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組織委員会新会長人事の初会合・人選の行方は(2月17日)
女性蔑視発言で辞任した東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の後任を決める候補者検討委員会の初会合が16日、東京都内のホテルで行われた。
この日の会合の内容は非公開。これは一部の理事から「公開すると重圧がかかり負担となる」との意見があったためだという。これに対し「原則公開とすべし」と異論を唱えたのが全日本空手道連盟の笹川堯会長。全空連本部で緊急会見を開き、前日御手洗会長に「理事会の権限、評議員会の権限を侵すこと無く、公平公正な立候補制度を導入して欲しい」との親書を送ったことを明らかにした。...
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女性蔑視発言で辞任した東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の後任を決める候補者検討委員会の初会合が16日、東京都内のホテルで行われた。
この日の会合の内容は非公開。これは一部の理事から「公開すると重圧がかかり負担となる」との意見があったためだという。これに対し「原則公開とすべし」と異論を唱えたのが全日本空手道連盟の笹川堯会長。全空連本部で緊急会見を開き、前日御手洗会長に「理事会の権限、評議員会の権限を侵すこと無く、公平公正な立候補制度を導入して欲しい」との親書を送ったことを明らかにした。
関係者の話から明らかになった委員会メンバーは組織委員会の御手洗名誉会長のほか、JOC・日本オリンピック委員会の山下会長、スポーツ庁の室伏長官、元体操の田中理恵理事、パラ競泳の成田真由美理事など男女4人ずつの計8人。新しい会長に求められる資質について1時間半ほど議論が交わされた模様だ。
会合後も参加者は詳細についてノーコメントを貫いたが、荒木田裕子理事(バレーボール金メダリスト)はメディアの取材に、「今回を機に、あらゆる差別を否定する五輪精神を根付かせるよう構築しないと」と訴えた。会合でまとめられた新会長に求められる5つの資質のうち「ジェンダー平等などオリンピック憲章や東京大会の理念を実現し将来にレガシーとしてつなげていくことができる人」が今回最も重要視されるであろうと思われるが、「組織運営能力や多様な関係者の調和を図る調整力を備えていること」という条件も必須条件だろう。件の発言があくまでも会議の調和を求めたものだったという森氏の主張は裏を返せば、それこそ話し合いにおける男女・民族など多様性の尊重こそが最重要課題であることに他ならない。真の意味での調和を“わきまえた”人物の人選が求められる。
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プロ野球キャンプ・気になる外国人選手の合流(2月16日)
プロ野球12球団のキャンプインから2週間が経過。宮崎でキャンプを張っていたジャイアンツは1軍メンバーが那覇市に移動。16日から沖縄セルラースタジアム那覇でのトレーニングをスタートさせる。東京ドームでの調整を行っていた坂本勇人選手、菅野智之投手ら「S班」はすでに沖縄入りしており本隊と合流。主力組が顔をそろえた。
那覇行きを決めた注目選手の一人が身長200センチの超大型ルーキー・秋広優人だ。紅白戦は7打数5安打と好調。...
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プロ野球12球団のキャンプインから2週間が経過。宮崎でキャンプを張っていたジャイアンツは1軍メンバーが那覇市に移動。16日から沖縄セルラースタジアム那覇でのトレーニングをスタートさせる。東京ドームでの調整を行っていた坂本勇人選手、菅野智之投手ら「S班」はすでに沖縄入りしており本隊と合流。主力組が顔をそろえた。
那覇行きを決めた注目選手の一人が身長200センチの超大型ルーキー・秋広優人だ。紅白戦は7打数5安打と好調。コンパクトにボールを捉えるバッティングフォームは、エンゼルス・大谷翔平を彷彿させる。まだ現役の高校生だが、開幕一軍入りに向けて大きなチャンスを得た。
一方でメジャー通算196本塁打のジャスティン・スモークや韓国リーグで40本塁打&40盗塁を達成し首位打者も獲得したエリック・テームズら新外国人組は不在。原辰徳監督は先月まで外国人の来日スケジュールについて「早ければ2月の終わりぐらいにはすべての人間が合流するのではないか」と話していたが、新型コロナの影響により合流の目処はたっていない。
10都道府県で緊急事態宣言が3月7日まで延長され、現在外国人の新規入国は停止されている。他球団でも外国人選手の来日は遅れており、オースティンやソトといった看板選手を抱えているベイスターズに至ってはまだ1人も来日できていない状況だ。助っ人の合流遅れはシーズンのチーム構想にも大きな狂いを生じさせる。NPBではJリーグとも連携して、外国人の入国措置の緩和と入国後の隔離期間の短縮を政府に要望する方針だ。
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氷上のチェス、カーリング・白熱の代表争い(2月15日)
開幕まで1年となった北京冬季オリンピック。連日熱戦が続いたカーリングの日本選手権では最終日男女決勝戦が行われ、代表争いを繰り広げる両チームが激突した。
男子は3連覇を目指すコンサドーレに高校生チーム常呂ジュニアが挑んだ。第7エンドでは司令塔スキップの前田拓海が中心付近にあるコンサドーレのストーンを狙いどおり見事に弾き出すことに成功。一挙3点を挙げ常呂ジュニアが王者から一時リードを奪った。さらに第9エンドではサード上川がぎりぎりの所をすり抜けダブルテークアウト。...
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開幕まで1年となった北京冬季オリンピック。連日熱戦が続いたカーリングの日本選手権では最終日男女決勝戦が行われ、代表争いを繰り広げる両チームが激突した。
男子は3連覇を目指すコンサドーレに高校生チーム常呂ジュニアが挑んだ。第7エンドでは司令塔スキップの前田拓海が中心付近にあるコンサドーレのストーンを狙いどおり見事に弾き出すことに成功。一挙3点を挙げ常呂ジュニアが王者から一時リードを奪った。さらに第9エンドではサード上川がぎりぎりの所をすり抜けダブルテークアウト。スーパーショットを成功させる。しかし最後はコンサドーレが地力の差で押し切り9-7で優勝。番狂わせとはいかなかったが若い世代が大きな成長を見せてくれた。コンサドーレは事実上の日本代表決定。世界選手権に出場して6位以内に入れば日本のオリンピック出場枠獲得となり正式に代表に決定する。
一方の女子は連覇を狙うロコ・ソラーレと予選を2位通過の北海道銀行との対決。北海道銀行リードで迎えた第4エンドでハプニングが発生。北銀のスキップ吉村が放ったストーンは完璧に枠内に収まったが、ブラシが触れたと勘違いしてストーンを外に出してしまう。これでロコ・ソラーレに2点を奪われる痛恨のミスだったが、その後もともに譲らぬ一進一退の攻防が続く。最終第10エンドは吉村が相手のストーンの裏に回り込む好ショットを成功。そして藤澤のラストショットがミスショットとなり、北海道銀行が2点を獲得、劇的な逆転で6年ぶりの優勝を決めた。今大会3度目の対決で初めてロコ・ソラーレに勝利した北海道銀行。代表争いの行方は両者の決定戦へともつれ込むこととなった。
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北京に向けて視界良好・女子スピードスケート(2月14日)
三日間にわたり長野市のエムウェーブで行われていたスピードスケート全日本選抜競技会が13日、最終日を迎えた。
今大会で圧巻の滑りを見せていたのが高木美帆。前日まで3000mと1000mと国内最高記録で優勝。最終日は得意の1500mに出場すると、「コーナーの入りから中盤ぐらいにかけては今日が一番良かったんじゃないか」というコーナリングでの加速で抜け出し、独走状態でフィニッシュ(2位・小平奈緒、3位・高木菜那)。...
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三日間にわたり長野市のエムウェーブで行われていたスピードスケート全日本選抜競技会が13日、最終日を迎えた。
今大会で圧巻の滑りを見せていたのが高木美帆。前日まで3000mと1000mと国内最高記録で優勝。最終日は得意の1500mに出場すると、「コーナーの入りから中盤ぐらいにかけては今日が一番良かったんじゃないか」というコーナリングでの加速で抜け出し、独走状態でフィニッシュ(2位・小平奈緒、3位・高木菜那)。去年12月に自らが樹立した1分54秒08を大きく上回る1分52秒78のタイムをたたき出し、3日連続での国内最高記録樹立を達成した。三冠を達成した高木は冷静にレースを振り返る。レース後には「ぶっちゃけすごく良いタイムだと思うんですけど、さらに超えていけるようにしたいというのが今の気持ちです」と淡々とした表情で心境を語った。「自分自身のコンディションや体の使い方を最高のところでオリンピックで持って行けたとしても、最後のワンピースはメンタルのところでのハマるかハマらないかが大きいと感じている(高木)」北京オリンピックまであと1年に迫ったなか、あくなき向上心で理想の滑りを追い続けているようだ。
また、今大会初日には500mで平昌金メダルの小平奈緒が今季自己ベストの37秒67で優勝。小平は昨年11月の帯広大会で2位となり、500mで国内では5年ぶりに優勝を逃していた。その後体の鍛え方を見直しフォームを修正してきたが、二か月余りでしっかりと復調し第一人者の貫録を示した。レース後「どんな順位、タイムであれ日々のなかに成長を感じられる自分がいるので本当に楽しい」と笑顔で語った。
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ボクシングのチャリティーイベントに井上尚弥登場(2月12日)
11日、代々木体育館で新型コロナと闘う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が開催された。
今回のイベント主催者はPCR検査機器などを取り扱う企業。厳重な感染症対策が取られ入場時にはサーモカメラで検温を実施した。選手や関係者はもとより、2500人余りの観客にも会場で全員にPCR検査が行われた。検査結果は最短30分で判明して専用サイトで確認。グッズ販売は事前のネット予約分のみ。...
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11日、代々木体育館で新型コロナと闘う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が開催された。
今回のイベント主催者はPCR検査機器などを取り扱う企業。厳重な感染症対策が取られ入場時にはサーモカメラで検温を実施した。選手や関係者はもとより、2500人余りの観客にも会場で全員にPCR検査が行われた。検査結果は最短30分で判明して専用サイトで確認。グッズ販売は事前のネット予約分のみ。座席は1席ずつ空け飲食は禁止とされ、イベント終了時には分散退場が徹底された。
試合はヘッドギアを付けた状態のスパーリング形式。3分3ラウンドのエキシビジョンだったが、世界Lフライ級S王者・京口紘人や三階級制覇の八重樫東など新旧世界王者らがリングに。夢のカードの実現を会場のファンは堪能した。
この日のメインイベントはWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥の試合。元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾と対戦した。試合前、「ガチでやりたい」と宣言していた井上は第1Rからアグレッシブな攻撃を仕掛ける。普段は見せないサウスポースタイルへのスイッチやノーガードでのスウェーバックなども披露。さらに第3Rからはヘッドギアを外しての真剣モード。勝敗は付かないが、終始比嘉を圧倒し本番さながらの迫力で会場のファンを魅了した。
試合後、井上は「医療従事者の方が活動していただいている中、自分たちもこのイベントをできていると思っている」と感謝。今後の大会開催への指針となる意義あるイベントとなった。
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