ロシアの連邦保安局、情報漏洩の疑いで宇宙開発企業を捜査(2018/07/23)
現地の日刊紙コメルサントによると、ロシアの宇宙開発企業「ロスコスモス」の傘下にある研究所の職員10名ほどが欧米の情報機関に協力し、情報を漏洩した疑いがあるという。欧米の機関が「ロシアの極超音速技術の開発に関する機密事項」の情報を持っていたことを突き止め、強制捜査に乗り出した。職員たちは反逆罪で起訴される可能性がある。
またこの職員らが、研究所の元職員で、現在は別の宇宙開発企業に勤めるドミトリー・パイソン氏と連絡を取っていたという情報もあり、同氏のオフィスも捜査対象となっている。...
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現地の日刊紙コメルサントによると、ロシアの宇宙開発企業「ロスコスモス」の傘下にある研究所の職員10名ほどが欧米の情報機関に協力し、情報を漏洩した疑いがあるという。欧米の機関が「ロシアの極超音速技術の開発に関する機密事項」の情報を持っていたことを突き止め、強制捜査に乗り出した。職員たちは反逆罪で起訴される可能性がある。
またこの職員らが、研究所の元職員で、現在は別の宇宙開発企業に勤めるドミトリー・パイソン氏と連絡を取っていたという情報もあり、同氏のオフィスも捜査対象となっている。国営メディアによれば、同氏に機密事項へのアクセス権はないが、事情を知っているとみられている。同氏は業界の中では世界的にも有名で、国際的な科学会議などにも出席していた。
極超音速ミサイルは、音速の5倍以上(マッハ5)の速度で飛ぶとされ、今年3月の年次教書演説でもプーチン大統領が「無敵」のミサイルを開発中と豪語していた。今月19日にはロシア国防省が2種類の極超音速ミサイルシステムの映像を公開していた。
FSBは現時点で捜査に関する詳細などを明らかにしていない。
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ロシア、年内に”防御不可の”新型大陸間弾道ミサイル発射実験を断行【米メディア】(2017/11/01)
10月26日付Globali「トランプ大統領、北朝鮮問題を理由に中ロの分断を図る(?)-あからさまに中国を褒めてロシアを貶す」で触れたとおり、親ロと思われたドナルド・トランプ大統領が、ここへきてロシアへの対抗心をむき出し始めている。そこで、ロシアは、その存在感を見せ付ける必要があると考えたためか、かねて開発を続けていた最新鋭大陸間弾道ミサイルの発射実験を年内に実施すると発表した。
10月31日付
『ニューズウィーク』誌:「ロシア国防省、“防御不可の”サタン・ミサイルの発射実験を年末までに実施すると発表」
ロシア国防省のユーリ・ボリソフ副大臣は先週末、ロシアの誇る最新鋭の大陸間弾道ミサイルの発射実験を年末までに行うと語った。
ロシアの週刊誌『ミリタリー・インダストリアル・クーリエ』が報じたもので、同副大臣は実験の詳細までは明らかにしなかったが、今回初めて行うテストでは、高高度や長距離ではなく、発射台から打ち出されるミサイルの発射状況を試すものとみられる。...
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10月31日付
『ニューズウィーク』誌:「ロシア国防省、“防御不可の”サタン・ミサイルの発射実験を年末までに実施すると発表」
ロシア国防省のユーリ・ボリソフ副大臣は先週末、ロシアの誇る最新鋭の大陸間弾道ミサイルの発射実験を年末までに行うと語った。
ロシアの週刊誌『ミリタリー・インダストリアル・クーリエ』が報じたもので、同副大臣は実験の詳細までは明らかにしなかったが、今回初めて行うテストでは、高高度や長距離ではなく、発射台から打ち出されるミサイルの発射状況を試すものとみられる。
ロシアメディアのこれまでの報道では、この最新鋭RS-28サーマット・ミサイル(北大西洋条約機構(NATO)はサタン2と命名)は、射程距離が1万1,000キロメーター(6,835マイル)、12個の弾頭を備え、一発でテキサス州あるいはフランスと同等の範囲を攻撃できるとする。
全国紙『コメルサント(ロシア語で実業家の意)』は先週、同最新鋭ミサイルの発射実験が、年内にプレセツク宇宙基地(ロシア西端でフィンランド国境付近)で行われる模様と伝えていた。
また、国営メディアの『イタル・タス通信』は、サーマット・ミサイルは如何なるミサイル防衛システムでも防げないと報じている。
なお、同最新鋭ミサイルの発射実験は、元々昨年に行われるとの噂があったが、詳細が明らかにされずに延び延びとなっていた。
更に、『コメルサント』は、もし同最新鋭ミサイル実験が成功すれば、ウラジーミル・プーチン大統領としては、先週発射実験を成功裏に終えたトーポル移動式大陸間弾道ミサイルとともに、ロシアの東側でも西側でも、どちらの標的も狙い撃てるミサイル・システムを備えることになるとも報じている。
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