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海外メジャー初優勝の笹生優花・世界への飛躍(6月8日)
女子ゴルフ5大大会の一つ「全米女子オープン」を史上最年少(19歳351日)で制した笹生優花に各方面から称賛の声が巻き起こっている。父は日本人、母はフィリピン人で日比両国の国籍を持つ笹生。2018年のジャカルタアジア大会ではフィリピン代表として出場し、団体・個人で金メダルを獲得した。ゴルフの海外メジャー大会で優勝したのは女子の日本選手としては1977年の全米女子プロ選手権の樋口久子と一昨年の全英女子オープンの渋野日向子に次いで3人目。...
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女子ゴルフ5大大会の一つ「全米女子オープン」を史上最年少(19歳351日)で制した笹生優花に各方面から称賛の声が巻き起こっている。父は日本人、母はフィリピン人で日比両国の国籍を持つ笹生。2018年のジャカルタアジア大会ではフィリピン代表として出場し、団体・個人で金メダルを獲得した。ゴルフの海外メジャー大会で優勝したのは女子の日本選手としては1977年の全米女子プロ選手権の樋口久子と一昨年の全英女子オープンの渋野日向子に次いで3人目。また、フィリピン国籍の選手としては史上初めての快挙達成である。
今大会初日は、1番からバーディーを奪い―2でトップの2打差の6位でホールアウトした。すると2日目はインスタートの10番でバーディー発進を決めると、終始安定したショットでスコアを-6にまで伸ばし単独首位に立つ。3日目はL・トンプソンに逆転されたものの首位に1打差で最終日を迎えた。この日猛チャージを見せたのは6位スタートの畑岡奈紗だった。笹生とともに-4でホールアウトし、海外メジャー史上初めて日本人選手同士のプレーオフ対決に持ち込んだ。POでは3ホール目で笹生がバーディーを奪い熱戦に終止符を打った。
彼女最大の武器は抜群のドライバーショット。8歳から指導を始めた父親のトレーニングメニューで体幹を鍛え上げてきた。ルーキーイヤーの昨年は日本ツアーで2勝をマーク。女子の21世紀生まれ選手第1号の優勝者となっている。東京五輪はフィリピン代表として出場し、その後は日本国籍を選択することになるという。母国語のタガログ語、日本語に加え英語もマスターするトリリンガル。海外でのコミュニケーションのために韓国語、タイ語も習得しているという。今後も海外での活躍が期待される19歳。同世代の畑岡、渋野らとともに女子ゴルフの歴史を塗り替えていってもらいたい。
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100m走で日本新記録誕生・復活の山縣亮太(6月6日)
6日、鳥取市で行われた陸上の日本グランプリシリーズ・布勢スプリント2021。男子100m決勝で日本新記録が誕生した。
予選で東京五輪の参加標準記録を更新していた山縣亮太は第5レーン。中盤から先頭に立つとそのままトップでゴールし、タイムは9秒95とこれまでサニブラウン・ハキームが持っていた日本記録を100分の2秒更新した。日本人としては4人目の9秒台となる。レース後、山縣は「オリンピックを狙ううえで、勝負という意味でも外せない試合だと思っていたので。...
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6日、鳥取市で行われた陸上の日本グランプリシリーズ・布勢スプリント2021。男子100m決勝で日本新記録が誕生した。
予選で東京五輪の参加標準記録を更新していた山縣亮太は第5レーン。中盤から先頭に立つとそのままトップでゴールし、タイムは9秒95とこれまでサニブラウン・ハキームが持っていた日本記録を100分の2秒更新した。日本人としては4人目の9秒台となる。レース後、山縣は「オリンピックを狙ううえで、勝負という意味でも外せない試合だと思っていたので。そのなかで勝てて、またタイムもついてきて本当に良かったです」と満足げに笑みを浮かべた。
また、スタートダッシュに成功し、最後まで山縣とデッドヒートを演じた多田修平は10秒01の自己ベストで2位。「9秒99ぐらい出たかなと思った。ちょっと悔しい感じもある」と苦笑した。3位には同じく9秒台をマークしている小池祐貴が入った。なお、桐生祥秀は予選で追い風参考記録ながら10秒01の好タイムをマークしていたが、レース前に右アキレス腱に痛みが出ていたため「1本と決めていた。2本目を走って引きずった方が今後悔しい結果になる」と、決勝のレースを棄権している。
昨シーズン山縣は故障や肺の病気の影響でタイムが伸び悩んでいたが、五輪に合わせて最高のコンディションに調整してきた。「絶対代表権獲るぞという強い気持ちを持って臨みたい(山縣)」日本が誇るスプリンターたちは今月24日からの日本選手権で3位以内に入れば東京五輪代表に内定する。9秒台ランナー同士の代表争いは一層白熱していくだろう。
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五輪の海外選手団第1号・ソフトボール豪代表(6月6日)
東京オリンピックの延期後、海外の代表選手団として初めて来日した女子ソフトボールのオーストラリア代表が5日、合宿先の太田市で初の屋外練習に臨んだ。日本に到着してからの隔離期間中ホテル内で待機していた選手たちにとっては今回が初めての外出となる。
代表選手団と関係者は来日前に全員がワクチンを接種済み。国内での移動は大きな泡で包むように選手やコーチ・関係者を隔離して、外部の人達と接触を遮断する「バブル方式」が取られている。...
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東京オリンピックの延期後、海外の代表選手団として初めて来日した女子ソフトボールのオーストラリア代表が5日、合宿先の太田市で初の屋外練習に臨んだ。日本に到着してからの隔離期間中ホテル内で待機していた選手たちにとっては今回が初めての外出となる。
代表選手団と関係者は来日前に全員がワクチンを接種済み。国内での移動は大きな泡で包むように選手やコーチ・関係者を隔離して、外部の人達と接触を遮断する「バブル方式」が取られている。この日も選手たちは一般客との接触を避けるためホテルの裏口から出て、専用のバスを使い市内の球場へ向かった。バスの座席にも飛まつ防止対策を施すなど万全の感染症対策が取られている。オーストラリア代表・レインハーロウ監督は「私たちは全ての感染症対策の手順に従って私たちと太田市の安全を確実にするため正しいとされることを全て行っていく」と話し、太田市への感謝の気持ちを伝えた。エレンロバーツ選手は選手たちの様子について「力強く前向きな雰囲気を保っている」と語った。
本来公開されるはずだった練習の模様は人が集中するのを避けるため急きょ非公開に。また、この日予定されていた東海大との練習試合は大学側からの「入国後2週間経たない選手との接触は控えたい」との申し出で中止になった。初日の練習はジョギングやキャッチボールなど軽いメニューにとどめ、選手はグラウンドの感触などを確かめたようだ。このあと来月17日までの事前合宿中に国内の大学や実業団のチームと約30試合の練習試合を行うことになっている。また、選手たちは毎日PCR検査を受けるが、対戦相手のチームも検査を行う予定だ。
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サッカー日本代表・史上初めての“兄弟対決”(6月4日)
札幌ドームで予定されていたサッカー日本代表の国際親善試合は、対戦相手のジャマイカにコロナ感染の陰性証明書に不備があることが判明。ジャマイカの選手らが出国できなくなったため急きょ中止となった。この代替試合として史上初めてのフル代表とU-24日本代表との対戦が実現した。
試合前、フル代表・南野拓実は「楽しみだなという気持ちが一番です」とコメント。「プライドを見せるという部分でも絶対に負けたくない」と闘志を見せた。...
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札幌ドームで予定されていたサッカー日本代表の国際親善試合は、対戦相手のジャマイカにコロナ感染の陰性証明書に不備があることが判明。ジャマイカの選手らが出国できなくなったため急きょ中止となった。この代替試合として史上初めてのフル代表とU-24日本代表との対戦が実現した。
試合前、フル代表・南野拓実は「楽しみだなという気持ちが一番です」とコメント。「プライドを見せるという部分でも絶対に負けたくない」と闘志を見せた。対する東京オリンピック世代にとっても7月の本番前に実力を示す絶好の機会。U-24代表・堂安律は「全て出し切った上で結果を見てみようという考えにチームがフォーカスするべき」と試合の目標を見据えた。
W杯を目指すA代表と東京オリンピック世代による史上初めての“兄弟対決”。U-24のオーバーエイジ枠の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航はベンチスタートとなった。A代表は日本サッカー協会創立100周年記念のユニフォームに身を包んで試合に臨んだ。
試合は開始直後コーナーキックからA代表のキャプテン大迫勇也がヘッドで合わせ、最後は稲本拳士が押し込み、A代表が先制。五輪代表は田川享介がドリブルで持ち込んでキーパーと1対1になったが、惜しくも決めきれない。一方のA代表は前半終了に鎌田大地が追加点。後半に入っても途中出場の浅野拓麿が3点目のゴールを決めるなどA代表が貫録を見せつけ、3-0で快勝した。試合後、両リームの指揮を執る森保一監督は「お互い勝ちにこだわって最後までしのぎを削った良い試合だった」と評した。
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セが好調の今季の交流戦・ドラゴンズが首位に(6月3日)
プロ野球セ・パ交流戦も3カード目を終えようとしている。昨季までの通算成績ではセントラルリーグが大きく負け越しているが、ここまではパシフィックリーグに対して連日勝ち越している状況が続いている。そのなかでも目を引くのが共にリーグ戦ではBクラスに甘んじている中日ドラゴンズと横浜ベイスターズの両球団の奮闘だろう。現在交流戦開始後は首位と2位を走っている。
ドラゴンズは交流戦開始後2カード連続での勝ち越し。...
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プロ野球セ・パ交流戦も3カード目を終えようとしている。昨季までの通算成績ではセントラルリーグが大きく負け越しているが、ここまではパシフィックリーグに対して連日勝ち越している状況が続いている。そのなかでも目を引くのが共にリーグ戦ではBクラスに甘んじている中日ドラゴンズと横浜ベイスターズの両球団の奮闘だろう。現在交流戦開始後は首位と2位を走っている。
ドラゴンズは交流戦開始後2カード連続での勝ち越し。千葉ロッテマリーンズとの初戦では防御率トップを行く柳裕也が2塁を踏ませぬ、1安打完封。圧巻のピッチングで交流戦首位争いをものにした。一方のベイスターズもオリックスバファローズ戦では2戦で二けた得点と打線が好調。交流戦での通算成績1位、8度の優勝を誇るソフトバンクホークスとこここまで互角に渡り合っている。
一方、パのチームには例年の勢いが感じられず、現在4球団が負け越している。セで負け越しているのは広島カープのみなのとは対照的だ。唯一勝ち越しているマリーンズは2日の試合で最終回まで0―2と抑えられていたが、交流戦男・角中のタイムリーで引き分け。一時はホームタッチアウトでゲームセットが宣告されたが、リクエストで判定を覆らす執念を見せた。
出足で躓いているのが交流戦最強を誇ってきたホークスだ。6年ぶりに交流戦初戦で敗れ、2勝4敗2分けといつもの圧倒的な強さが感じられない。これから後半戦に向けて逆襲がなるかどうか。延長戦の無い異例のシーズン、勝手の違う交流戦でどの球団が抜け出すのか見ものだ。
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