3月1日付米
『フォーブス』誌の報道記事「2016年世界大富豪番付」:
「・本誌が富豪番付を始めて30周年になるが、2016年版では、世界の大富豪(総資産10億ドル、約1,140億円超)総数は1,810人と昨年最大だった1,826人より減り、また、総資産合計も6兆4,800億ドル(約738兆7,200億円)と、同様初めて昨年より5,700億ドル(約64兆9,800億円)減少。
・トップは3年連続のビル・ゲイツ(米国、マイクロソフト創業者)で総資産は750億ドル(約8兆5,500億円)、ただ昨年比▼42億ドル(約4,790億円)。...
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3月1日付米
『フォーブス』誌の報道記事「2016年世界大富豪番付」:
「・本誌が富豪番付を始めて30周年になるが、2016年版では、世界の大富豪(総資産10億ドル、約1,140億円超)総数は1,810人と昨年最大だった1,826人より減り、また、総資産合計も6兆4,800億ドル(約738兆7,200億円)と、同様初めて昨年より5,700億ドル(約64兆9,800億円)減少。
・トップは3年連続のビル・ゲイツ(米国、マイクロソフト創業者)で総資産は750億ドル(約8兆5,500億円)、ただ昨年比▼42億ドル(約4,790億円)。同氏は、過去22年のうち17回トップ。
・2位はアマンシオ・オルテガ(スペイン、ファッションブランド“ザラ”創業者)で、3位だったウォーレン・バフェット(米国、投資家)を初めて上回る。
・4位のカルロス・スリム(メキシコ、通信業)は、持ち株の通信会社が大きく値を下げたため▼271億ドル(約3兆894億円)資産減となり、順位も大きく下げた。
・5位のジェフ・ベゾス(米国、アマゾン創業者)は初のトップ10入り。
・6位のマーク・ザッカ-バーグ(米国、フェイスブック創業者)は、今回最大の112億ドル(約1兆2,770億円)増額し、同じく初のトップ10入り。
・中国人トップは王健林(ワン・チャンリン、大連万達グループ代表)で、AMCシアターとレジェンダリー・ピクチャーズ映画会社を傘下に収めており、初のトップ20入り。
・大富豪総数は米国の540人がトップで、2位中国の251人(他に香港64人)を大きく引き離す。」
3月2日付米
『CNBCニュース』の報道「
『フォーブス』2016年大富豪番付でザッカ-バーグが大躍進」:
「・フェイスブック創業者のマーク・ザッカ-バーグが446億ドル(約5兆844億円)と、2015年の334億ドルから大きく伸ばして、16位から6位へと大躍進。
・その他のトップ10は、7位ラリー・エリソン(米国、ソフトウェア“オラクル”創業者)、8位マイケル・ブルームバーグ(米国、通信社ブルームバーグ創業者)、同率9位チャールズ及びデビッド・コーク兄弟(米国、実業家)。
・初の大富豪番付入りは中国人が+70人で最大で、米国人の+33人を凌ぐ。
・大富豪総数3位はドイツの120人、4位がインドの84人、5位がロシアの77人。」
同日付英
『ジ・インディペンデント』紙の報道記事「フェイスブック創業者が初のトップ10入り」:
「・大富豪は合計67ヵ国に存在し、最多は米国の540人、そして中国の251人(編注;英国は50人で総合7位)。
・2015年比総資産額が大きく減少したのは、原油価格低迷、通貨レートや世界の株式市場の混乱が主要因。」
また、同日付中国
『チャイナ・デイリィ・アジア(香港週刊オンラインニュース)』の報道記事「大富豪の総資産額大幅減少」:
「・原油価格下落、株価混乱、そして米ドル高のため、大富豪の平均資産額は36億ドル(約4,104億円)と2010年以来初めて減少。
・香港トップは李嘉誠(リー・カシン、不動産王)の271億ドル(約3兆894億円)だが、持ち株の大暴落もあってこの1年だけで▼60億ドル(約6,840億円)となり、総合順位も3つ下げて20位。
・中国トップは王健林の287億ドル(約3兆2,718億円)で、全体の18位。」
なお、日本人トップは柳井正(ファッションブランド“ユニクロ”創業者)の146億ドル(約1兆6,644億円)で総合57位、続いて孫正義(ソフトバンクグループ社長)の117億ドル(約1兆3,338億円)で総合82位である。
かつて、1987~1994年まで8年連続で日本人がトップであったが(うち6年間が西武グループ総帥の堤義明、2年間が森ビル創業者の森泰吉郎)、バブル経済の崩壊に続く失われた20年もあって日本の大富豪数も大幅に減少し、今回の番付では、韓国の31人(総合12位)も下回って計27人の総合15位であった。
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