MLB開幕は7月4日?両リーグDH制導入も(5月13日)
前日の代表者会議に続き、プロ野球は12日臨時のオーナー会議が行われた。議長を務めたDeNA・南場オーナーから「6月中旬から下旬の開幕を目指す方針」が確認されたことが発表された。海外では台湾、韓国でリーグ戦を開始しているが、海の向こうメジャーリーグでも具体的な再開への道筋が見え始めている。MLB全30球団のオーナーと機構側が独立記念日の7月4日前後に無観客で開幕する案を承認したとAP通信など複数のメディアが報じた。...
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前日の代表者会議に続き、プロ野球は12日臨時のオーナー会議が行われた。議長を務めたDeNA・南場オーナーから「6月中旬から下旬の開幕を目指す方針」が確認されたことが発表された。海外では台湾、韓国でリーグ戦を開始しているが、海の向こうメジャーリーグでも具体的な再開への道筋が見え始めている。MLB全30球団のオーナーと機構側が独立記念日の7月4日前後に無観客で開幕する案を承認したとAP通信など複数のメディアが報じた。
これまではコロナウイルスの感染者の少ないアリゾナなどのキャンプ地に限定しての公式戦開催案が俎上に上っていた。今回の報道によると、アメリカンリーグ、ナショナルリーグともに同一地域内のチームのみで公式戦を行う形式が検討されているという。また、レギュラーシーズンは通常の約半分の82試合に削減される。
国土の広い米国ではMLBのチームは東地区・中地区・西地区の3つのエリアに分かれ、それぞれの地区王者を決める形式が取られている。一方で他地区の球団とも試合を行うため、途方もない長距離の遠征を行うのが通例である。移動の多いチームだと選手たちは年間162試合で6万キロ以上の距離を旅することになるというから驚く。今回は所属地区内での対戦に限定することで感染のリスクや、キャンプによる十分な調整が図れなかった選手らの肉体的な負担を軽減する狙いがあるとみられる。
なお、対戦カードが限定されるため、2リーグ間の交流戦、インターリーグを増やす方針だ。現在DH制はア・リーグにしか導入されていないが、公平を期すために全試合DH制度となる見込みだという。MLBでは以前からナ・リーグでも指名打者制度の導入を求める動きが起きており、一部では2021シーズンからの導入も囁かれていた。今回の措置はその一つの契機となるかもしれない。日本のプロ野球とは状況が異なるが、これも注目したい点だ。
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70年で初・プロ野球オールスター戦が中止に(5月12日)
新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期されているプロ野球で、球宴・オールスターゲームが中止されることが正式に決定した。11日、NPBはオンラインでのプロ野球12球団代表者会議を開催。斎藤惇コミッショナーは「残念なご報告になりますけども、本年はオールスターゲームとフレッシュオールスター両方とも中止することを決定しました」と報告した。昭和26年に始まったオールスターゲーム。その収益はNPBにとって大きな収入源だ。...
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新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期されているプロ野球で、球宴・オールスターゲームが中止されることが正式に決定した。11日、NPBはオンラインでのプロ野球12球団代表者会議を開催。斎藤惇コミッショナーは「残念なご報告になりますけども、本年はオールスターゲームとフレッシュオールスター両方とも中止することを決定しました」と報告した。昭和26年に始まったオールスターゲーム。その収益はNPBにとって大きな収入源だ。今年は70周年を迎え、福岡と名古屋での開催が予定されていたが、史上初の中止となった。
この日は代表者会議に先んじて、Jリーグと合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」を行い、専門家チームからの提言を受けた。は、「緊急事態宣言が延長された現状況下では、開幕及び再開の日程決定は難しい」などの意見が出され、Jリーグ・村井満チェアマンは「長期の視点で準備していかなければ」として、Jリーグ再開については結論を先送りに。一方、NPB側は斉藤コミッショナーが「選手の健康、衛生、スタッフの健康を十分考慮しながら、来月の半ばから下旬のどこかで開幕」を目標とすることで、12球団が一致したと明らかにした。
事前に一部報道ではリーグごとの地域集中開催案が取り沙汰されていた。セリーグは首都圏(東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムなど)、パリーグが関西圏(京セラドーム、ほっともっと神戸など)と地域を限定し公式戦を開催するというものだが、今回の会議で具体的な進展はなかったようだ。一試合で最大数万人単位の集客があるプロ野球。球場も大都市に集中しており、開催へのハードルは依然高いと言える。
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母の日・アスリートがオンラインで感謝の言葉(5月11日)
母の日の5月10日。各スポーツ界からも母親への感謝の気持ちを送る取り組みがなされた。プロ野球では千葉ロッテマリーンズのゴールデンルーキー・佐々木朗希が球団の公式動画の中でメッセージを送った。「今こうやって生活できているのは母親のおかげだと思うのですごく感謝しています(佐々木朗希)」東日本大震災で父親と祖父母を亡くした佐々木は当時まだ9歳の少年だった。女手一つで育てくれた母親に対する感謝の思いは人一倍強い。...
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母の日の5月10日。各スポーツ界からも母親への感謝の気持ちを送る取り組みがなされた。プロ野球では千葉ロッテマリーンズのゴールデンルーキー・佐々木朗希が球団の公式動画の中でメッセージを送った。「今こうやって生活できているのは母親のおかげだと思うのですごく感謝しています(佐々木朗希)」東日本大震災で父親と祖父母を亡くした佐々木は当時まだ9歳の少年だった。女手一つで育てくれた母親に対する感謝の思いは人一倍強い。小学4年生の時に100円ショップのハンカチをプレゼントしたと母の日の思い出を語った。
北海道日本ハムファイターズは公式動画で選手らが花束を手作りする様子を公開。「こういう状況ですけど、お母さんたちのおかげで僕たちは暮らせています。これからもよろしくお願いします(選手会長・中島卓也)」と母親への感謝の気持ちを伝えた。このほか、阪神タイガースも49人の選手による「お母さん、ありがとう」の母の日動画をYouTubeで公開している。
また、10日の記事で紹介したオンラインでの年間表彰式を行ったプロバスケ・Bリーグでは431得点をあげたアルバルク東京・田中大貴がMVPを初受賞。田中は「小さい時からずっと好きなようにやらせてくれた母親には本当に感謝の気持ちしかない」と、この日に嬉しい報告が出来たことへの感謝の気持ちを述べた。
通常ならば試合会場で様々な母の日イベントが行われていたスポーツ界。外出自粛が続くなか家庭での母親の負担は重くなっている。アスリートたちの心のこもった「ありがとう」の言葉は例年以上にしっかりと届いたはずだ。
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バスケBリーグ・年間表彰式をオンライン開催(5月10日)
新型コロナウイルスの影響によりシーズン途中で中止となったプロバスケットボール・Bリーグ。その2019-20シーズンの年間表彰式が8日から3日間にかけてオンラインで実施されている。表彰された選手たちはネットでつながれたビデオカメラから喜びのコメントを発表した。
最優秀新人賞は選手・HCとメディアによる投票で最も得票の多かった富山グラウジーズ・前田悟が受賞。全試合に出場し、ルーキーで最多の472得点を挙げたことなどが評価された。...
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新型コロナウイルスの影響によりシーズン途中で中止となったプロバスケットボール・Bリーグ。その2019-20シーズンの年間表彰式が8日から3日間にかけてオンラインで実施されている。表彰された選手たちはネットでつながれたビデオカメラから喜びのコメントを発表した。
最優秀新人賞は選手・HCとメディアによる投票で最も得票の多かった富山グラウジーズ・前田悟が受賞。全試合に出場し、ルーキーで最多の472得点を挙げたことなどが評価された。また、新人賞ベストファイブには高校3年生ながら特別指定選手として三遠ネオフェニックスでプレーした河村勇輝も選出。「驚いているのが一番の印象」という河村は5月2日に19歳の誕生日を迎えたばかりで、嬉しいバースデープレゼントとなった。
一方、今シーズン限りで現役を引退するレジェンドにも永年の貢献を讃えて、初めて特別功労賞が贈られた。レバンガ北海道・折茂武彦はリーグら日本人最多の通算1万得点を達成し、49歳となったこのシーズンでは選手権社長としてチームのために力を尽くした。ネット上で行われた会見では肺疾患と闘いながら現役を続けていたことも明かされた。表彰式では大学生の息子から労いの手紙が読み上げられるサプライズ演出も。27年間に及ぶ現役生活にピリオドを打ったレジェンドは「今後も、バスケットボール界、Bリーグを応援してほしい」と語った。
(表彰式では10日MVPが発表される予定)。
BリーグはB2からB1への2球団の昇格を決定(信州・広島)。入替戦は行わずに来シーズンのB1は2チーム多い20チームによる東西2カンファレンス編制となる。大河正明チェアマンは、新型コロナウイルスの影響でB1・B2のほとんどのクラブが赤字になる見込みと発表している。来季に向け各クラブは正念場を迎えることとなる。
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海外サッカーL再開へ・国内は緊急融資の動き(5月8日)
緊急事態宣言延長に伴い、中断中のサッカー・Jリーグの再開の日程はさらに延期となる公算が強まっている。判断の時期について村井満チェアマンは「5月23日ごろ」との見解を示しているが、7月以降になるのは確実のようだ。
一方、海外のサッカーリーグでは徐々に再開の動きが出てきている。韓国サッカーのKリーグでは8日から無観客試合で開幕する。ヨーロッパではオランダのようにすでにリーグの打ち切りを決定したところもあるが、ポーランドがいち早く再開の決定を下している(5月29日予定)またドイツも7日、ブンデスリーガを16日に再開することを正式発表。...
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緊急事態宣言延長に伴い、中断中のサッカー・Jリーグの再開の日程はさらに延期となる公算が強まっている。判断の時期について村井満チェアマンは「5月23日ごろ」との見解を示しているが、7月以降になるのは確実のようだ。
一方、海外のサッカーリーグでは徐々に再開の動きが出てきている。韓国サッカーのKリーグでは8日から無観客試合で開幕する。ヨーロッパではオランダのようにすでにリーグの打ち切りを決定したところもあるが、ポーランドがいち早く再開の決定を下している(5月29日予定)またドイツも7日、ブンデスリーガを16日に再開することを正式発表。22万人もの感染者を出しているスペインではリーグの全選手へのウイルス検査を開始。6月からのリーガ・エスパニューラの再開を目指している。
現在、Jリーグをはじめ日本国内のサッカークラブは活動を休止しているところが殆ど。特に地方の小さなクラブはスポンサー集めもままならず、資金繰りに深刻な影響が出てきている。この事態を受け7日、日本サッカー協会は小規模クラブを対象とした新たな融資制度を発表した。「JFAサッカーファミリー支援事業(仮称)」の対象はJリーグ、JFL、なでしこリーグの加盟クラブで、クラブ存続のために30万円から最大500万円を融資する緊急的な財政支援を行うものだ。融資は無利子無担保で返済期間は最長10年。一部返済免除もあるとしている。
「小さなクラブから悲鳴があがっている。一刻も早くこの事業をスタートさせたい」(日本サッカー協会会長・田島幸三)是非とも早急な対応で地域のサッカー文化を守ってもらいたい。
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