LA、新型コロナ感染者増加で再びステイホームの可能性(2020/07/20)
カリフォルニア州で新型コロナウィルスの感染者が増加傾向にあることから、市長は米国の経済活動の再開が早すぎたと指摘し、ロサンゼルスで再度自宅待機指示が出される可能性があると警告している。病床は十分だが、人々が保健当局のガイドラインを守らず、外で人と接触するなど、感染防止への意識が低下している点に警戒感を募らせている。
7月19日付米国
『ABC7ニュース』 は「LAガルセッティ市長:LAは経済活動再開が早すぎ、再びステイホーム要請の可能性あり」との見出しで以下のように報道している。
米ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は、同市の経済活動再開が早すぎたため、現在コロナ感染者が拡大していることにより、再び経済活動閉鎖要請をするかの瀬戸際であることを明かした。CNNの番組に出演した市長は、カリフォルニアの早期経済活動再開を批判した「Los Angeles Times」の論説について聞かれ、市当局でなく、州、国レベルでの決定について、「早すぎたと私も思う。...
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7月19日付米国
『ABC7ニュース』 は「LAガルセッティ市長:LAは経済活動再開が早すぎ、再びステイホーム要請の可能性あり」との見出しで以下のように報道している。
米ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は、同市の経済活動再開が早すぎたため、現在コロナ感染者が拡大していることにより、再び経済活動閉鎖要請をするかの瀬戸際であることを明かした。CNNの番組に出演した市長は、カリフォルニアの早期経済活動再開を批判した「Los Angeles Times」の論説について聞かれ、市当局でなく、州、国レベルでの決定について、「早すぎたと私も思う。」とした。
カリフォルニアの人口の4分の1を占めるロサンゼルス郡は、州で最も感染者が増加している。カリフォルニアは、土曜新規感染者が9千人(死者数120人)で全米で4番目にが多い州となった。
先週市長は、エッセンシャル・ビジネス以外の経済閉鎖を避けるつもりはないとしていた。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が、感染者増加への対応として、州レベルでのバーや室内飲食店の閉鎖、ロサンゼルス等の郡におけるヘアサロン、ジム、ショッピングモール、屋内店舗の閉鎖を指示している。
市長は、LAの病床数は足りており、人工呼吸器も十分な備えがあるとしている。先週LA郡は、記録的な感染者数を出しており、検査の陽性率は8%から10%に急増。市長は、感染増加の原因について、経済活動再開だけでなく、保健当局のガイドラインを守らず、外で人と接触するなど、人々の感染防止への意識が低下している点を挙げている。当局は、感染拡大を抑えるため、マスク着用とソーシャルディスタンスを保つよう再度呼びかけている。
同日付米国『ロサンゼルス・タイムズ』 は「ガルセッティ市長:経済活動再開が早すぎ、再度の外出自粛要請を示唆」との見出しで以下のように報道している。
日曜ロサンゼルスのガルセッティ市長が、コロナ感染者の増加が続いていることを受け、市の経済活動を再開させるのが時期尚早だったため、新たな外出自粛要請を課す可能性があると発言した。「何処を緩和し、何処を閉鎖するのかは、州または国レベルであり、市が管理する立場にないことを人々は分かっていない。」とも発言している。以前には、市長自らが市の経済活動再開の是非について管理しているのだとの見解を示しており、5月初旬、「我々の経済活動再開のタイミングは、カリフォルニア州の別の地域とは違うものとなる可能性もある。私は、公衆衛生の専門家の意見を基に、良く考慮した上で注意深く経済活動を再開させるだろう。」としていた。
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イラン、CIAスパイを逮捕と発表(2019/07/23)
イランの情報当局の発表によると、イラン国籍の米中央情報局(CIA)スパイ17人を拘束し、何人かは死刑判決を受けたという。米政府は偽報道だと否定している。
7月22日付米国
『CBS』 は「イランがCIAスパイ17人を拘束または死刑判決と発表、一方でトランプはこれを否定」との見出しで以下のように報道している。
イラン情報当局が記者会見で伝えたところによると、米中央情報局(CIA)に雇われイランの核や軍事施設の偵察活動をしていたイラン国籍の17人が逮捕され、そのうち既に死刑判決が出た者もいるという。月曜朝トランプ大統領はこの拘束を完全な嘘だとツイートした。...
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7月22日付米国
『CBS』 は「イランがCIAスパイ17人を拘束または死刑判決と発表、一方でトランプはこれを否定」との見出しで以下のように報道している。
イラン情報当局が記者会見で伝えたところによると、米中央情報局(CIA)に雇われイランの核や軍事施設の偵察活動をしていたイラン国籍の17人が逮捕され、そのうち既に死刑判決が出た者もいるという。月曜朝トランプ大統領はこの拘束を完全な嘘だとツイートした。これはイランの年末にあたる3月末だったという。拘束された人々は、イランの軍事、核開発施設の機密機関に関する任務にあたっていた。死刑判決を受けた人数は明らかにしていない。CIAからのコメントはなく、元CIA長官のポンペイオ国務長官は拘束の詳細発言を控え、 「イラン政府は長く嘘をついてきた歴史がある。」と述べるに留まり、アヤトラ(イスラム教シーア派指導者)は世界に噓をつくのが常套手段の一つだ、イランの主張には信憑性がない」とした。
このような発表はイランの常とう手段だが、昨年の核合意破棄や制裁強化での今回のタイミングは、両国の緊張をより一層高めることとなるだろう。
名前は明かしていないがイラン情報省の防諜部門トップによる発表というプロセスも非常に珍しいことで、メディア報道の前に防諜当局が現れるのも稀である。イランは、高度な訓練を受けた17人の誰もが妨害行為に失敗していたとした。スパイ内容は勤務している施設での情報収集や技術的、知的活動、監視装置の設置や移動だという。CIAが彼らに米国ビザや米国内での仕事を保障し、その内何人かは寝返り、今はイランの反米機関で任務に就いている者もいるという。また外国の女性CIAスパイの動画が収められたCDを手渡された、中にはイランがスパイを雇ったと主張するトルコ、インド、ジンバブエ、オーストリアの大使館職員の名前もあったという。
これまでにもしばしばイランは米国やイスラエルなどの外国機関のスパイを拘束したとしてきた。6月にはCIAのスパイだとするイラン国防省元職員に死刑判決としている。4月にイランは過去国内外で290人のCIAスパイを発見したと発表していたが、今回の逮捕発表との関連は不明である。
同日付米国『ABC』 は「イランが、CIAが雇った17人のイラン人スパイを逮捕したと発表」との見出しで以下のように報道している。
「月曜イランは17人のイラン人CIAスパイの拘束を発表、何人かは死刑判決を受けたという。トランプ大統領はこれをまたもやイランの噓だとした。
イラン情報当局の発表では、拘束は過去数カ月の間に行われていたという。諜報対象の施設内の職員や、コンサルタント、請負業者として勤務していたところを拘束したという。
トランプ大統領はホワイトハウスで、「これは完全なる偽報道で全くの噓。イランは米国に対し無礼だ。明らかにイランとの交渉は困難になっている。イランの態度も発言も全く酷い。」としている。
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