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日本選手金メダルラッシュ!初制覇の種目も(7月26日)
日本の金メダルラッシュが止まらない。メダル量産が期待されていた競泳と柔道ではともに日本人初となる種目での金メダル獲得となった。
競泳女子400m個人メドレーに出場した大橋悠依は2017年の世界選手権で銀メダルを獲得した日本女子のエース。最初のバタフライでは体力を温存。自分のペースで先頭に付いていった。続く得意の背泳ぎで先頭に躍り出ると、そのまま平泳ぎへ。2位に約2秒の差を付け、最後の自由形でアメリカのウェイアントらの猛烈な追い上げから逃げ切った。...
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日本の金メダルラッシュが止まらない。メダル量産が期待されていた競泳と柔道ではともに日本人初となる種目での金メダル獲得となった。
競泳女子400m個人メドレーに出場した大橋悠依は2017年の世界選手権で銀メダルを獲得した日本女子のエース。最初のバタフライでは体力を温存。自分のペースで先頭に付いていった。続く得意の背泳ぎで先頭に躍り出ると、そのまま平泳ぎへ。2位に約2秒の差を付け、最後の自由形でアメリカのウェイアントらの猛烈な追い上げから逃げ切った。レース後は「自分が金メダルを獲れるなんて思っていなかった。いろんな方が支えてくださったので本当に感謝しています」と声を詰まらせた。
柔道女子52kg級決勝では阿部詩がフランスのブシャールと対戦。お互いに五輪前は直近の国際大会で手の内を読まれないよう対戦を避けてきた宿命のライバル。試合は息をつかせぬ攻防に。延長の末、8分を超える激闘は、阿部が一瞬の隙をついて抑え込み一本勝ち。この階級で日本に初めてとなる金メダルをもたらした。その直後、男子60キロ級決勝で兄の阿部一二三も技ありを奪い、優勢勝ちで金メダルを獲得。史上初の兄妹同日の金メダルとなった。
新種目のスケートボードでは男子ストリート決勝で堀米雄斗が躍動。全7回中5回の試技を終えて2位につけていた堀米が、6回目にこの日、最高得点9.50をマークしトップに。最後も9.30のトリックを決めて優勝。オリンピックでのスケートボード初代チャンピオンとなった。六歳でスケートボードを始め、17歳の時に渡米。本場で技を磨き続けた若者が、生まれ故郷の江東区で開催された大舞台で最高のパフォーマンスを発揮してみせた。
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東京オリンピック開幕・柔道で金メダル第1号(7月25日)
ついに開幕した東京オリンピック2020。初日は、まず日本のお家芸・柔道から今大会初のメダリストが生まれた。女子48キロ級で初出場の渡名喜風南が準決勝で世界選手権2連覇中のビロディドを得意の寝技で下し決勝進出。決勝戦では世界ランク1位のクラスニチに敗れたものの、日本勢第1号の銀メダルを獲得した。
一方、男子60キロ級決勝では順調に勝ち進んだ高藤直寿が楊勇緯に勝利。「周りが支えてくれて獲れた金メダル」と喜びを弾けさせた。...
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ついに開幕した東京オリンピック2020。初日は、まず日本のお家芸・柔道から今大会初のメダリストが生まれた。女子48キロ級で初出場の渡名喜風南が準決勝で世界選手権2連覇中のビロディドを得意の寝技で下し決勝進出。決勝戦では世界ランク1位のクラスニチに敗れたものの、日本勢第1号の銀メダルを獲得した。
一方、男子60キロ級決勝では順調に勝ち進んだ高藤直寿が楊勇緯に勝利。「周りが支えてくれて獲れた金メダル」と喜びを弾けさせた。リオでは優勝候補筆頭に挙げられながら涙の銅メダルだった男が嬉し泣きの金メダルを手にした。
一方で、思わぬ番狂わせが日本の金メダル候補たちを襲う。体操男子種目別鉄棒予選に出場した内村航平は、世界でも数人しか成功させていないブレッドシュナイダーほか3本すべての離れ業を成功。万全の演技かと思われたが、ひねり技の途中で落下。大会直前の練習でも落下していた同じ個所で痛恨のミスを犯し、絶対王者がまさかの予選敗退となった。「土下座しますよ。それくらい本当に申し訳ない」と務めて冷静にインタビューに応えていた内村。その心中は如何ばかりか。こだわりを持っていた個人総合から鉄棒一種目に絞り、「人生最大の目標」として挑んだ内村の東京五輪は静かに終わりを告げた。
また、競泳400m個人メドレー予選では同種目でリオ大会銅メダルの瀬戸大也が出場したが、全体の9位に終わり予選突破とはならなかった。晴れやかな舞台の陰で、時に魔物が潜むオリンピック。金メダル候補たちもその魔物に魅入られてしまったのか。瀬戸は「200mバタフライと200m個人メドレーも一本一本大切に泳ぎたい」と巻き返しを誓った。
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サッカー男子代表、南アフリカ相手に白星発進(7月23日)
東京前日のなでしこジャパンに続き、開会式に先駆けてサッカー男子代表・森保ジャパンも競技がスタートした。対する南アフリカ代表は登録されている19人のうち2人が新型コロナウイルスの陽性となり、選手や関係者18人が濃厚接触者と判定。今日の日本戦に関しては試合前6時間以内のPCR検査で陰性であることが出場の条件だったが、午後2時ごろ行われた検査の結果全員陰性が認められたため、予定通り8時にキックオフとなった。...
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東京前日のなでしこジャパンに続き、開会式に先駆けてサッカー男子代表・森保ジャパンも競技がスタートした。対する南アフリカ代表は登録されている19人のうち2人が新型コロナウイルスの陽性となり、選手や関係者18人が濃厚接触者と判定。今日の日本戦に関しては試合前6時間以内のPCR検査で陰性であることが出場の条件だったが、午後2時ごろ行われた検査の結果全員陰性が認められたため、予定通り8時にキックオフとなった。
東京オリンピックのサッカー競技は宮城県内の試合は有観客となったが、試合会場となった東京スタジアムは無観客での開催。会場周辺では雰囲気を楽しもうとスマホの試合中継を片手に応援する人の姿も見られた。
試合開始から日本は主導権を握り、14分には林大地のシュートがサイドネットを揺らす。前半31分に南アのクリアミスから三好康児がキーパーと1対1の絶好のチャンス。しかしここは好セーブに阻まれ得点ならず。その直後には堂安律から林へのクロスがゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定。前半終了間際にもフリーキックのチャンスを得て久保建英が直接ゴールを狙うがわずかに枠を外れた。
それでもやはりこの男は物が違う。後半26分
正確なトラップからゴール左隅を狙った久保のミドルシュートが豪快に決まり、これが決勝点となる。1―0で初戦白星発進となった森保ジャパン。試合後、久保は「自信を持っていつも通りのプレーを心掛けて、結果点を取れて良かった」と冷静に振り返った。次戦25日に行われる、優勝候補のメキシコとの一戦が1次ラウンド突破の正念場となる。
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東京五輪・ソフト&女子サッカーの試合始まる(7月22日)
東京オリンピック開会式に先立ち、ソフトボールと女子サッカーの試合が始まった。無観客の中でいよいよ日本代表チームが熱戦の火蓋を切った。
全種目のなかで最初にスタートしたのがソフトボール。全6チーム総当たりで上位2チームが決勝を戦う。福島県のあづま球場で日本対オーストラリアの1戦が行われた。前日に宇津木監督から先発を言い渡されたエース・上野由岐子にとっては金メダルを獲得したあの北京五輪決勝から4717日ぶりの五輪のマウンドだ。...
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東京オリンピック開会式に先立ち、ソフトボールと女子サッカーの試合が始まった。無観客の中でいよいよ日本代表チームが熱戦の火蓋を切った。
全種目のなかで最初にスタートしたのがソフトボール。全6チーム総当たりで上位2チームが決勝を戦う。福島県のあづま球場で日本対オーストラリアの1戦が行われた。前日に宇津木監督から先発を言い渡されたエース・上野由岐子にとっては金メダルを獲得したあの北京五輪決勝から4717日ぶりの五輪のマウンドだ。立ち上がり、ピッチャーゴロが内野安打になり出塁を許すと、厳しいところを突いたボールがストライクゾーンに入らない。その後2つの四死球で満塁のピンチに。続く打者にも四球を与え、初回に先制点を許してしまう。
だが、その回の裏に日本が山本優のタイムリーですかさず同点に。その後上野は本来の投球を取り戻すと三振の山を築いていく。日本代表は二刀流・藤田倭らの3本の本塁打攻勢で8得点を奪い、5回コールド勝ちを収めた。上野は今日22日が39歳の誕生日。二大会連続の金メダル目指しての闘いに挑む。
夜に札幌ドームで行われたのはサッカー女子予選リーグ。日本は前大会銅メダルの強豪カナダと対戦。開始6分でカナダが誇るレジェンド選手・シンクレアに先制ゴールを決められてしまう。その後、後半から途中出場した田中美南がPKのチャンスを得たが、これをカナダのGKが好セーブ。なかなかリズムを掴めないなでしこジャパンだが、後半39分、日本の“新10番”岩渕真奈が縦パス1本から起死回生の同点ゴール。澤穂希を超える女子日本代表5試合連続ゴールを達成して何とか引き分けに持ち込んだ。岩渕は「最後までみんなで諦めずにゴールに向かった結果」とコメント。ロンドン大会で決めきれなかったゴールの雪辱を胸に、小さなエースストライカーが好発進を果たした。
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令和初の昇進・第73代横綱・照ノ富士が誕生(7月21日)
21日、日本相撲協会は番付編成会議と臨時理事会を開催。名古屋場所を14勝1敗の好成績で終えた照ノ富士の横綱昇進を正式に決定した。横綱の誕生は稀勢の里に続き4年半ぶり。
伊勢ケ浜部屋で開かれた恒例の伝達式には高島理事(元関脇・高望山)と浅香山審判員(元大関・魁皇)が使者として訪問。満場一致で照ノ富士の横綱に推挙したことを伝えた。照ノ富士は「謹んでお受けいたします。不動心を心がけ、横綱の品格、力量の向上に努めます」との口上を述べた。...
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21日、日本相撲協会は番付編成会議と臨時理事会を開催。名古屋場所を14勝1敗の好成績で終えた照ノ富士の横綱昇進を正式に決定した。横綱の誕生は稀勢の里に続き4年半ぶり。
伊勢ケ浜部屋で開かれた恒例の伝達式には高島理事(元関脇・高望山)と浅香山審判員(元大関・魁皇)が使者として訪問。満場一致で照ノ富士の横綱に推挙したことを伝えた。照ノ富士は「謹んでお受けいたします。不動心を心がけ、横綱の品格、力量の向上に努めます」との口上を述べた。直近三場所では38勝7敗(2回の優勝と優勝次点が1回)と文句なしの成績。大関陥落を経験して、横綱昇進を果たしたのは三重ノ海に次いで史上二人目となる。だが、序二段まで降格しながら復活して最高位まで上り詰めたのはもちろん史上初めての快挙である。
毎回注目される伝達式の口上で照ノ富士が「横綱の品格」という言葉を入れたのは、横綱審議会で白鵬の相撲内容に厳しい声が出ていることへの配慮だろう。白鵬に関しては名古屋場所14日目の正代との一番で、仕切りの際に土俵際まで下がるという奇策を出したこと。さらに照ノ富士との千秋楽結びの一番での強烈なかち上げや、勝利後のガッツポーズなどには矢野弘典委員長から「見苦しく、どう見ても美しくない」との苦言が呈された。白鵬の一連の行為には賛否両論あるが、照ノ富士がいかなる横綱像を作り上げてくれるか期待したいところだ。
一方で、日本相撲協会は昨日、十両・貴源治が大麻を使用していたことを発表。またしても繰り返されてしまった現役力士の不祥事に、協会自身も襟を正す必要があるだろう。
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