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MLBで粘着物質を使った投球へのチェック強化(6月25日)
メジャーリーグでは今月21日の試合からすべての試合で投手への粘着物質の検査が行われるようになった。これは一部投手に異常にボールが曲がりやすくする物質の塗布が疑われていることへの対処で、試合中に複数回審判が抜き打ちでボールを確認するというもの。シーズン途中から急きょ導入となった措置だ。違反が判明した選手は10試合の出場停止処分が科される。
23日の試合でお馴染みのリアル二刀流で先発したエンゼルス・大谷翔平も今回初めてこの措置を受けた。...
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メジャーリーグでは今月21日の試合からすべての試合で投手への粘着物質の検査が行われるようになった。これは一部投手に異常にボールが曲がりやすくする物質の塗布が疑われていることへの対処で、試合中に複数回審判が抜き打ちでボールを確認するというもの。シーズン途中から急きょ導入となった措置だ。違反が判明した選手は10試合の出場停止処分が科される。
23日の試合でお馴染みのリアル二刀流で先発したエンゼルス・大谷翔平も今回初めてこの措置を受けた。2回を終えベンチに戻ろうとする大谷に審判団が詰め寄り、抜き打ち検査を実施。問題はなく、大谷はこの日6回1失点の好投を見せた(勝敗つかず)。
初めて適用となった21日の試合ではパドレスのダルビッシュ有がドジャース戦に先発。初回を無失点に抑えてマウンドを降りる際、審判団に対して両手を広げて見せたほか、グラブや帽子を脱いで手渡すなど入念にチェックを受けた。この日7勝目を挙げたダルビッシュは今回の決定に対して当初より懐疑的で、「ボールを変えることの方が先」という持論を述べている。大リーグ公式球は日本と同じ牛皮性だが、大きさが約23.5cm、重さ約148.8gとNPBの規定よりわずかに大きく重い。以前よりNPBに比べて滑りやすいという指摘がなされてきた。MLBの投手たちは長年滑り止めに苦労してきた経緯もあり、このルール変更に不満を持つ投手も多い。大谷への初チェックの際には本拠地アナハイムのファンからは審判団に対するブーイングも沸き起こった。だが、笑顔で検査に応じた大谷に対して、現地メディアは称賛の声を送っている。規格外の活躍を見せる大谷には今回の措置も何ら影響を与えなかったようだ。
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首位に立つ阪神とオリックス・好調関西2球団(6月24日)
プロ野球で関西の2球団が各リーグの首位を走っている。セントラルリーグは阪神タイガースが一時最多7ゲーム差を付けて首位を独走。ルーキーの二人、佐藤輝明と中野拓夢はチーム快進撃の原動力になっている。佐藤は23日のドラゴンズ戦で高橋由伸に並ぶ新人左打者最多本塁打となる19号ホームランを放つなど、まだまだ記録を伸ばしていきそうだ。
パシフィックリーグでは交流戦優勝を果たしたオリックス・バファローズが21日に楽天イーグルスとの首位攻防戦を制して、7年ぶりの単独首位に浮上した。...
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プロ野球で関西の2球団が各リーグの首位を走っている。セントラルリーグは阪神タイガースが一時最多7ゲーム差を付けて首位を独走。ルーキーの二人、佐藤輝明と中野拓夢はチーム快進撃の原動力になっている。佐藤は23日のドラゴンズ戦で高橋由伸に並ぶ新人左打者最多本塁打となる19号ホームランを放つなど、まだまだ記録を伸ばしていきそうだ。
パシフィックリーグでは交流戦優勝を果たしたオリックス・バファローズが21日に楽天イーグルスとの首位攻防戦を制して、7年ぶりの単独首位に浮上した。バファローズの勢いは交流戦後も止まらない。23日のファイターズ戦にも連勝し、これで引き分けを挟んで11連勝を達成。前身の阪急ブレーブスで最後に優勝した1984年以来の連勝記録となっている。
この37年前のチームは三冠王ブーマーが打線の核となり、投手陣も今井雄太郎、佐藤義則、山田久志の豪華三本柱がそろう豪華な布陣だった。翻って現在のチームを見ても決して見劣りはしない。打率部門の1位2位を占める吉田正尚、杉本裕太郎の3・4番コンビは12球団随一の破壊力。加えて投手部門でもエース山本由伸と今季ブレイクを果たした2年目の宮城大弥は、これまた防御率の1位と2位。勝ち星も最多の7勝でハーラーダービートップを走っている。抑えの平野佳寿までの中継ぎは完全には固定されていないが、イーグルスとの首位攻防戦でも7人の投手を繰り出して勝利をもぎ取るなどチーム一丸で勝利をもぎ取っている。
気の早い話だが仮に関西のチーム同士の日本シリーズとなれば南海vs阪神以来57年ぶりのこと。大いに盛り上がることだろう。
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東京五輪代表発表・男子サッカー&男子バレー(6月23日)
開幕まであと1か月と迫った東京オリンピック。球技などの団体種目では連日代表メンバーの発表が続いている。
「選手たちが持っているものを全て出し切れるように最善の準備をしながら目標である金メダルを獲得できるように全力を尽くしたい」(森保一監督)サッカーの東京オリンピック日本代表メンバー18人が発表された。
原則24歳以下で構成されるサッカーの五輪代表。オーバーエイジ枠は吉田麻也と酒井宏樹、遠藤航の3名が選出された。...
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開幕まであと1か月と迫った東京オリンピック。球技などの団体種目では連日代表メンバーの発表が続いている。
「選手たちが持っているものを全て出し切れるように最善の準備をしながら目標である金メダルを獲得できるように全力を尽くしたい」(森保一監督)サッカーの東京オリンピック日本代表メンバー18人が発表された。
原則24歳以下で構成されるサッカーの五輪代表。オーバーエイジ枠は吉田麻也と酒井宏樹、遠藤航の3名が選出された。吉田は3度目のオリンピック代表となる。また海外組が過去最多の9名となったのも大きな特色だ。A代表でも活躍する堂安律がエース№「10」を背負う。今回選ばれた18人はA代表での経験者も多く、先月のワールドカップアジア2次予選ミャンマー戦に招集されたメンバーは10名を数える。
一方で国内組も期待の選手が顔をそろえる。昨シーズンJリーグ新人最多に並ぶ13ゴールをあげた川崎の三笘薫も代表入り。俊足のFW・前田大然も代表に名を連ねた。歴代最強とも称される今回のチーム。1968年のメキシコ大会以来となるメダル獲得への期待が高まる。
また、バレーボールの日本代表・龍神NIPPONも男子バレーボール12名も決定。キャプテンを務めるのは不動のエース・石川祐希。W杯で大ブレイクした21歳の西田有志も初の五輪に挑む。そして注目は急成長中の最年少メンバー・高橋藍(19)。イタリアで行われていたネーションズリーグでも連日存在感を放っていた。石川は「メダルを目指して戦っていきたい」と誓う。二大会ぶりの五輪で龍神が世界に挑む。
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二年ぶりの大相撲名古屋場所・新番付が発表(6月22日)
「千秋楽で力を絞り出す思いで、最後笑っていたい(照ノ富士)」二年ぶりに名古屋での開催となる大相撲七月場所(4日初日)の番付が発表。東大関に座り、初の綱獲りを目指す照ノ富士は大きな目標に向かって強い決意を示した。
両ひざのけがや内臓疾患の影響で序二段まで陥落してから二年余り。先場所大関に返り咲き、2場所連続4回目となる優勝を果たした。横綱昇進には優勝またはそれに準ずる成績が必要。優勝争いでは紛れもなく最有力の候補だが、「精いっぱい準備してチャンスをつかみたいなと思っています」と抱負を語った。...
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「千秋楽で力を絞り出す思いで、最後笑っていたい(照ノ富士)」二年ぶりに名古屋での開催となる大相撲七月場所(4日初日)の番付が発表。東大関に座り、初の綱獲りを目指す照ノ富士は大きな目標に向かって強い決意を示した。
両ひざのけがや内臓疾患の影響で序二段まで陥落してから二年余り。先場所大関に返り咲き、2場所連続4回目となる優勝を果たした。横綱昇進には優勝またはそれに準ずる成績が必要。優勝争いでは紛れもなく最有力の候補だが、「精いっぱい準備してチャンスをつかみたいなと思っています」と抱負を語った。その四股名に師匠の旭富士と同部屋の照国の二人の横綱の名前を冠している照ノ富士。場所後には綱を張る姿を見ることが出来るだろうか。
一方で途中休場も含めて6場所連続休場中だった横綱・白鵬は復活をかける正念場の場所となる。絶好調の照ノ富士に待ったをかけるか。
新三役は若隆景と明生の2人。先場所は2大関を破り9勝、2度目の技能賞を獲得した東小結の若隆景は「嬉しい気持ちも大きいですけど、気が引き締まる思いです」と昇進の感想を述べた。127kgの軽量ながら強烈なおっつけを武器に幕内ですでに3度の二桁勝利。着実に力をつけてきた。もう一人の新小結・明生は初土俵から10年かけての三役。「自分の相撲にも自信を持って土俵に上がれるようになってきた」と手応えを語る。ちなみに若隆景は自分の祖父・若葉山、明生は師匠の旭豊の番付にそれぞれ並んだことになる。目標としてきた地位で思い切り自分の相撲を取り切れば、おのずと結果もついてくるだろう。二人の土俵に注目したい。
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“モンスター“井上尚弥、鎧袖一触のKO勝利(6月21日)
WBA・IBF世界バンダム級2団体統一チャンピオン・井上尚弥が8か月ぶりの防衛戦に臨んだ。前回の防衛戦はコロナの影響で無観客だったが、2度目の聖地・ラスベガスで初めての観客の前での試合。ファイトマネーは軽量級では破格の1億円を超えた。
挑戦者のマイケル・ダスマリナスは左フックが武器の長身サウスポー。第1ラウンドは静かな立ち上がり。しかし終了間際に井上が強烈な右のアッパーをダスマリナスのボディにお見舞いする。...
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WBA・IBF世界バンダム級2団体統一チャンピオン・井上尚弥が8か月ぶりの防衛戦に臨んだ。前回の防衛戦はコロナの影響で無観客だったが、2度目の聖地・ラスベガスで初めての観客の前での試合。ファイトマネーは軽量級では破格の1億円を超えた。
挑戦者のマイケル・ダスマリナスは左フックが武器の長身サウスポー。第1ラウンドは静かな立ち上がり。しかし終了間際に井上が強烈な右のアッパーをダスマリナスのボディにお見舞いする。これが布石だった。第2ラウンドも井上は落ち着いた試合運び。1分50秒に右のストレートでロープに追い詰めると、コンビネーションからの連打。再び右ボディを責めたてこの試合初めてのダウンを奪う。するとダスマリナスは足が止まり始め、さらに井上が容赦なくパンチを重ねていく。何とか2ラウンド終了のゴングまで耐えた挑戦者だが、ダメージの蓄積ぶりは明らかだった。そして迎えた第3ラウンド。井上はゴングと同時に攻めかかり、残り40秒で再びダウンを奪う。9カウントで何とか立ち上がったものの、直後の左ボディでマットに沈めだ。圧巻の3RTKO勝利だ。これで井上はプロデビューから無傷の21連勝。世界戦の連勝も16に延ばし自身の持つ日本人歴代1位の記録を更新した。
ランキング1位の指名挑戦者を全く寄せ付けない貫録のKO劇。次なるターゲットは残り2人のチャンピオンだ。この日会場にはWBO世界王者ジョンリール・カシメロとWBC世界王者ノニト・ドネアが来場。この2人のベルトを奪って主要4団体統一となるのか。「どっちともやりたい」とモンスターは不敵な笑顔を見せた。
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