ホオジロザメ、ロングアイランドで初めて目撃される(2019/05/22)
海洋研究者によると、コネチカット沖のロングアイランド海峡で、成長期をほぼ終了した、体長3m近いホオジロザメが初めて目撃された。
『NBC』、
『ニューヨーク・ポスト』(ともに米国)などが報じた。
このホオジロザメは、月曜日に海洋研究グループ「Ocearch」により目撃された。Ocearchは昨年来このサメを追跡していると同グループの創設者クリス・フィッシャー氏はABCニュースに語った。
「知ってるかい!まったく初めて、ロングアイランド海峡でホオジロザメを目撃したんだ」とOcearchの研究者は月曜日ツイートした。
フィッシャー氏によると、このサメは体長9フィート8インチ(約2m95㎝)で、コネチカット州グリニッジ沖で目撃された。...
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このホオジロザメは、月曜日に海洋研究グループ「Ocearch」により目撃された。Ocearchは昨年来このサメを追跡していると同グループの創設者クリス・フィッシャー氏はABCニュースに語った。
「知ってるかい!まったく初めて、ロングアイランド海峡でホオジロザメを目撃したんだ」とOcearchの研究者は月曜日ツイートした。
フィッシャー氏によると、このサメは体長9フィート8インチ(約2m95㎝)で、コネチカット州グリニッジ沖で目撃された。
「そのサメは海岸のすぐそばにいた。本当に近くだ」とフィッシャー氏はABCニュースに語った。
フィッシャー氏によると、このサメは昨年の秋、カナダ、ノバスコシアで発見し、海から引き上げ、追跡装置を付けて海に戻したという。彼の研究チームはこのサメをイタリア人航海士ジョン・カボットにちなんでカボットと名付けたという。カボットは英国王ヘンリー7世の委託を受け、北アメリカを探検した。
「ロングアイランド海峡の深くにこのサメがいるということはこの領域の素晴らしさのしるしだと思う。海峡深くにサメを見つけることはいままでなかったので、大変興味深いことだ」とフィッシャー氏はいう。
ロングアイランド海峡にサメがいるということは、そこに捕食者が食べる海洋生物が豊富にいるということを示唆しているという。
「これはロングアイランド海峡にとっていい兆候を示していると思う。ホオジロザメは海洋生物が豊富にいるところにしかいかない。そういう場所は海水の状態が非常にいい」とフィッシャー氏はいう。「これは本当に海峡にとっていい兆候だ」
フィッシャー氏によると、以前は生まれて間もないホオジロザメを一匹だけ、ロングアイランド海峡の入り口のモントーク沖で見つけただけだという。
Ocearchがカボットを追跡して以来、このホオジロザメははるばるフロリダまで旅している。
「いまこのサメは北へ戻ろうとしている。多分ノバスコシアへ戻ろうとしているのだろう」とフィッシャー氏はいう。「なにか興味を引かれるものがあって、海峡にはいっていったのだろう」
フィッシャー氏はこの地域で泳ぐ人に差し迫った危険はないと思うという。しかし水の入る前に「常識を示す」ように注意を促した。
フィッシャー氏は、カボットは深い海に潜り北を目指す前に、この地域にいるエサを食べるための休憩をとったのではないかと推測しているという。
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米民主党、トランプ弾劾の可能性排除せず(2019/04/22)
米大統領選のロシア介入疑惑を調査したモラー特別検察官の報告書公開を受け、民主党は、大統領による司法妨害が無かったか独自の調査を行うことで、トランプ大統領弾劾の可能性を残しているが、民主党の中でも弾劾を巡って意見が分かれているという。
4月22日付米国
『NBC』は「民主党、モラー報告書後のトランプ弾劾手続きの可能性示唆」との見出しで以下のように報道している。
民主党はモラー特別検察官の報告書公開を受け、トランプ弾劾に入る可能性に向け調査する意向を示している。下院調査委員長らは、CBSの政治番組で、多くの米国人は、この問題を直視しようとしないため、弾劾には非常に慎重になるべきだと述べた。だが、下院が弾劾に賛成すれば、憲法のために立ち上がる我々に歴史が味方するだろうとした。...
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4月22日付米国
『NBC』は「民主党、モラー報告書後のトランプ弾劾手続きの可能性示唆」との見出しで以下のように報道している。
民主党はモラー特別検察官の報告書公開を受け、トランプ弾劾に入る可能性に向け調査する意向を示している。下院調査委員長らは、CBSの政治番組で、多くの米国人は、この問題を直視しようとしないため、弾劾には非常に慎重になるべきだと述べた。だが、下院が弾劾に賛成すれば、憲法のために立ち上がる我々に歴史が味方するだろうとした。
400枚以上におよぶ報告書では、ロシアとの共謀や司法妨害の証拠はないと結論付けられた。モラー氏は報告書で、大統領による司法妨害を示す事例を複数挙げたが、罪を犯したとは結論付けなかった一方、潔白も証明していない。モラー氏は、大統領が法律に違反したどうかについては、議会に判断の権限があるとも指摘した。陣営がロシア政府につながりのある人物からの支援申し出を受けた場合もあるが、辞退した形跡があったりで、陣営が選挙介入でロシア側と結託したという結論には至らなかったのだという。司法妨害に関しては、大統領が完全に白だと確信があれば、そのように記載しただろう、としている。大統領の妨害行動は、大統領の側近たちが指示要求に従わなかったために、大抵上手くいかなかったのである。
報告書公表時から、大統領選出馬予定のウォーレン議員は、下院に弾劾を要求。民主党は弾劾で意見が割れている。下院多数派総務Steny Hoyerは、弾劾はやる意味がないと発言。NBCの番組で、弾劾手続き管轄下にあるナドラー下院司法委員長は、モラー報告書で示されたいくつかの事項で司法妨害が証明されれば、弾劾可能だと発言している。下院情報委員会のシフ委員長は、ABCの番組で、報告書には弾劾が可能なほどの証拠があるとしながらも、共和党幹部が大統領の肩を持つ限り、残念ながら弾劾は成功しそうにない、と述べている。
4月21日付『ロイター通信』は「モラー報告書を受け、民主党幹部はトランプ弾劾の可能性排除せず」との見出しで以下のように報道している。
民主党幹部が来年の選挙の1年半前となる中、大統領弾劾の可能性を示唆。しかし、大統領がモラー特別検察官によるロシア疑惑調査に対して司法妨害を行ったのか、独自の調査を行ってからとなるという。
リベラル派はモラー報告書公開時より、弾劾開始を要求。民主党のJulian Castro候補(オバマ元政権、元住宅都市開発長官)は、弾劾手続きに賛成の立場を示し、Tim Ryan候補は、民主党は更なる複数の調査で証拠が見つかるまで待つべきだとしている。一方トランプ陣営は、今後必要となれば、報告書への批判を発表するとも示唆している。
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