フランス人意識調査:オリンピック前に国民の熱狂と冷めた気持ちが2極化(2024/03/27)
『フランス24チャンネル』3月25日付けによると、フランス西部のツール市で3月25日~30日にジャーナリズムに関する国際会議が開催されている。
この会議の期間に合わせて、フランス24チャンネルのジャーナリストもビアボイス研究所と協賛して、1001人の18才以上の各世代から無作為に選んだ人たちを対象とした世論調査を行った。オリンピック年のため、特にスポーツ・ジャーナリストにとって興味ある調査を行っている。
多くのフランス人はジャーナリズムが役に立つと考えているが、3月25日に始まったジャーナリズム会議では、ジャーナリズムの有効性を表わす、フランス人とジャーナリストの関係についての説得力のある調査結果が発表された。...
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この会議の期間に合わせて、フランス24チャンネルのジャーナリストもビアボイス研究所と協賛して、1001人の18才以上の各世代から無作為に選んだ人たちを対象とした世論調査を行った。オリンピック年のため、特にスポーツ・ジャーナリストにとって興味ある調査を行っている。
多くのフランス人はジャーナリズムが役に立つと考えているが、3月25日に始まったジャーナリズム会議では、ジャーナリズムの有効性を表わす、フランス人とジャーナリストの関係についての説得力のある調査結果が発表された。
これによると、10人のうち、8人が常にジャーナリズムが役に立つ仕事だと予測している。(85%) 昨年からスコアが上昇したが、ウクライナへのロシアの侵攻が始まり、フランスの大統領選挙があった2022年に比べると5ポイント下降している。
しかし、今年の2024年は、ジャーナリストのプロの情報活動に対する信頼が再度低下していて、72%のフランス人のみがメデイア情報を辛うじて信用しているという結果になった。去年に比べると、4ポイント下降したが、同時に2年続けての下降となる。72%の値は、コビッド19感染危機の前の時期、2020年2月以来、最も低いスコアとなる。その後、コビッド19感染流行でメデイア情報への信頼は回復した。
世論調査はスポーツ最新情報とフランス人の関係、およびオリンピック、パラリンピックとフランス人の関係について行った。その結果、フランス人の意見が2極化していることが明らかとなった。すなわち、フランス人の半分近くが、スポーツの最新情報を入手している(22%は日常的に、23%は週に1回のペースで情報を入手している。)のに対して、スポーツ情報をたまにしか見ない人は35%におよび、残りの20%の人は、全くスポーツ情報に関心が無いという。
7月と8月にオリンピック大会が1世紀ぶりにパリで開催されるが、フランス人が格別に熱狂的になっているというのは当たっていないようである。ほんの37%がオリンピックを待ち焦がれているに過ぎず、パラリンピックに至っては、30%止まりだという。
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フランス:パリの無料貸出しのキックスケーターは環境にやさしい乗り物か?(2023/04/03)
4月1日付け
『フランス24 TVチャンネル』は、2018年から始まった無料のキックスケーター制度を廃止するかに関するパリ市民の投票を4月2日、日曜日に行うのに際してキックスケーターが環境にやさしい乗り物かについての問いかけを行っている。
パリの無料貸出しのキックスケーターは、無くなってしまうのか?
これまでの5年間、事故のたびに持ち上がる議論の末、パリ市民は4月2日、無料貸出しのキックスケーター制度を廃止するかどうかの投票を行う。2018年にこの制度が導入されてから市民の意見は2つに分断されている。
すなわち、キックスケーターは、新しい移動手段で実用的でエコだと言う肯定的な意見と、エコから逸脱しているという否定的な意見に分かれている。...
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パリの無料貸出しのキックスケーターは、無くなってしまうのか?
これまでの5年間、事故のたびに持ち上がる議論の末、パリ市民は4月2日、無料貸出しのキックスケーター制度を廃止するかどうかの投票を行う。2018年にこの制度が導入されてから市民の意見は2つに分断されている。
すなわち、キックスケーターは、新しい移動手段で実用的でエコだと言う肯定的な意見と、エコから逸脱しているという否定的な意見に分かれている。
パリ市長のアンヌ・イダルゴ氏は1月に『パリジァン紙』の投稿欄にキックスケーターを廃止するのに賛成の意見を寄せている。キックスケーターがエコではないことを理由に挙げている。
この意見は直ぐに、交通担当大臣クレマン・ボーヌ氏により反論された。彼は、キックスケーターこそが最もエコな移動手段と述べている。
パリ市の無料キックスケーターの存続に関する市民投票が行われるのに際し、『フランス24 TVチャンネル』は、キックスケーターの環境への影響を調査した。
専門家によると、キックスケーターの製造工程で大部分、温室効果ガスが発生するという。特に、キックスケーターのモーター電源となるリチウム電池の製造やアルミニウム枠の製造に多くの温室効果ガスが発生する。さらに、初期の頃には、耐久性がなく寿命が短いとの指摘を受けていた。しかし、現在では耐久性も寿命も向上しているという。
一方、2022年、個人用のキックスケーターのフランスでの販売台数は70万台に到達し、3500万人のフランス人が日常的に使用しているという。
専門家の試算によると、個人用のキックスケーターを通勤に使用した場合、車を相乗りした場合の比べ、環境への負荷は1/5になる。
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