更新を終了しています
東京五輪、分科会から無観客開催への提言提出(6月20日)
東京オリンピック開幕まで1か月あまり。しかし、観客の扱いに関しては未だに確定していない状態だ。政府分科会・尾身茂会長は会見でオリンピックの開催によって人出や接触の機会が増え「医療体制を圧迫するリスクがある」と指摘。「もし観客を入れるのなら厳しい基準で行うべきだ」と発言。政府と大会組織委員会に対して「無観客開催が最も感染拡大リスクが少なく望ましい」とする提言書を提出した。
これを受けて大会組織委員会・橋本会長は観客の扱いについて「尾身会長から無観客が望ましいが観客を入れた場合の提案も示された」としたうえで、観客上限について「厳しい条件を求められていることを踏まえ、よく協議して決めたい」と述べた。...
全部読む
東京オリンピック開幕まで1か月あまり。しかし、観客の扱いに関しては未だに確定していない状態だ。政府分科会・尾身茂会長は会見でオリンピックの開催によって人出や接触の機会が増え「医療体制を圧迫するリスクがある」と指摘。「もし観客を入れるのなら厳しい基準で行うべきだ」と発言。政府と大会組織委員会に対して「無観客開催が最も感染拡大リスクが少なく望ましい」とする提言書を提出した。
これを受けて大会組織委員会・橋本会長は観客の扱いについて「尾身会長から無観客が望ましいが観客を入れた場合の提案も示された」としたうえで、観客上限について「厳しい条件を求められていることを踏まえ、よく協議して決めたい」と述べた。さらに、「状況が刻々と変わっていくときには、無観客も覚悟しておかなければいけない」と、無観客開催の可能性についても言及した。
無観客にした場合、会場で観戦するのがIOC関係者のみとなる点を問題視する意見もあるがこの辺りの扱いもどうなるのだろうか。観客数の上限については21日に政府・IOC・組織委員会など5者会談を行い決定することになっている。
また、政府分科会ではパブリックビューイングなど、人が集まるイベントの中止の必要性についても強調している。19日、菅総理大臣との会談を終えた小池東京都知事は記者団の取材に応じ、東京五輪期間中に設置予定だったライブサイトについて、代々木公園に続き井の頭公園も中止。更に都内全てのパブリックビューイングについても中止すると明らかにした。小池知事は「大会成功のため、様々な観点から必要な対策と考えている」と述べた。インターネットを活用した大会の盛り上げや文化や国際交流の発信は行うとしている。五輪の観戦ルールについての議論はいよいよ大詰めを迎えようとしている。
閉じる
大谷翔平、打撃・走塁・投球で縦横無尽の活躍(6月18日)
「彼は“宇宙人”だ!」地元の実況アナウンサーが絶叫する。大谷にまた新たな称号が生まれたようだ。16日(日本時間17日)のアスレチックス戦に2番DHで出場した大谷翔平は2打席目に2試合連続となる特大の19号ソロホームラン。ホームランランキング単独2位浮上となった。この日のSHO TIMEはここから開演となった。
続く第3打席では今シーズン時折見せている意表を突くセーフティーバント。快足を飛ばし悠々内野安打を決め、この日もマルチヒットをマーク。...
全部読む
「彼は“宇宙人”だ!」地元の実況アナウンサーが絶叫する。大谷にまた新たな称号が生まれたようだ。16日(日本時間17日)のアスレチックス戦に2番DHで出場した大谷翔平は2打席目に2試合連続となる特大の19号ソロホームラン。ホームランランキング単独2位浮上となった。この日のSHO TIMEはここから開演となった。
続く第3打席では今シーズン時折見せている意表を突くセーフティーバント。快足を飛ばし悠々内野安打を決め、この日もマルチヒットをマーク。すると、今度は鮮やかに二塁への盗塁を成功させた(今シーズン10個目)。打っても、走っても超一級品の活躍。前述の実況で「彼はスペース・エイリアン。日本から来たんじゃない」と舌を巻く正に異次元のプレーでファンを魅了してくれている。試合後のインタビューではバントヒットについて、「HRの1点より確率が高いかなと。確実に出られるところですし、先頭で出たほうが有効かなと思った」と振り返った。これには指揮官のマドン監督も「私としては特大ホームランよりもバントの方が感動的でしたね」とご満悦だ。
翌17日にはホーム・エンゼルスタジアムで2番・ピッチャーで今季10度目の先発マウンドに。打席にも入るリアル二刀流は7回目の挑戦となる。この日から入場制限も解除され、詰めかけた観衆が大声援を送っていた。
現在大谷はオールスターのファン投票中間発表で、指名打者部門トップに立っている。野手としての出場は確実視されるが、球宴の舞台で投手としての出場は実現するのだろうか?夢は膨らむばかりだ。
閉じる
東京五輪・野球日本代表、24人の侍が選出(6月17日)
「延期という不測の事態が起きましたが、この目標は少しも変わることはない。改めて申し上げます。目標は金メダルです(稲葉篤紀監督)」16日、都内のホテルで東京オリンピック野球代表“侍ジャパン”の内定選手24人が発表された。投手陣を中心に確認してみよう。
投手陣は各チームのエース級が並ぶ豪華な布陣で実績は申し分ない。ただし先発陣を見ると、菅野智之、大野雄大、森下暢仁ら今シーズンは黒星が先行しており、コンディションがやや気がかりではある。...
全部読む
「延期という不測の事態が起きましたが、この目標は少しも変わることはない。改めて申し上げます。目標は金メダルです(稲葉篤紀監督)」16日、都内のホテルで東京オリンピック野球代表“侍ジャパン”の内定選手24人が発表された。投手陣を中心に確認してみよう。
投手陣は各チームのエース級が並ぶ豪華な布陣で実績は申し分ない。ただし先発陣を見ると、菅野智之、大野雄大、森下暢仁ら今シーズンは黒星が先行しており、コンディションがやや気がかりではある。それでも指揮官は「いま正直状態がそんなに良くない選手の中でも、この一カ月で必ず状態は上げてくれると信じている」と期待を寄せる。一方でリリーフ陣は初選出が4人というフレッシュな顔ぶれ。ただ一人ルーキーでの選出となった栗林良吏や、開幕からの連続無失点記録を更新中の平良海馬など若手に期待かかる。ちなみに平良は沖縄出身者としては初めての五輪代表入りとなった。
「選ばれたいと思っていたので、きょう発表があって名前を呼ばれて嬉しかったです」と語るのは今シーズンからイーグルスに復帰した田中将大。MLB所属では五輪への選手派遣が難しかったであろうと思われるが、唯一の五輪経験者(北京大会)のメンバー入りは他の選手たちにとっても心強いはずだ。
3大会ぶりにオリンピックで復活する日本のお家芸・野球。2019年のプレミア12では優勝を果たしたが、五輪ではメダルからはアテネ大会の銅以来遠ざかっている。公開競技だった1984年のロサンゼルス大会以来の金メダルを目指してサムライたちの熱き戦いが始まる。
閉じる
12年ぶり交流戦セ勝ち越し・優勝はオリックス(6月16日)
プロ野球の交流戦が終了し、18日からリーグ戦が再開する。交流戦は未消化だったマツダスタジアムの3試合のうち西武ライオンズ戦でカープが5―3で勝利したことで、セ・パの対戦成績は49勝47敗11分けとなり、セ・リーグが09年以来の勝ち越しを決めている。
試合前の時点で交流戦最下位が確定していたカープは5回にタイムリーで1点を勝ち越すが、先発の大瀬良が7回、山川にソロアーチを浴びて再び同点に追いつかれてしまう。...
全部読む
プロ野球の交流戦が終了し、18日からリーグ戦が再開する。交流戦は未消化だったマツダスタジアムの3試合のうち西武ライオンズ戦でカープが5―3で勝利したことで、セ・パの対戦成績は49勝47敗11分けとなり、セ・リーグが09年以来の勝ち越しを決めている。
試合前の時点で交流戦最下位が確定していたカープは5回にタイムリーで1点を勝ち越すが、先発の大瀬良が7回、山川にソロアーチを浴びて再び同点に追いつかれてしまう。しかし、8回に2死1塁から宇草が三塁側ポール際に勝ち越しの2点本塁打を放り込みこれが決勝点。引き分けをはさんでの連敗を8で止めた。
セ・リーグの勝ち越しはこれで2度目のことだが、交流戦開始当初は2年目までわずか1勝差と勝負は拮抗していた。ここ数年パ・リーグが大幅に勝ち越す状況が続いていたが、今年は首位阪神タイガースや横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズといったチームが好調だったこともあり、久々の好勝負になった。一方のパ側は交流戦最高勝率を誇るソフトバンクホークスが5勝9敗と負け越したことが影響したといえる。
一方、交流戦優勝を果たしたのはオリックスバファローズ(11年ぶり2度目)。セ6球団相手に12勝5敗1分けとし、実に1056日ぶりの貯金を達戦。リーグ順位も交流戦前の5位から3位に急上昇している。好調の要因は投手陣だ。エース山本由伸は交流戦最多の3勝をマークし、2年目の宮城大弥はジャイアンツ戦で自己最多の13奪三振でハーラートップの6勝目となった。ちなみに前回優勝時も交流戦を経てAクラスに浮上したが最終的には5位に終わっている。今季は勢いを持続することが出来るか。
閉じる
五郎丸歩引退会見・新たなフィールドへの挑戦(6月15日)
ラグビー元日本代表で2015年のラグビーワールドカップでの活躍で国民的な人気を集めた五郎丸歩が14日引退会見を行った。かねてより2021年シーズン終了をもって、現役引退する事を表明していたが、会見の席では「本当にすっきりとした気持ちです。後悔も一つもないですし」と語るその表情にはやり切ったという清々しい思いがにじみ出ていた。
初めてラグビーに触れたのは3歳の時。その競技人生について「32年間という長い日々をラグビーという競技を通じて多くの方々と出会い、多くの仲間と共にプレーしてこられたことを、幸せに思っております」と感謝の思いを表した。...
全部読む
ラグビー元日本代表で2015年のラグビーワールドカップでの活躍で国民的な人気を集めた五郎丸歩が14日引退会見を行った。かねてより2021年シーズン終了をもって、現役引退する事を表明していたが、会見の席では「本当にすっきりとした気持ちです。後悔も一つもないですし」と語るその表情にはやり切ったという清々しい思いがにじみ出ていた。
初めてラグビーに触れたのは3歳の時。その競技人生について「32年間という長い日々をラグビーという競技を通じて多くの方々と出会い、多くの仲間と共にプレーしてこられたことを、幸せに思っております」と感謝の思いを表した。五郎丸と言えば何と言っても、南アフリカから歴史的勝利をおさめたW杯イングランド大会での印象が強いだろう。プレースキックの際に両手で印を結ぶ“五郎丸ポーズ”が社会現象を巻き起こすなど、日本国内でのラグビー熱の高まりに大きな貢献を果たした立役者であった。
会見の中で挙げた人生のベストプレーは、W杯スコットランド戦のコーナー際で見せた気迫溢れるタックル。「自分の中でも責任を一番果たせたプレーなのかなと思っています」と振り返る。また、印象に残っている試合については「静岡の方と共に日本一を勝ち取った2015年の日本選手権」とした。
今後については2022年開幕予定の新リーグに向けてヤマハ発動機が新たに設立するプロクラブでマネジメント業務に携わる予定だという。「次のステージに向けてまた力を溜めようという感じ(五郎丸)」スーツ姿で挑む新たなフィールドでのトライに期待したい。
閉じる
「スポーツの神様」内の検索