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2024年10月07日(月)
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【Globali】
 

米FRB、政策金利を据え置き(2016/09/23)

米連邦準備理事会(FRB)は9月20、21日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くことを決定した。7~8月に掛けてFRBのイエレン議長を始め多くの高官が9月利上げを示唆する発言を繰り返していたが、今回のFOMCでは、最近発表された経済指標が示すところは景気が過熱し始めているとまでは言えないとして9月は引き上げず、12月引き上げに含みを持たせた形となった。最近は市場関係者も金利据え置きの見方が大勢を占めていたので、株式市場もこの決定に安心し、ニューヨーク株式市場のダウ平均は前日比0.9%高で引けた。FOMCは大統領選直前の11月1、2日にも開催されるが、選挙への影響を考慮して政策金利の変更は行われないと見られており、今後はその次の12月13日、14日に開催予定のFOMCまでに良好な経済指標が発表されてFRBの思惑通り引き上げが出来るかどうかが焦点となって来た。

9月21日付『ニューヨークタイムズ』は、「FRB、賛否割れる中金利据え置く 景況感改善は指摘」という見出しで、FRBは水曜日賛否が割れる中政策金利を据え置いたが、金利引き上げの圧力が増す中更に数週間景気刺激策を継続することになると報じた。イエレン議長はFOMC後の記者会見で、(FOMC委員のうち3名は金利引き上げを主張したが)多数のFRB高官は政策を変更する理由がないとみている。低金利は景気回復を刺激しているが過熱感はない。...
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トランプ候補、移民政策を発表(2016/09/02)

米共和党トランプ大統領候補は、8月31日メキシコ大統領との会談後アリゾナ州フェニックスで移民政策について演説した。トランプ候補の移民政策については、共和党主流派やヒスパニックへも支持基盤を広げるため、またメキシコ大統領との会談も融和的に終わったことも手伝って、演説前には従来の強硬路線を軟化させるのではとの観測もあったが、結果的には従来の強硬路線を堅持し、不法入国者に対する強制送還措置を厳格にすると主張した。厳格な移民政策は同候補が支持を広げた原点であり、ここで軟化すればこれまで同候補を支持して来た本来の支持層からの支持を失うリスクがあり、原点回帰を優先したものとみられる。この決定が今後の選挙戦にどう影響するかが注目される。

9月1日付『ニューヨークタイムズ』は、「今ドナルド・トランプは移民政策で何を望むか」という見出しで、ドナルド・トランプは水曜日フェニックスで、所謂聖域都市の廃止、強制送還のための機動部隊創設、不法移民犯罪者の徹底取り締まりを含む10項目の移民政策を発表したが、本来の支持層へ強く訴える強硬且つ非妥協的路線へ回帰するものであったと報じた。同候補は、推定で1,100万人居ると言われる不法入国者の即時強制送還までは語らなかったが、近い将来これらの人々に合法的地位を与えることには反対の態度を示した。...
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