い議論が交わされていた。
最初から、絵の来歴は常に変わっていた。この絵はルイジアナ州バトンルージュの一家が1958年にロンドンにおいて120ドルで購入し、その後5つの別々の部分から作り直すことを含めた大変な修復作業を経て、2011年のロンドン、ナショナルギャラリーでのダヴィンチ展でデビューしたことを、ウォール・ストリート・ジャーナルは昨年9月明らかにした。
今年初めのデイリー・テレグラフの記事では、ルーブル美術館は、この絵はダヴィンチ本人ではなく、「レオナルドダヴィンチの工房」の作品としている。一方、メトロポリタン美術館のカルメン・バムバッハ博士は、この絵は「レオナルドダヴィンチの助手のジョヴァンニ・アントーニオ・ボルトラッフィオ」がほとんどを描いたもので、ダヴィンチはほんの少し修正を加えただけだろうと度々主張している。
クリスティーズは、この絵はレオナルドダヴィンチの直筆で1500年ごろ描かれたものだという主張を変えていない。いずれにしろ、もし公開されるときが来るとすれば、それまで海水がかかることのないように願いたい。
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